1月17日、都内にて、2.17「PANCRASE REBELS RING.1」新木場スタジオコースト大会の会見が行われ、追加カードと変更カードが発表された。
追加カードとして【DAY】の部で、MOMOTARO vs 古谷野一樹のカードが緊急決定。また、【NIGHT】の部で小笠原瑛作と対戦予定だったペッサムレッ・ムエフーゲンデンチャイヤプーンが欠場し、代わりに元ルンピニーランカー&MAX MUAYTHAI55kg級王者のペットヤソー・ダームランサラカムが瑛作と対戦することが発表された。
▼59kg契約 3分3R(延長なし)REBELSルールMOMOTARO(NJKF・OGUNI GYM/WBCムエタイ・インターナショナル・フェザー級王者)古谷野一樹(クロスポイント古河/REBELS 57.5kg級王者)
本来全てのカードが決定していた2.17「PANCRASE REBELS RING.1」だが、MOMOTAROの熱烈なアピールにより急遽参戦が決定した。対戦相手はREBELS 57.5kg級王者の古谷野一樹に。古谷野は、ここ3戦負けが込んでいてあとがない状態。だからこそ、吹っ切れて気負わずに格上のMOMOTAROにぶつかっていけるはず。
REBELS初参戦のMOMOTAROがREBELSファンの前で衝撃的なデビューを飾るのか? 古谷野が復活の狼煙をあげるのか? 会見でのMOMOTAROのコメントは以下の通り。
◆MOMOTARO「ヒジありなら栗秋祥梧選手。ヒジなしなら才賀紀左衛門選手が気になる」
「今回、REBELS初参戦ということで、何度も山口代表にアピールしてようやくつかんだチャンスなので、呼んでいただいたからにはしっかり盛り上げて、面白い試合をしたいと思っています。
(なぜそこまでREBELSに出たかった?)REBELS MUAYTHAIは、特に梅野源治さんらの試合を会場で見ていて、梅野さんとは一緒に練習したこともあって、タイのトップファイターと戦う姿を見ていて、とても刺激を受けていました。自分もそういう選手になりたいという気持ちがあるので、REBELSさんに何度も足を運ばせてもらいました。今回決まってとても嬉しいです。
(REBELSのイメージは)ここ最近の試合も見ていて、皆さん熱い試合をして、会場が凄く熱い。自分も出るからにはしっかりと盛り上げたいなと思います。自分は足技が得意な方なので、足技をしっかり、いろんな技ができるところも見せたいと思います。
(古谷野一樹戦は)今回はヒジ無しルールですが、ヒジ無しでも自分が強いところを見せたいですし、打ち合う展開になってたとしても負けるとは思っていません。
(今年初の試合)ここ最近、ベルトへのチャレンジが無いので、新しいベルトがほしいと思います。今回、いい試合をして定期的にREBELSに呼んでいただけるように頑張りたいと思います。
(タイ人とも対戦したい?)タイ人というより、まずは日本のトップファイターと戦っていきたいです。僕の階級ですと、ヒジありでしたら、いますごいイケメンで人気の栗秋祥梧選手。ヒジなしでしたら、体重が近いのは才賀紀左衛門選手とかが気になっていますね。
山口元気代表「(MOMOTAROと)才賀紀左衛門と足技対決も面白そうですね。MOMOTARO選手は一度、自分がいないときに出稽古に来ていただいて、小笠原瑛作が結構やられたと聞いていますし、日菜太も『すごくうまい選手だ』と言っていました。テクニシャンという印象があり、試合が楽しみです」
▼スーパーバンタム級 3分3R(延長あり)REBELS-MUAYTHAIルール小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/ISKA世界バンタム級王者)ペットヤソー・ダームランサラカム(タイ)※オーソドックスのフィームー。78戦57勝17敗4分
小笠原瑛作の対戦相手が、2018年7月の新日本キックボクシング協会で江幡睦と対戦したペットヤソー(MAX MUAYTHAI 55kg級王者、元ルンピニースタジアム認定フライ級9位)に変更となった。
ペットヤソーは2015年に元WPMF世界フライ級王者・福田海斗と対戦経験があり(※福田が判定勝ち)、MAX MUAYTHAI 55kg級王座を獲得した強豪。しぶといタイプで、江幡睦との試合でもタイでの判定ならばペットヤソーが勝っていたのではないか、と言われたほど競り合った選手。「首相撲もしつこい典型的なムエタイ選手」と山口代表が評するペットヤソーを相手に、瑛作としては負けられない、そして試合内容が問われる試合となる。
会見での小笠原瑛作のコメントは以下の通り。
◆小笠原瑛作「いい勝ち方をして江幡選手が振り向いてくれるように」
「相手選手の映像はまだちらっとしか見ていませんが、気持ちが強くてガンガン前に出て首相撲も強い。僕も首相撲の練習をしてきて組んでも戦えるかなと思っています。でも僕はやはりスピード、パンチ、キック力で早い段階で倒せたらなと。面白くて印象に残る試合をしたいと思います。タイ人は小さい頃からやっていてキャリアもあるでしょうけど、僕も小さな頃からクロスポイントでタイ人トレーナーから教わってきたのでそんなに苦手意識はありません。
去年からの課題としてワンミスがあって、(昨年6月の)KNOCK OUTでは江幡(塁)選手に一発もらって倒されてしまったので、2019年はダウンしない! 倒れないっていうことをやっています。倒れず、自分が倒せるよう、修正中です。
(山口代表の「江幡選手にリベンジを望む瑛作にあえて江幡選手と対戦した相手を選びました」の言葉に)代表から相手を聞いて、やっぱり江幡選手と比べられるだろうし、僕は江幡選手へのリベンジの道に向けて燃えるものがあります。ウーさんが望むタイでの試合でベルトを巻くという目標もありますが、今はどんどん強い選手を倒して自分の価値を上げることしか考えていません。いい勝ち方をして江幡選手が振り向いてくれるように。出来れば、今年中にはリヴェンジをしたいので。やらせてもらえるなら、新日本のリングにも行きます。
(今大会が地上波TOKYO MXで生中継されるが)今年一発目がホームリングのREBELSでやれることは凄く嬉しいですし、地上波がつくのでしっかりお客さんに伝わる試合をしたいですね。そのためにも倒す戦いを見せたいと思っています。
(今年の目標は)去年、ずっと演劇をやっていた大学を卒業したので、演劇の活動もやっていきたいと思います。オファーがあれば待っています。両立は難しいと思いますが、何か役者としてのお話があれば」
なお、今大会は【DAY】の部、【NIGHT】の部のすべての試合がエムキャスにて生配信されることが決定。東京MXでの生中継枠の試合以外も全国で視聴が可能となる。また、水道橋のMLBカフェでの前日公開計量も決定している。