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【RIZIN】AKA帰りのベイノア「空手にボケなど無い!」「ハビブからは“ありがとう”と呼ばれていた」×井上雄策「日本で負けないくらいいい環境で練習してきた」

2024/04/16 13:04
【RIZIN】AKA帰りのベイノア「空手にボケなど無い!」「ハビブからは“ありがとう”と呼ばれていた」×井上雄策「日本で負けないくらいいい環境で練習してきた」

(C)ゴング格闘技

 2024年4月29日(月・祝)東京・有明アリーナ『RIZIN.46』のライト級(71.0kg)5分3Rで対戦する“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)と井上雄策(リバーサルジム川口リディプス/MAJESTIC)が15日、都内で公開練習に臨んだ。

 米国サンノゼの名門ジム・アメリカンキックボクシングアカデミー(AKA)で約1年のMMA修行を積んで来たベイノアは空手衣で登場。一方、柔道出身、レスリングで国体3位の実績を持つ井上はシングレットを着込んで登場。


【写真】身長179cm、リーチが189cmと長い井上の体躯が分かるシングレット姿。前戦は渡慶次を跳びヒザで仕留めているが、その直前の左前手のフックが効いていた。

 井上は、腰から下を攻撃と防御に使うことが禁止されているグレコルールのなかでいきなりシングルレッグの足へのタックルを見せて注意を受けると、あとは投げの防御に徹底。最後はバックから後方に回されてのフォール負け。

 一方のベイノアは、米国修行中にワールドマスターで一時合流した相見秀樹氏を相手に空手のミット打ちを披露。大きな動きのなかで、極真空手独特の近い間合いの突き・蹴り・残心を決めた。

 RIZINで武田光司、宇佐美正パトリックに連敗、キックボクシングではRISEで海人に、『THE MATCH 2022』で和島大海に連敗し、現在4連敗中のベイノアは、2022年大晦日以来のRIZIN参戦に向け、米国修行の組み技は封印。

 大きな掛け声での動きに井上から、「本気なのかネタなのか」と問われ、「真面目です。空手にボケとかないです。ネタで言ったら一番怒られます」と大真面目に答えた。

「“宇佐パト”に倒されたから」一念発起してのAKA修行。ハビア・メンデス代表をはじめ、ダニエル・コーミエー、ケイン・ヴェラスケス、ハビブ・ヌルマゴメドフら錚々たる名伯楽から指導を受けて来た。

 その内容は、「1年行っていたんで全部話すと2日くらいかかる。ざっくりいうと“押忍”の精神でした。ネタじゃなくて、ほんとうにアメリカではこの1年間、自分を“押し忍んで”きました。押し忍んで、MMAに向き合って、爆発することなく基礎をコツコツやってきました」と説明。

 ハビブからは「言葉がよく分からなかったので(苦笑)。『押忍』は覚えて帰ってくれて。日本語で唯一知っていたのが“ありがとう”だったのか、ずっと“ありがとう”と呼ばれていました。『“ありがとう”こっちへおいで』というように。あらためて尊敬・感謝、忍耐の心でした」と、ユーモアを交えながらも、“レジェンド”から直にMMAの手ほどきを受けたことを明かしている。

 そんなベイノアの米国修行に関して、井上は意識するかと問われ、「そこまで正直ないのかなと。自分も日本で負けないくらいいい環境で練習してきたので」と、日本での練習に自信。

 登録者数43万人を誇るYouTuber「マッスルグリル」の活躍で得た資金をMMA活動に注ぎ、2023年10月のRIZIN初参戦時の渡慶次幸平戦のKO勝ちに続く連勝を狙う井上は、「今大会、かなり真面目なカードが連なっていますが、唯一のイロモノ枠と認識している部分もあるので、試合はおふざけ無しで。しっかり我々で盛り上げられるように頑張ります」と意気込み。

 ベイノアも「重ね重ねですが、有明では僕の新たな“押忍なMMA”をお見せしたい。僕の新たな姿をお見せしたいと思っておりますので、皆さま応援よろしくお願いします。押忍」と、生まれ変わったベイノアを見せたいとした。

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