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【巌流島】ぱんちゃん璃奈がバーチャル空間で階級上の「過去最強の敵」と対戦「アンチぱんちゃんファンにもぜひ見て欲しい」(谷川P)

2024/04/08 15:04
 2024年4月8日(月)都内にて記者会見が行われ、巌流島(谷川貞治プロデューサー)の新プロジェクト『巌流島バーチャルファイト』の始動が発表された。  会見に出席した谷川Pは「YouTubeやTikTokで過去の巌流島の動画を流したら2000万回再生とか世界で観られていることが分かりまして、どうせやるなら新しいことをやっていきたいと思って始めさせていただきます。新しいこととは、まずスタジオで行います。スタジオは無観客で、ただスタジオマッチをやるのではなくグリーンバックを背にして、背景は何でも出来るけれど、スクランブル交差点で試合をやっているように見えるし、万里の長城やアフリカの砂漠でやっているようにも見せられます。今回はローマのコロッセオで、バーチャルでやっていきたい。やったことがないのでどこまでどう出来るかは分からないけれど、まるでアニメやゲームのように試合を見せていきたいと思います」と、バーチャル空間で試合を見せるという。  今月中に都内某所で試合を行い、5月3日をめどに全世界に配信される予定。巌流島ルール、MMAルール、キックボクシングルールなどで3~4試合が行われる。  その第一弾として発表されたのが、ぱんちゃん璃奈(フリー)vs.ルシア・アプデルガリム(アルゼンチン)の49.5kg契約キックボクシングルール3分3R延長1R。アプデルガリムはテコンドー出身の20歳。キックボクシング戦績は10勝2分とぱんちゃんと同じく無敗を誇っている。  谷川Pは「ぱんちゃんが今までやってきた相手の中で一番強いと思います。体重も不利な49.5kg。アンチぱんちゃんファンにもぜひ見て欲しい」と強敵を用意したとする。  気になる実際の試合場はロープがなく、リングの広さくらいにマットを敷いて(巌流島の闘技場のような段差はない)その上で行う。周りに黒子を配置し、壁にぶつかりそうになったら止めに入る。「リングの無いジムでスパーリングをやっているような感じ」(谷川P)だという。  会見に同席したぱんちゃんは「12月の巌流島に出る予定だったんですが、私の不祥事で出られなくてすいませんということで、この機会をいただいて。前回情けない試合をしたので、そのリベンジという意味でそういう姿を見せられればと思います」と意気込みを語ったが、「何も聞いてないのでよく分かってないです」と、試合の詳細は聞いてなかったとのこと。 「ロープがあると思っていたんですよ」と戸惑いを見せるも、「相手も一緒なので戸惑うと思うので」と条件は相手も一緒のため関係ないとした。  アプデルガリムの試合は「映像を送ってもらって1試合だけ観ました。距離感も上手いし、フィジカルも強いし、大きかったですね」と体格差があるとし、「私も減量無しでも何戦かやっているので自信はありますが、彼女が52kgでしかやっていないので落とせるのか不安。彼女も3kg下げてくれるので落とせるのかな、オーバーしないのかなと不安です」と、相手の体重超過を気にする。  普段52kgでやっている選手(ぱんちゃんの前戦は47.5kg契約)で「フィジカルの差は組んでみないと分かりません。組み負けるか分からない」とフィジカル差も気になるところ。  3月20日のK-1で試合をしたばかりで短いスパンでの試合になることについては、「谷川さんからのアプローチが凄かったので。タイにいる時も熱烈に言ってもらっていて、第一弾なので注目してもらいたいとのことだったので出場を決めました。ただ、謎すぎて…」と谷川Pの押しの強さに負けて引き受けたとのこと。  谷川Pは巌流島ルールでやって欲しかったようだが、ぱんちゃんは「これまでもMMAとかミックスルールの話しがありましたけれど全部断っています。キックボクシングで頂点を獲れてないというのがあるので、一貫してキックボクシングでトップを獲ることしか目指してないので。なので異種格闘技戦じゃなくてガチの試合をさせて欲しいとキックルールにしてもらいました」と、キックボクシングルールなら、ということで了承した。  体格差があってもKOを狙うかとの質問には「毎試合それは思っています。フィニッシュを狙っているんですけれど、相手も無敗なので。1回も負けていないのは何かを持っている選手。僅差でも勝てるのは何かを持っているので、2人合わせて30戦ちょい無敗、どちらかが負けるので必死に勝ちを掴みとる試合になると思っています」と、KOは狙うが必死に勝ちに行きたいとする。  しかし谷川Pは「ぱんちゃんはもっと輝く選手だと思っているし、僕は格闘技の芸歴40年以上なんですが、女子の試合に触れたことは1回もないんですよ。女子の試合を扱ってなくて、初めてやってみたいと思った選手ですね。それくらいキャラがあるし、もっと輝くんじゃないかなと。普段会っていても面白いです。本当は異種格闘技をやって欲しかったんです。女子プロレスラーと組みたいと思っていたんですけれど、やってくれないので(笑)。彼女は格闘技に関してはいたって真面目なので、普通のキックボクシングルールでやってもらうことになりましたが、そのうち口説けると思っています」と、まだ諦めてはいない様子。  それを聞いたぱんちゃんは「谷川さん、そんなことをやっている場合じゃないんです。キックボクシングのガチの試合しか出来ないです」と主張していた。
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