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【KNOCK OUT】さすが“流血のマドンナ”鈴木万李弥「ヒジありにも参戦したい」、再戦するミネルヴァ王者・浅井春香も「興味あります」

2024/04/15 15:04
【KNOCK OUT】さすが“流血のマドンナ”鈴木万李弥「ヒジありにも参戦したい」、再戦するミネルヴァ王者・浅井春香も「興味あります」

ヒジありルールでやることも辞さないという強気女子の鈴木(左)と浅井が4年ぶりの再戦

 2024年4月27日(土)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT vol.2』にて、KNOCK OUT-BLACK -57.0kg契約3分3R延長1Rで対戦が決まった鈴木万李弥(クロスポイント吉祥寺)とミネルヴァ認定スーパーバンタム級王者・浅井春香 (フリー)が改めて会見に出席し、それぞれ意気込みを述べた。

 両者は2020年1月の『HEAT 46』で対戦し、判定2-0で浅井が勝利しており、鈴木にとっては約4年ぶりのリベンジマッチ実現となる。


 近年はK-1グループで活動してきた鈴木は、K-1グループでなかなか試合が組まれないとのことで試合経験を積むために、今回が初のKNOCK OUT参戦。

「浅井選手とは4年ぶりの再戦になります。今回初参加のKNOCK OUTでリベンジマッチを組んでいただいて、しっかりとKNOCK OUTのファンの人にも心に届くような試合をしたいなと思います」、浅井は「今回からフリーで参戦させていただく浅井春香と申します。初めて、KNOCK OUT出させていただくので、少しでも強い戦いをしてアピール出来たらと思います」と、それぞれの意気込み。


 4年前の対戦も踏まえて互いの印象を聞かれると、鈴木は「浅井選手と4年前に戦った時は、トータル的にバランスの取れた選手で今もチャンピオンで実力もある。凄い選手だなと思っています」とリスペクトを交え、浅井は「前回もパンチが強くて勢いがある選手でした。2人とも出身が愛知で、同じところから鈴木選手も強くなるために東京に出てきている。自分も環境が変わって、フリーでの参戦ということで、お互いしっかり戦いたい、強くなりたい気持ちがある。そこをぶつけていい試合ができればと思っています」と互いの成長をぶつけ合いたいとした。

 今回は57kg契約で両者ともこれまで戦ってきた階級よりも重い体重での試合となる。それが試合にどう影響すると思うかとの質問に、鈴木は「去年は52kgでやってみたりもしたんですけれど、減量幅が大きくて。57kgは減量もなく、行けると思うのでパワーも落ちることなく、迫力のある試合ができると思っています」、浅井も「57kgはやりやすいと思っているので、あまり体重に関しての心配はしていないです。一生懸命、力を出して戦えればと思います」と、両者ともやりやすいと口をそろえる。


 フリーになったことを発表した浅井は、その理由を「以前はKick Boxで練習していましたが、7月をもってジムが閉鎖となりました。練習環境が無くなりました。所属していた選手はバラバラになって、次にどうやっていくか考える中で、たまたま近くにあったY’ZD GYMで今はお世話になっています。トレーナーさんがたくさんいらっしゃって、皆さんに面倒を見ていただいています。ジムが無くなってから半年ちょっとはKick Boxの名前で試合をさせていただいていましたが、Y’ZD GYMでしっかり面倒見ていただいているのと、ジムが無くなってしまったことから今回からフリーで出させていただきました。この試合ができるように携わっていただいた関係者の皆様、ありがとうございます。そういった面も含めて、今回はしっかり力を出したいと思いますので、応援よろしくお願いします」と説明。


 リベンジマッチに挑む心境について鈴木は「負けた相手ともう一回やるというのは、勝った相手にはメリットあるんかな、ってところで浅井選手に受けてもらって凄い感謝しています。4年前より環境もめちゃくちゃ変わったので、成長した姿を見せて試合をしていきたい」とし、「女子の戦い方をちょっとずつ勉強して、スタミナとか、今は課題を持って練習しています」と4年前の自分とは違うと話す。


 逆にリベンジマッチを挑まれる立場として、浅井は「鈴木選手のその後の試合も拝見して、本当にパワフルで力のある選手だと思っています。再戦で向こうはリベンジマッチで来るけれど、正直怖いなと思っています。私は今回フリーになってデビュー戦になるので、あまり4年前のことは考えずに4年前とはお互い変わっていると思います。再戦とはあまり意識しないでやっていきます」と、4年前の対決は意識しないと答えた。

 浅井はKNOCK OUTでもタイトルを作って欲しいとし、「もちろんそういう機会を与えていただけるのであれば、そのように頑張っていきたいです。そのために今回の試合はすごく大事になってくると思うので、しっかりアピールして力を出せればと思います」と、今回インパクトのある試合をしてタイトル新設につなげたいとする。


 鈴木は「チャンスを貰えるのであれば、何回でも挑戦していきたいと思っています」とKNOCK OUTにも継続参戦を希望しており、「私は総合格闘技、ワンキャッチワンアタックもK-1ルールもやってきて、ヒジありだけはやったことがないので、オファーがあれば参戦したいなと思っています」と、なんとヒジ打ちありのREDルールにも興味があると発言。

 これに浅井も「興味あります。どんなルールでも戦えるように練習しているので、どういう試合でもやっていけると思います」とヒジありの試合でも持さないとの姿勢を示した。

 2人の発言を受け、山口元気KNOCK OUT代表は「KNOCK OUTは女子にも力を入れていきたいところで、2人には起爆剤になる試合を見せて欲しい。女子の場合は、REDルール(ヒジ打ち・首相撲あり)でやるならオープンフィンガーグローブの方が面白いかなと思っていて。その方が倒すチャンスが生まれるかと検討中です。どちらの方がスリリングな試合になるかと考えているところです」とした。

 鈴木はMMAで2勝3敗、中井りんとMIXルールで対戦したこともあり、オープンフィンガーグローブには慣れている。女子のOFGマッチが解禁されれば格好の人材だが、果たして。

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