打撃での快勝にご機嫌だったサトシ
2024年3月23日(土)兵庫・神戸ワールド記念ホールにて開催された『RIZIN LANDMARK 9』の第12試合RIZINライト級(71.0kg)5分3Rで、中村K太郎(UNITED GYM TOKYO)に1R1分43秒 TKOで勝利したホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)が試合後インタビューに答えた。
指輪は「奥さんが7年くらい待っていたから、皆の前で渡したいと思って」
「嬉しいですね。本当に良かった。今回、一生懸命に打撃の練習していたのと、初めて私の子供が見ていたからいい試合で1RでKOしたから本当に嬉しい」
――右ハイキックは練習して狙っていた?
「もちろん。私はいつもBELLWOODで怪物くんと練習して、彼(鈴木博昭)もサウスポーだから。彼と内藤大樹がよく言うのは『あなたのキックは痛いから、自分のキックをもっと信じて』と。それからキックを練習しました。この右ストレートとハイキックは一番今回のプランでしたね」
――中村選手と戦ってみての印象は?
「組んでないから力はよく分からない。でも彼の試合を見て勉強して、彼がウェルター級からライト級に来て力がもっとあると思っていたけれど、試合の中で彼の実力を評価するのは難しいですね」
「7年前くらいに結婚したけれど紙(婚姻届け)だけで。子供が生まれたばかりでパーティーとか友だちが集まるとか出来なかったから。その後は一緒に住んでるから、子供の将来のためにこのお金は積み立てようとか、今度は車を買うとか家を買うとなって。だから今日のスペシャルイベントで、皆の前で指輪をあげたかった」
――試合に勝利して、パーティーする?
「そうそう。友だちとか生徒とかで集まりたいですね。奥さんと一緒にやりたいです」
――指輪をプレゼントしたのは、去年の大晦日の堀口選手を見て自分もやりたいと思ったから?
「そうですね。奥さんが7年くらい待っていたから、皆の前で渡したいと思って。私の下の子が1歳になったのは3日前くらいで、このタイミングであげたいけれど、RIZINでやったら面白いな、みんな喜ぶから今日まで待っていました」
「そうですね、やらないですよ(笑)」
――それもあったから絶対負けられない気持ちもあった?
「そうそう。その気持ちがあると今日も負けたくない」
【写真】兄マルキーニョスの話をしている時は感極まっていたサトシ
――中村選手に負けているマルキーニョスさんも喜んでくれた?
「そうね。彼(中村)は、それ(「マルキーニョスは俺に負けている」)をよく言うけど、彼が自分の悪いことを言うのは気にしない。でもお兄ちゃんのこと言うから私ちょっと嫌だなと思って。お兄ちゃんの気持ちも分かるから。これはリベンジではない、それは関係ない。でも、もちろん好きじゃない。子供の時はお兄ちゃんは私をいつも守ってくれて、RIZINの試合をやる時はお兄ちゃんがサポートしてくれてるから。だから本当に今日は負けたくなかったし、この勝利はお兄ちゃんにあげたい。普段あまり外で言わないけれど、お兄ちゃん、本当に愛してる。ベルトとか、いろいろな大会で優勝できたのは本当にお兄ちゃんのおかげ。だから、彼がお兄ちゃんの悪いこと言うのは、怒ってるんじゃなくて本当に悲しい。お兄ちゃんは本当にいい人だからちょっと悲しかったですね」
――次はどんな人と戦いたい?
「タイトルマッチをやりたい。防衛戦をしたいから。誰でもいいよ。私はいつも相手を選んでないから。RIZIN側が言った相手と『はい』だけ。私はRIZINのライト級王者だから。王者になるまでも相手を選んでないから、もちろん誰でもいいです。問題ないです」
――ベラトールの選手を挑戦者として迎えてもいいという気持ちは?
「私は誰でもいい。問題ない。ベラトールの選手でもRIZINの選手でもどっちでもいいよ」
――夏の『超RIZIN.3』で防衛戦というプランは?
「そうね。問題ないな」
――打撃が上手く行かなかった場合のプランBも用意していた?
「もちろん。プランはいつもD、Eくらいまであります。私が打撃を練習して、でも出来なかったら私の一番強いポイントであるグラウンドででというのはありました。いろいろな練習しましたから」
――ヨーロッパやアメリカで戦いたい気持ちは?
「私はRIZINの選手だから、社長に言われたらどこへでも行きます。RIZINを守りたいからどこでも問題はないです」