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【RIZIN】大将格キム・スーチョルが参戦、バンタム級で本領発揮の中島太一と対戦。倉本一真vs.ヤン・ジヨン、フライ級で神龍誠が再起戦==4.29『RIZIN.46』で3対3の日韓対抗戦

2024/03/12 22:03
 2024年3月12日(火)、都内某所にてRIZINが会見。『RIZIN.46』(4月29日・有明アリーナ)の追加対戦カードを発表した。 「日韓対抗戦」として、3試合が決定し、日本からフライ級で神龍 誠、バンタム級で中島太一、倉本一真が参戦。ROAD FCで活躍中の3選手を迎え撃つ。 ▼RIZINフライ級 5分3R神龍 誠(神龍ワールドジム)イ・ジョンヒョン(韓国)※2023年『ROAD TO UFC 2』出場  フライ級の神龍は、MMA16勝2敗1分1NC。大晦日・堀口恭司戦からの再起戦。  対するイ・ジョンヒョンは、MMA4勝1敗1分。3分3R&寝技30秒ルールのRoad FC ARCで5連勝後、山本聖悟、秋葉太樹らに勝利。2023年の『ROAD TO UFCシーズン2』に抜擢されると、一回戦で米国のマーク・クリマコに判定負けを喫し、プロ初黒星となった。12月の『ROAD FC 67』でイ・ギルスを1RでKOし、復帰戦を白星で飾っている。  会見でのビデオメッセージでイ・ジョンヒョンは、「初めまして皆さん、ROAD FCファイターのイ・ジョンヒョンです。RIZINに出場できるチャンスは何回かありましたが、今回ようやく出場できることになってとても興奮しています。これまでに2回日本人と試合したことがありますが、全て勝ちました。日本人選手との相性は良いと思いますし、必ず母国に勝利を持ち帰られるように一生懸命準備しています。  神龍選手は以前からすごく強いと思っていましたし、お互い高いレベルで試合ができると思っていました。すごく強いしリスペクトもしてます。確かに実力はあると思います。  でも、神龍選手は性格が悪いという噂を耳にしました。どんな人生を歩んできたのか知らないですけど、日本のファイター達からあまり好かれてないみたいですね。そして私が聞いたところによるとマザコンだしファザコンでもあるそうですね。練習をする時もわざわざ両親を呼んでいるとかいないとか。私よりも年上のくせに年相応の行動ができていないみたいですね。だから僕がこの試合で年相応の行動ができるように教育してあげたいと思います。  打撃は明らかに僕の方が上回っている。神龍選手はグラップラーだから、私がサッカーボールキックやヒジなどで顔面をボコボコにしてあげますよ。僕がこの試合に勝つので先に謝っておきます。スミマセン」と一気にまくしたてて、神龍を挑発。  その言葉を受けて神龍は、「フライ級最強を目指す神龍誠です。前回、堀口選手に負けてしまって、まだ僕が最強じゃないことが分かったので、これから最強へ向けてまた一から頑張っていきます。これから神龍誠の第二章が始まるので、この韓国人の相手をボコボコにします。なんか煽ってるみたいなので、ちょっとやる気が上がりました。ブッ飛ばそうと思います」とコメント。  ジョンヒョンについて「生意気な子だと思いました。どこからそんな情報が来るんだろうな、と率直に思った(笑)。あと修正ですが、親とは仲いいですが、僕はマザコンでもファザコンでもないので。印象は、ファイトスタイルはストライカーですね」と評した神龍は、「でも今回は打撃も寝技も出来るところを見せたいので、打撃でも勝負してやり合おうと思っています」とスタンドでも勝負するとした。  日韓戦に向け、「海外の人とやるのは凄いワクワクしています。あとは国の誇りを懸けてというか、日本とRIZINを代表して必ず勝とうと思っています」と意気込みを語った。  また、イ・ジョンヒョンが『ROAD TO UFC 2』出場していたことで、そこに出場していた鶴屋怜と比較されることについては、「圧倒的にレベルの差が違うよっていうのを教えてあげようと思います」と語っている。 [nextpage] ▼RIZINバンタム級 5分3R中島太一(ロータス世田谷)キム・スーチョル(韓国)  バンタム級では、韓国勢にとって「大将」格のキム・スーチョルが参戦。MMA21勝7敗1分で、これまで日本人に敗れたことが無いスーチョルは、2023年10月の前戦『ROAD FC 066』63kgトーナメント決勝でも、原口央を2R TKOに下している。  ビデオメッセージでキム・スーチョルは、「ファンの皆さんこんにちは。ROAD FCそしてRIZINファイターのキム・スーチョルです。今回の日韓対抗戦では韓国人3人と日本人3人が戦うことになりました。今回共に戦うのは、私とヤン・ジヨン イ・ジョンヒョンの3人です。この2人は宝石のような選手だと思っています。それは日本代表の3選手も同じです。日韓ですごくいい競争ができれば良いと思います。私は目の前にいる敵に必ず勝利したいです。今回は中島太一選手がその標的です。私の全てを中島太一選手にぶつけます。あなたも全てをかけて挑んできてください。極上の果し合いを皆様にお届けすることを約束します。情熱的な試合をお届けするので是非会場に見に来てください。カムサハムニダ」と挨拶した。  対する中島は、MMA17勝12敗1分。2023年4月の『PANCRASE 333』で暫定王者の田嶋椋との「バンタム級王座統一戦」でフルマークの判定勝ちで王座統一に成功している。RIZIN初参戦となった2022年4月の『RIZIN.35』では、フェザー級でヴガール・ケラモフに敗れている中島だが、PANCRASEバンタム級王者として参戦したRIZIN2戦目の2023年9月の岡田遼戦では、フルマークの判定勝利。満を持して、RIZINバンタム級王座獲りに向かう。  会見冒頭で中島は、「やっと自分の実力を証明できる対戦相手と戦うことが出来て嬉しいです。勝つ自信しかありません。日韓戦ということで日本人として必ず勝ちます」と意気込み。  日韓戦の印象を「バチバチです」と語る中島は、スーチョルとの試合を「相手は何でも出来るオールラウンダーで“最後まで頑張れる選手”って印象ですけれど、僕はそれ以上にオールラウンダーだし、最後まで戦えるので、全部上回っていると思います」と自信を見せた。 [nextpage] ▼RIZINバンタム級 5分3R倉本一真(リバーサルジム新宿MeWe)ヤン・ジヨン(韓国)  全日本レスリング選手権大会男子グレコローマン59kg級・60kg級で3連覇を達成している倉本一真は、MMA10勝4敗。近年は加藤ケンジ、魚井フルスイング相手に連勝も、元谷友貴、太田忍に連敗。日韓戦で再起を目指す。  対戦相手のヤン・ジヨンは、キックボクシング出身。2022年7月の沖縄大会で対戦相手の朝倉海が怪我による欠場を受け、階級上の昇侍にリアネイキドチョークで一本勝ち。続く22年11月の『RIZIN LANDMARK 4』では魚井フルスイングにKO勝利を挙げ、RIZIN2連勝を飾った。  2023年6月の『ROAD FC 63kgトーナメント 1回戦』でラザバリ・シャイドゥラエフにまさかの一本負けを喫したが、その後、ムン・ジェフン、高橋謙斗、パク・ジェソンを相手に3連勝中。  主催者を通じて「みなさん、こんにちは。ROAD FCバンタム級ファイターのヤン・ジヨンです。私はこれまでの日韓戦に関しては全勝しているので今回もとても自信ありますし、そしてROAD FCの代表として出場できることを誇りに思っています。今すぐにでも試合がしたいぐらいです。この日韓戦に私が出るということでファンはすごく楽しみにしていると思います。本当に熱い試合を届けます。私は必ず1Rでフィニッシュします。カムサハムニダ」とコメント。  対する倉本は、「ちょうど1年ぶりの試合になります。この間、自分が何をやって来たのか、ここでしっかり見せて勝つのは当然なので楽しみにしていてください」と意気込み。  日韓戦へレスリング時代から経験しており、「僕はレスリングの時代から日韓戦を数えられないくらいやっているので。あと韓国も自分は友達も多いですし、すごく好きな国で。でも仲よくするつもりは対戦相手にはないので。僕が今まで韓国とレスリングの試合をした時は勝ち越しているので、今回もしっかり勝とうかなって思います」と自信を見せた。 「ヤン・ジヨン選手はキックボクシングあがりと聞いているので、もちろん打撃が上手いのは分かっています。身長も自分より全然高いんですけれど、リーチが身長以上に長いというのがあるので、それは気を付けないといけないのはあるんですけれど、負ける気はしない感じでしっかりやっていこうと思います」と印象を語っている。  いずれも強豪ぞろいの韓国勢を相手に、日本の3選手はホームで勝利なるか。
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