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【BLACK COMBAT】死闘、大原樹理がジョンホンに延長判定で勝利、山本聖悟が6秒 跳びヒザから右でTKO勝ち、稲田将、ぽちゃんZが敗れる

2024/04/20 20:04
【BLACK COMBAT】死闘、大原樹理がジョンホンに延長判定で勝利、山本聖悟が6秒 跳びヒザから右でTKO勝ち、稲田将、ぽちゃんZが敗れる

(C)BLACKCOMBAT/DEEP

 2024年4月20日(土)、韓国オサン市のブラック・アゴラにて『Black Combat Rise02』(YouTube配信)が開催され、日本から元DEEPライト級王者の大原樹理(KIBAマーシャルアーツクラブ)、山本聖悟(フリー)、稲田将(ISHITSUNA MMA)、ぽちゃんZ(パラエストラ東京/レグルス池袋)が出場した。

Black Combat Rise 02 速報

▼ライト級 5分3R
〇大原樹理(日本)35勝20敗3分
[延長判定3-0]

×パク・ジョンホン(韓国)7勝4敗

 1R、ともにオーソドックス構え。中央を取る大原。ジャブを見せ、ジョンホンのローがローブローになるもすぐに再開。ジョンホンは右カーフ。大原は右ストレート、左ハイをガード上に当てる。

 ジョンホンの右をかわして長い左ジャブを突く大原。左インローを当てるジョンホン。ワンツーの右は大原。ジョンホンも左右で詰めるが、大原は左ハイ。左右で詰めるジョンホンに回りながら右を返す大原は左ジャブ。

 距離を取ると右の蹴りを上下に突く。さらに前蹴り。ジョンホンも左前蹴りを突くと首相撲ヒザ。それを崩した大原が体を入れ替えるが、ジョンホンのヒザ蹴りがローブローに。中断。

 再開。左ローで前に出るジョンホンに、大原はワンツー。左右ローと左ミドルのジョンホンに右ハイを返す大原もワンツーで前に。ジョンホンが右カーフを返してゴング。

 2R、オーソから左ミドルハイを2度蹴る大原。さらに左ハイをブロックするジョンホンだが、右腕はどうか。さらに大原は左ハイに。シングルレッグに入るジョンホンはバッククリンチ狙いから引き込むが、そこでハーフで上になるのは大原。二重がらみのジョンホン。早めのブレーク。

 左ミドル、右前蹴りの大原に右オーバーハンドを突いて前に出るジョンホン。組むが切った大原が左前蹴りを腹に! さらにワンツーを腹にヒット。インローはローブローとなり、ジョンホンが座り込んで回復させる。腹を効かせていた大原にとっては再開したい時間帯。

 再開。ジョンホンの左前蹴りに、大原は左ハイ、左ジャブで前に出るもそこにジョンホンの左ミドルがローブローに。悶絶する大原。中断。ドクターが黒幕をかぶってチェックするなか、大原は亀になって回復を待つ。立ち上がる大原に拍手。ジョンホンにイエローカードが出される。

 再開。大原は力が入るか。左ハイから入る大原。ジョンホンは左ハイ、ミドルで前に。腹は力が入らないかくの字になる大原。そこにシングルレッグはジョンホン。凌ぐ大原にダブルレッグに切り替えてテイクダウンし、亀から立とうとする大原のバックに。大原は前に落とそうとする。ゴング。

 3R、右カーフのジョンホン。サウスポー構えになると左の蹴り。大原は右ハイ。ガードするジョンホンに左ボディストレートを当てると、右ハイからワンツー。ジョンホンは右カーフを2度。詰める大原は右を当ててボディ打ち!

 さらに右ボディストレート。ジョンホンはダブルレッグからドライブ、小外を合わせてテイクダウン。すぐに立つ大原にバッククリンチも正対する大原が詰めて右ヒジ。

 ブロックするジョンホンに右ヒジを振り下ろす。こつこつと右カーフはジョンホン。さらに左ミドル。大原は右ハイをガード上に当てて、右ボディストレート。ジョンホンの右カーフをチェック。

 ジョンホンが前に。右カーフを返す大原に左ミドルを2度。さらに右ロー! そのまま前に出てシングルレッグ。さらに渾身のボディロックテイクダウンでゴング。大原は下でゴングを聞き、すぐに立ち上がる。

 本戦判定はドロー。延長戦へ。

 ダブルレッグで飛び込むジョンホンを切り、前に出るのは大原! ワンツーの右から右ヒザ。さらに右ハイをガード上に。さらに右ストレートでジョンホンの上体を上げる。しかし、ジョンホンもシングルレッグからテイクダウンで、大原の立ち際にバッククリンチ。

 崩して手を着かせてすぐにバックテイク! 両足をかけて4の字ロック。残り2分20秒。リアネイキドチョークを狙うジョンホンに腰をずらす大原は正対! そこに三角絞めを合わせるジョンホンに、かつぎパスの大原はスタンドで前に! 左右を突き、首相撲ヒザ! 下がるジョンホンだが左インロー。

 大原はワンツーの右、右ヒジ、右ヒザ! 金網に詰まるジョンホンに左右。しかしジョンホンも力を振り絞ってダブルレッグへ。ここで下になりながら三角絞めをヒザ裏で組んだ大原だが、三角の中でジョンホンは左ヒザを顔面に突く。ゴングに起き上がったジョンホンがガッツポーズ。大原はしばらく起き上がれず。判定へ。

 延長判定は3-0で大原が勝利。大原は歓喜のガッツポーズを見せた。

 試合後、大原は「まず素直に嬉しい。頑張ってやってきた甲斐がありました。ハンター選手、普通に強いと思っていました。ハンター選手とだからここまで出来たし、偶発的なローブローでみんなブーイングしていたけど、ローブローはわざとじゃないし、すごい強いし、称えてほしい。ファンのみんな、熱い応援、すごい力になりました。ありがとうございます。まず、もう俺以外、いないでしよ。(ベルトを)取返しに来たので、タイトルマッチ、BLACKさん、お願いします。ファンの皆さん、見たいですよね。俺がBLACK COMBATのチャンピオンになるところ見たいですよね。日本から選手も来て、僕もKOしたかったけど、メインらしくなくて申し訳ないけど楽しめたと思うので、今後ともよろしくお願いします」と語り、最後にジョンホンの手を挙げ、ハグをかわした。

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▼フライ級 5分3R
〇山本聖悟(日本)6勝11敗1分
[1R 0分06秒 TKO
] ※右跳びヒザ→右フック
×イ・ソンチョル(韓国)3勝2敗


(C)BLACKCOMBAT

 1R、ともにオーソドックス構え。グローブタッチとともに右跳びヒザを突いた山本。崩れたソンチョルが立ち上がったところに右のショートをヒットさせて再びダウンを奪うとパウンド連打し、レフェリーが間に入った。


(C)BLACKCOMBAT

 試合後、山本は、「たぶん昨日のリングチェックを見たと思うけど、跳びヒザを練習していたので当たり前です。準備していました。俺のこと弱いと言ったやつ、ざまあみろ! フライングニーが当たらなくても面白い試合になると思っていました。ギャンブラー選手も最短でやられたからみんなも覚えたと思う。あと試合をしてないのにランキングにいるやつらがいる。ほかの団体では1年以上試合をしてなければランキングから除外される。“アンダードッグ”か“キム館長”とやりたいな。プリンス、逃げんなよ! 7月に釜山で大会があると聞いたので、釜山に1年、留学していたので試合をしたいです」と語った。


(C)BLACKCOMBAT

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