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【UFC】2週連続で女子フライ級がメイン。“6連勝対決”は松濤館空手王者マノン・フィオロが、EBI王者のエリン・ブランチフィールドにフルマーク判定勝利

2024/04/01 15:04

元ストロー級世界王者ナマユナスがヒバスの組み・蹴りにパンチで対抗、フライ級で初勝利「次のマノンとブランチフィールドの試合を見てみる」

 2024年3月23日(日本時間24日)、米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXにて『UFC Fight Night: Ribas vs. Namajunas』が開催された。

 メインイベントは女子フライ級の5分5R戦。8位のアマンダ・ヒバスはストロー級とフライ級の両階級で戦い、前戦はストロー級でルアナ・ピニェーロを上下の後ろ廻し蹴りからのラッシュでTKO勝ち。柔術・柔道がバックボーンで首投げなど柔道スローを得意とする。

 対するローズ・ナマユナスは元ストロー級王者。今回がフライ級2戦目。UFC14戦中7戦をタイトルマッチで戦っている強豪で、2023年9月にフライ級に上げ、2位のマノン・フィオロと対戦も初回に人差し指を骨折、判定負けを喫している。

 ともにストロー級でも戦う両者によるフライ級戦となる。

▼女子フライ級 5分5R
〇ローズ・ナマユナス(米国)
[判定3-0] ※49-46×2, 48-47
×アマンダ・ヒバス(ブラジル)

 1R、サウスポー構えのヒバスが左ミドルから。オーソのナマユナスは左の飛び込み。ヒバスは左インローから左ストレートで圧力をかける。オーソにスイッチして右の蹴りの後にシングルレッグも深追いせず。離れ際に右を当てる。

 ナマユナスもスイッチしながら左ストレートのダブルを上下に。右オーバーハンドのヒバス。ナマユナスは左ジャブ。ヒバスも右後ろ蹴りをボディに突いて、ナマユナスを下げさせてボディロックテイクダウン。

 すぐに立ち上がったナマユナスにケージに押し込むヒバス。体を入れ替えヒザを突くナマユナス。ヒバスから離れた。

 サウスポーから左の蹴りはヒバス。ナマユナスがサウスポーにスイッチし、左ストレートを当てるのはナマユナス。ヒバスも右から組んで首投げでテイクダウンも、その勢いのままトップを奪うのはナマユナス。

 ハーフガードのヒバスをナマユナスが左で差して押さえ込みヒジ。ヒバスは下からナマユナスの頭を抱えてホーン。両手を挙げる強気なヒバス。

 2R、サウスポー構えで左ハイをガード上に突くヒバス。左ロー。ナマユナスの右の蹴りはかわす。左ストレートからローのヒバス。その入りに左を返すナマユナス。オーソで後ろ蹴りを腹に突くヒバス。左右の入りにはカウンターを当てるナマユナス。

 オーソドックスに戻すナマユナス。右の蹴りの打ち終わりに左の蹴り返しはヒバス。ナマユナスはニータップから小外刈でテイクダウンもすぐに立つヒバス。左ジャブで前に出ると組んできたナマユナスに首投げ狙いから一転、前転してのヒザ十字へ。

 ヒザを抜いたナマユナスにすぐに立ち上がる両者。押し込んできたナマユナスにヒバスは首を抱え払い腰テイクダウン! ここで首を巻かれずにトップはナマユナス。レッグドラッグの形になり押さえ込むナマユナス。

 頭を抱え込み、ハーフからフルガードに戻したヒバス。上のナマユナスはボディに細かいパンチ。ヒバスの下からの仕掛けに胸に頭をつけてトップキープ。ヒバスは下からアメリカーナを狙いつつ、身体を横にずらすがホーン。

 3R、サウスポーのヒバスが左前蹴りから。左の蹴りにオーソから右を当てるナマユナス。ヒバスの左ハイを肩口で受けたナマユナス。左縦ヒジを見せる。ヒバスの左ミドルに足を滑らせたナマユナスだが、すぐ立ち上がり左ミドルを返す。ナマユナスは左アッパー、ワンツースリーと最後に当てる。

 右カーフを返すヒバス。左ボディストレート。ジャブのナマユナスの組みを切るヒバスはバックフィストも遠い。前進しての組み、ニータップ狙いにはナマユナスが右を当てる。

 ナマユナスの前進に右アッパーを返すヒバスは右ストレートも当てて後ろ蹴り。ずらしたナマユナスにヒバスはボディロックから小外がけテイクダウン。左で差してすぐに立ち上がったナマユナスに巴投げで後方に回すヒバス!

 ここもすぐに立ち上がるナマユナスが金網に押し込み。ケージ際で右で差すナマユナスにヒバスが首を抱え大外刈でテイクダウン! ここは押さえ込まれたナマユナス。袈裟から上体をまわしいぇ押さえ込むヒバス。ハーフのナマユナスに右で枕。左でオーバーフックして右手でパウンド。バックに回って足をかけるも、ナマユナスは座って背後のヒバスの両手を掴んで凌ぐ。

 4R、サウスポー構えのヒバスが外足を取って左ロー。左ハイを狙う。ヒバスは右から左をヒット。さらに右インロー。ナマユナスは右を突く。左ジャブのナマユナスに右カーフのヒバス。オーソから左ミドル、右ロー、左ハイも。

 ここでダブルレッグテイクダウンのナマユナス。下のヒバスは三角絞め狙いも右足を越えtられ組めない。正面に戻り胸に顔をつけるナマユナスは細かいパウンド。下から打つヒバス。ナマユナスはボディに細かいパウンド。四角に組んで下からヒジ。上体を起こしたナマユナスが上のままホーン。

 ここまでの打撃数は、ヒバスが71、ナマユナスが73と拮抗したスタッツが表示される。

 5R、ヒバスは左ミドルをヒット。さらに右ロー。ナマユナスはワンツー。右スーパーマンパンチは遠いヒバスだが左の蹴りに繋ぐ。右のインサイドのストレートはナマユナス! ヒバスはオーソドックス構えに。サウスポー構えのナマユナスは、左に回り、左ストレートの飛び込み。サークリングしてヒバスの後ろ蹴りをかわすと、距離を取り、アウトボクシング。追うヒバスの左の蹴りは遠い。

 ナマユナスも後ろ蹴りでけん制。左ジャブを突く。左ローから左後ろ廻し蹴りをヒットさせるヒバス。ナマユナスのシングルレッグを切ると、右も空を斬らせて左の蹴り。ヒバスの右の蹴りに右を合わせたナマユナス。ヒバスの詰めに右ローを当てるナマユナス。

 判定は3-0(49-46×2, 48-47)のユナニマスでナマユナスが勝利。フライ級転向2戦目で初勝利を挙げた。「結果にはこだわらず、自分の力を出し切ることを目標としているけど、勝者として手が上がるのは最高の気分です。ヒバスの左の蹴りとサブミッションは要注意だった。もっとグラウンドの試合になると思っていた。今後? 次のマノンとブランチフィールドの試合を見てみる」と語った。

 ヒバスは「今日の試合は戦争だった。ナマユナスもウォリアーだった。いろんな技を出し合った。次はもっとうまくやる」と答えた。

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