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【ONE】武尊が著書発売記念のトークショー「挫折や病気があっても突き進んでこれたのは夢を持つパワーがそうさせてくれたのでこのタイトルにしました」

2024/03/02 17:03
【ONE】武尊が著書発売記念のトークショー「挫折や病気があっても突き進んでこれたのは夢を持つパワーがそうさせてくれたのでこのタイトルにしました」

笑いを交えながら約40分間のトークショーを行った武尊

 2024年1月29日に徳間書店より発売された武尊(team VASILEUS)の著書『ユメノチカラ』。その発売を記念してのトークイベントが3月2日(土)都内にて行われた。


 武尊は著書について「今まで生きてきて経験して、僕がメンタルの病気になったこともあるし、こうしたら上手く生きられる、メンタルが整うと思うことがいっぱいあって。自分が身に付けたものがいろいろあったので、同じような悩みだったりを抱えている人にちょっとでも参考になったらいいなと思って、そういう目線でも本を作らせてもらったのでたくさんの人に読んでもらえたらいいなと思っています」と説明。

『ユメノチカラ』との題名を付けた理由に関しては「小さい頃から格闘家になりたい、K-1王者になりたい夢を持っていて、その夢に向かう力が凄く強かったので、挫折や病気もあって辛いこともあったけれどそれでも突き進んでこれたのは夢を持つパワーがそうさせてくれたので、夢を持つ大切さがこの本の内容になるのかなと思ってこのタイトルにしました。最初はパワー・オブ・ドリームにしよかと思ったんですが某ジムと同じ名前になってしまうのでやめました(笑)」と話した。

「前回は自叙伝で人生を本にしてもらったけれど、今回は気持ちの整え方や考え方。僕は32年しか生きてないですけれどこういう風にやったらいいなっていうのがあって。そういうアドバイス的なことも書いているので、それを参考にしてくれたらみんなが元気に生きられるのかなって思って、そこを見てもらいたいなって思います」というのが読みどころだという。

 実は「最後をちょっと書き換えたんです。ロッタン戦の話になっていたやつを原稿が終わって本になるくらいになっていた時に相手が変わったので直前でちょっと変えました」とのエピソードも。


 12月にロッタンが腕を吊っている写真を見て「あれで大丈夫なんですかとONEに確認したら『あれは昔の写真だから大丈夫、試合はあります』と言われて(笑)」との裏話も公開。

 スーパーレック戦にも触れて「(3Rにボディが)効いているのは感じたけれど僕も効いてたので、お互いに倒れるギリギリまで追い込まれたし、3Rに効かせた時も1Rでヒザの骨が折れて筋断裂もしていたので踏ん張りが利かなくて強く打ちたくても打てなかった。4Rは足の痛みで意識が落ちそうな感覚になって。初めての感覚でした。ローで意識が飛びそうになったのは。

(蹴りの強さは)想定はしていたんですが想定以上でした。あそこまでロー攻めが来るとは思わなかった。ミドルの対策はしていたんですがミドルはほぼなくてロー攻めだったので。向こうも試合中に僕の様子を見て、ローが入るなと思ってやってきたと思うんですけれど」と振り返る。

 試合後に上がったセコンドや戦略を批判する声にはSNSで反論したが、「あれもわざわざ言わなくていいかなと思ったけれど、チームを責められる、トレーナーが悪いんじゃないかと言われているのをネットで見て、納得がいかなかった。ああいう判断をしたのは自分だし、セコンドは全力で勝つための指示を出してくれたし、1Rに膝でローをカットした時に膝の骨が折れていたので、これ以上カットしたら立っていられないって感覚があったので自分で決めた戦略だったんです。それでセコンドを責められるのは違うと思って反論してしまいました」と明かした。もちろん「勝って欲しくて言ってくれているのは分かるので、ありがたいですけれどね」と付け加えた。


 試合後、しばらく動けない状態だった時には「食べたくなかったんですけれど、松倉(信太郎)ってデブが来て延々とウーバーを頼むんですよ。ドーナツとか唐揚げとか僕が食べない物を頼むんですよね。僕はベッドで寝たままで動けないので、あるものを食べるしかないので身体に悪いものを食べてました(笑)」と、親友である松倉が好きな物を食べさせられていたと苦笑。

「まっつんと一緒にいると太るのであまり会いたくないんですよ(笑)。ごはん少なめにって言うと『ないわ…』と言って機嫌が悪くなるんです。まっつんがタイに練習に行って久しぶりに体重が落ちました。試合後2週間は全く動けなくて、まっつんが身体に悪そうな食べ物を持ってきて久しぶりに68kgまでいきました。面倒見がいいと言うか強要してくるんですよ。自分が食べて美味しかったものを自分が食べたのと同じ量を持って来たり。小麦は食べないと言ってるのにクッキーとかドーナツとか買って来るんです。食べないと機嫌が悪くなるので一口食べるんですが、恐ろしいです」と、食に関しては松倉が天敵だと話して笑いを誘った。

 また、司会のフリーライター・茂田浩司氏から「試合翌日にゴング格闘技の表紙撮影があり、その時に武尊選手が水抜きしてきたと聞いて驚いた」とのエピソードを披露すると、「カッコよく写りたいので。表紙だし(笑)」と完璧主義者ぶりを現わしていた。

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