カットされた傷が痛々しいが、楽しい試合が出来たと笑顔のRENA
2024年3月23日(土)兵庫・神戸ワールド記念ホールにて開催された『RIZIN LANDMARK 9』の第9試合RIZINスーパーアトム級(49.0kg)5分3Rで、シン・ユリ(韓国/team GENIUS)に判定3-0で勝利したRENA(SHOOTBOXING/シーザージム)が試合後インタビューに答えた。
3Rはタックルに行こうかなって一瞬考えた
「楽しかったな、というのはひと言であるんですけれど、予想以上にシン・ユリ選手がタフだったなと感じています」
――具体的にはそのタフさをどこに感じた?
「ポーカーフェイスで効いてるのかな、ダメージあるのかなって自分自身を疑うくらい表情に何も出なかったので戸惑いはありましたけれど、自分の動き的には昔の感じを出せた、取り戻している感は凄く感じたので凄く楽しい試合でした」
――判定で自分の勝ちは確信していた?
「うーん……そこまで勝ったというのは。判定になると負けるってイメージが私の中にあるので。でもセコンドが勝ってると言ってくれたので、じゃあ大丈夫かなと確信した感じです」
「ここ最近は大きな怪我が続いていたので、その点では今回大きな怪我無く勝てたので。傷は出来ましたけれどすぐに治る傷なので、今の取り戻せた感をよりもっと出したいので近いうちにまた試合がしたいのでぜひよろしくお願いします」
――昔のように、とは?
「普通に動けたというか。セコンドの声も全部聞こえましたし、ああだなこうだなといろいろ考えながら試合が出来たので。前の試合よりも全然動けた自分を感じたので、もう2~3個ステップアップいけるなって感じました」
――MMAであれだけRENA選手にパンチで向かってくる相手はいなかったのでは?
「本当に真っ向勝負してきたので、3Rはタックルに行こうかなって一瞬考えたんですけれど、殴り合ってくれているのに行ったらまた逃げたって言われると思って、ここは殴りっこしたいなって感じさせてくれたのでその点は感謝ですね。試合終わってから凄く楽しいファイトだったとシン・ユリ選手に伝えました」
「そうですね、久しぶりに殴り合いしたなっていうのと、試合をしたなって感覚があるので。何より楽しかったことが一番大きいですね」
――怪我でしばらく休んでいたことでメンタルをリフレッシュしたことが大きかった?
「今回タイで修行できたこともあって、何かを変わろうとしている自分があって、それを取り戻している感がある成果が出たというのが、実感できたのが凄く大きかったのかなっていう。だからまた、すぐ試合が決まればよりもっと動ける自分を試したいなと思っています」
――タイに練習に行く選手が多い。日本人に向いている環境があるのか?
「人にもよると思いますが、練習環境的には揃っているので。それと今、アメリカは物価が高いじゃないですか(笑)。そういうのも考えるとタイの方がいろいろと行きやすいというのもありますね」
――伊澤選手との距離感はどう捉えている?
「今の今、じゃあ次とは言えるレベルではないと感じているので、よりもっと自分が強くなってから、取り戻してから挑戦したいというのがありますね。でも次、いい勝ち方が出来たら年末でも、来年RIZINが10周年なので一発目から出ている私としては10周年でやらせてもらってもいいのかなっていう。ひとつの目標ですね」
――ファンの声援の大事さを改めて感じた?
「たくさんのご声援があって試合も楽しくて。関西なので中学の同級生や昔の友達もたくさん見に来てくれたので嬉しかったですね」