41歳になってもなお、強さを見せつけたブアカーオ
2024年3月23日(土)兵庫・神戸ワールド記念ホールにて開催された『RIZIN LANDMARK 9』の第3試合 RIZIN KICKルール(74kg契約)3分3Rで、木村“フィリップ”ミノル(Battle-Box)に2R1分10秒、KO勝ちしたブアカーオ・バンチャメーク(タイ)が試合後インタビューに答えた。
強くいられる秘訣はハーブを多く使ったタイ料理を食べていること
「今日の試合は自分にとって予測通りの展開でした
木村選手はとても重いパンチを持っているので、1RからKOを狙って来るということは自分たちとしても予測が出来ていたのでほぼその通りだったんですけれども、ガードを上げてそのパンチをもらわないようにしていこうという作戦でした」
――初めてのケージでの試合は?
「自分の格闘技人生の中で初めてだったんですけれど、どのような動きをすればいいのかと考えながらでしたが、何とか今日は動けたなって感じです」
「もちろんケージの上に登るのも初めてだったんですけれど、あんな高いところに登ってもいいのだろうかと最初は考えたんですが、今回勝てて凄く誇りに思いますし、とても嬉しかったですし、ああいうパフォーマンスが出来てよかったです。自分がまだ健在であることもあそこでアピールできたと思います」
――今後の目標は?
「今後の目標と言っても本当にたくさんあるんです。今後、タイでも海外でも試合がたくさん組まれています。その中で今まで通り練習を続けて、今まで通りやっていくことが目標です」
「効いていた部分はもちろんありました。木村選手のパンチは予想通りとても強くて重かったので、ガードの上からでも力を感じました。でも自分はそこで集中し直そうと考えながらやっていて、集中し直すことで戦い続けることが出来ました」
――74kgの契約体重での動きは?
「このような重い体重でやるのは格闘技人生で初めてで、重くてもこれまでは71kgでしかやったことがなかったけれども、自分としても動きが遅くなるんじゃないか、いい動きが出来なくなるんじゃないかという不安がありました。でもそこは考えないようにして、リラックスした動きが出来ればいいなと考えて戦ったんですが、それが出来て良かったです」
――次の試合の予定は?
「たくさんあります。来月に1試合決まっています。とりあえず1試合1試合、目の前にある試合をこなしていくことが大事だと思っています」
「安保選手と再戦することになっても問題ありません。プロモーターにお任せします」
――木村選手に言葉を。
「木村選手がこれから先、格闘家としてやっていくのか、他の道でやって行くのかは分かりませんが、もし競技を続けるのであればクリーンな身体で自分のために練習して、お互いフェアな状態で試合をすることが重要だと思います。自分のために綺麗な身体できちんと練習を積んで試合に臨んで欲しいと思います」
――自分のために、というのは健康面のこと?
「特別な意味で言ったわけじゃなく、自分のために自分の練習をするのが一番自然な形だと思います」
――パッキャオとの試合が予定されているが、RIZINでやる可能性は?
「パッキャオとの試合は2回延期になっていて決まっていませんが、今後戦ことになるとしたらそれも楽しいかなと。それもありだと思います」
――入場の時の表情が厳しかったのはプレッシャーがあったから?
「プレッシャーは全くありません。入場の時は集中して、リングの上で全力を出せるように集中力を高めるのがブアカーオのスタイルなので、今日の入場もいつも通りでした」
――今もなお強くいられる秘訣は?
「秘訣と言ったらハーブを多く使ったタイ料理を食べていることと、毎日同じトレーニングを毎日同じようにこなしていくことだと思っています」