2024年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『超RIZIN.3』のフェザー級(66kg)戦で、平本蓮(剛毅會)と対戦する朝倉未来(ジャパントップチーム)が、予告通り、タイ合宿入りしたことを報告した。
3月17日の会見で、「去年の年末に弟から刺激をもらって、俺がこのRIZINのフェザー級を盛り上げてきたっていう自負があるので、年末にトップ戦線の方に食い込みたい」と意欲を示していた朝倉は、2023年7月のヴガール・ケラモフ戦での一本負けからの再起に向け、早速タイ合宿を行うことを語っていた。
昨年も白川陸斗とタイ合宿を行っていた朝倉が向かったジムは、バンタオ・ムエタイ&MMA。
現地では、2023年度全日本アマチュア修斗選手権ライト級でreversal gym osaka anne所属として準優勝した三井俊希らとともに練習していることを明かしている。
同ジムは、タイ、プーケットでタイガームエタイに並ぶメガジム。そのタイガームエタイのヘッドコーチから独立したジョージ&フランクヒックマン兄弟が起ち上げ、UFCのジョン・ジョーンズ、RIZINで活躍するクレベル・コイケやトップノイらが、ファイトキャンプを張ったことで知られる。
また、タイガームエタイと両ジムで出稽古を行う選手も少なくなく、日本から近く温暖で、北米に比べ宿泊、食事に掛かる費用が安価なタイ・プーケットには、日本からクレベル、鈴木千裕、金原正徳、RENAらもトレーニングに訪れており、世界のファイターたちにとってファイトキャンプのメッカとなっている。
現在、バンタオ・ムエタイ&MMAには、MMA13勝無敗のUFCミドル級11位のハムザト・チマエフも合宿しており、朝倉はロシア勢とも肌を合わせることはあるか。
かつてDEEPにも参戦したヒックマンは、観光客のフィットネス参加者が増えてきたタイガームエタイに比べ、プロファイターにきめ細かな指導をすることでも知られる。
MMAはケラモフ戦以来、リングでの実戦は2023年11月のオープンフィンガーグローブでのキック戦でYA-MANに1R KOで敗れた試合以来。「負けたら引退」を表明している朝倉は、平本との試合に向け、どんなトレーニングで仕上げていくか。