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【RISE】中野椋太vs.稲井良弥の再戦でウェルター級タイトルマッチ、勝次vs.岩郷泰成、髙橋亮と良星が復帰戦

2024/03/13 02:03
 2024年4月21日(日)東京・後楽園ホール『RISE 177』の主要対戦カードが発表された。  RISEウェルター級(-67.5kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長Rで、王者・中野椋太(誠至会)が挑戦者に同級2位・稲井良弥(TARGET)を迎えての初防衛戦に臨む。  中野は2018年12月にNJKFウェルター級王者になった左フックを得意とするアグレッシブファイター。2019年10月には65kg級のS1ジャパントーナメントで優勝。2020年2月にはRISEスーパーライト級王者・山田洸誓に判定負けを喫するが、2021年7月にWBCムエタイ日本ウェルター級王座を獲得。2022年3月、5月の「第3代RISEウェルター級(-67.5kg)王座決定トーナメント」を制して王座に就いた。8月にチャド・コリンズに初回TKO負けを喫したが、2023年7月にイ・ソンヒョンをバックハンドブローでKOする大金星。しかし、12月にペトル・モラリに判定負けを喫した。戦績は22勝(11KO)8敗。  稲井は2021年11月、籔中謙佑を初回KOで破り、6勝(5KO)無敗でDEEP☆KICK-70kg王座に就いた。2022年5月には無敗のまま第3代RISEウェルター級(-67.5kg)王座決定戦に臨んだが、中野椋太にKOで敗れて戴冠ならず。2023年10月、地元・徳島で龍威地にTKO勝ちしてDEEP☆KICK王座2度目の防衛に成功すると、12月のRISEで石川泰市を左フックでKOし、タイトル挑戦をアピールしていた。戦績は12勝(8KO)2敗1分。  2022年5月の王座決定戦以来の再戦。両者とも一撃必殺の左フックを始めとする強打の持ち主であり、ウェルター級ならではの迫力ある一戦が期待できそう。  スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1Rでは、勝次(TEAM TEPPEN)vs.同級7位・岩郷泰成(EX ARES)が決定。  勝次は2003年にプロデビューし、2015年にキャリア12年目にして新日本キックボクシング協会の日本ライト級王座に就いた。2017年にKNOCK OUT初代ライト級トーナメントへ参戦すると、いずれも倒し倒されの大激闘を演じて一気に名を挙げ、決勝では森井洋介に敗れるも大きなインパクトを残した。2019年10月には悲願であったWKBA世界王座をTKO勝ちで獲得。2023年7月の『NO KICK NO LIFE』にて大月晴明に5RでKO勝ちして健在ぶりを示し、10月には新日本キックラストマッチで岩橋伸太郎に判定勝ち。RISE初参戦となった12月の常陸飛雄馬戦ではKO負けを喫している。戦績は47勝(20KO)20敗10分。  岩郷はタトゥー多き怖い風貌とは裏腹に洗練された実力を持ち、タイミングの良い蹴りと威力のあるパンチを武器にアグレッシブなファイトスタイルが魅力。『RISE 162』では小野幹晃と倒し倒されの激闘を繰り広げ延長Rにまで及んだが、偶然のローブローにより岩郷が試合続行不可能となり途中判定で引き分け。6月には藤井重綺に判定で敗れたが、12月の奥平将太戦では判定勝ち。戦績は10勝(3KO)7敗1分。  スーパーフェザー級(-60kg)3分3Rでは、髙橋亮(TRIANGLE)vs.パヌワット・TGT(タイ/TARGET)が決定。  髙橋は“髙橋三兄弟”の次男で、2019年6月にホームのNKBでバンタム級に続いてフェザー級のタイトルも奪い、2階級制覇に成功。10月には大ベテランの国崇にもTKO勝利。2020年は「ジャパンシフトランド杯59kgトーナメント」で決勝へ進出したが、村田裕俊に延長戦で敗れて優勝を逃した。7月にRISEフェザー級王者・工藤政英とは延長戦までもつれ込みドロー。2021年5月の「RIZIN KICKワンナイトトーナメント」では1回戦で白鳥大珠に敗れている。2022年3月には大雅とドロー。  対するパヌワットは11歳でムエタイの試合を始め、来日後はトレーナーと選手を兼任。TARGETとTEAM TEPPENで練習を積み、タイ人特有のミドルキックとテンカオを得意とする。今回は2019年の直樹戦以来約5年ぶりのRISE参戦となった。  ライト級(-63kg)3分3R延長1Rでは、同級3位・北井智大(チームドラゴン)vs.奥山雅仁(OISHI GYM)が決定。  北井はチームドラゴンのニューリーダーとしてRISEで活躍。後半戦の強さを活かして勝利することが多く、パンチでの猛攻で逆転勝利を飾ってきた。RISE随一の激闘派として知られ、2019年2月に山口裕人を初回KO、9月にKNOCK OUTで活躍した水落洋祐を初回KO、2020年1月にはNKBライト級王者・高橋一眞を2RでKO、8月にはKNOCK OUTで活躍したマサ佐藤も判定で破るなど“RISEの門番”としての一面も持つ。2021年9月に初のオープンフィンガーグローブマッチに挑んでYA-MANにKO負けを喫し、以後4連敗したが2023年7月に北濱精悦をKOして復活したのも束の間、10月に伊藤澄哉に敗れた。戦績は25勝(10KO)19敗2分。  奥山は名古屋の名門OISHI GYMのホープで、SB日本ウェルター級王者・奥山貴大の弟。プロデビューから5連勝を飾り、6戦目で初黒星を付けられたが、2023年5月にS-BATTLEライト級王座を奪取すると、6月に修斗で行われたCKC2023 -63kgトーナメントでは優勝。8月のRISEで陽勇に判定負けで連勝がストップ。12月にはホーストカップで宮本雅大に勝利。2024年2月『ONE Friday Fights 51』に初参戦もテミルラン・ベクムルザエフに判定で敗れた。戦績は10勝(4KO)4敗。柔道初段。  他には、バンタム級5位・良星(KSR GYM)が2022年4月以来の復帰を果たし、同級6位・京谷祐希(TEAM TEPPEN)とのベテラン対決に臨み、同じくベテランの第2代DEEP☆KICK -57.5kg王者・宮崎就斗(TARGET)はフェザー級12位・山元剣心(PHOENIX)と対戦。  ミニフライ級の同級3位・宮﨑若菜(TRY HARD GYM)vs.宮本芽依(KRAZY BEE)、アトム級のKROSS×OVER GIRLS-KICK アトム級王者・辻井和花(BRING IT ON パラエストラ AKK)vs.坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)の女子マッチ2試合も組まれた。
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