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【PFL-BELLATOR】鈴木千裕戦から再起のパトリシオ“ピットブル”の対戦相手が、アーロン・ピコと対戦予定だったブラガに変更。ピコはコラレスと対戦──U-NEXTがPFL4シリーズに加えBELLATORも継続配信

2024/02/20 13:02
 PFLとU-NEXTは20日、日本国内の独占パートナーシップ契約を締結したことを発表した。今後、PFLの「PFLリーグシーズン」「PFLヨーロッパ」「PFL中東」「PFLスーパーファイト」の4シリーズに加え、「BELLATOR CHAMPION SERIES」の全試合もU-NEXTで「見放題ライブ配信」となる。  日本でRIZINと対抗戦を行っていたBELLATORを買収したPFLは、2月25日(日本時間)サウジアラビアで、PFLとBELLATORの王者対抗戦『PFL vs. BELLATOR: CHAMPS』を行うことを発表済みで、同大会からU-NEXTが生配信。2021年から続く「BELLATOR MMA」の国内配信の複数年独占パートナーシップ契約も新たにPFLと締結している。  その今週末のサウジアラビア大会にて、カード変更が報じられている。 ▼フェザー級 Champion vs. Champion 5分3Rヘスス・ピネド(ペルー)PFL2023同級王者パトリシオ・ピットブル・フレイレ(ブラジル)BELLATOR同級王者↓▼フェザー級 5分3Rガブリエル・ブラガ(ブラジル)PFL2023同級準優勝パトリシオ・ピットブル・フレイレ(ブラジル)BELLATOR同級王者B※ヘスス・ピネドが欠場  PFL2023年シーズン優勝のヘスス・ペネドが欠場。準優勝のガブリエル・ブラガが緊急出場で、パトリシオと対戦する。  パトリシオは、2023年7月『超RIZIN.2』にスクランブル参戦し、70kg契約で鈴木千裕に1R KO負けからの再起戦。ペネドと王者対決に臨む予定だった。  チャレンジャーシリーズから勝ち上がったブラガは、リーグ初戦でピネドにスプリット判定勝ちし、2戦目で元WSOF王者・UFCタイトル挑戦者のマルロン・モラエスをKOし引退に追い込んだ。準決勝は2022年のファイナリスト・クリス・ウェイドに判定勝ちで決勝進出。ファイナルでペネドとの再戦で3R TKO負けで優勝を逃している。  今回、緊急対戦が決定したBellatorフェザー級王者のパトリシオとは元チームメイト。11歳上のパトリシオもブラガのことを少年時代から知っており、ペネド以上にやりにくい相手となる。  一方、当初のブラガの対戦相手のアーロン・ピコは、今大会にそのまま残り、試合をするとされており、フェザー級でブラガに代わるどんな対戦相手が決まるか。一部では日本のファイターにも声がかけられており、果たしてピコは誰と戦うか(※追記・ヘンリー・コラレスと対戦が決定)。  なお、「BELLATOR CHAMPIONS SERIES」では、3月22日に北アイルランドにて第1弾大会を開催。現在空位となっているライトヘビー級王座を賭けて、コーリー・アンダーソン(米国)とカール・ムーア(アイルランド)が5Rで対戦するほか、ライト級では、RIZINアゼルバイジャン大会でも活躍したトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)がアルフィー・デイビス(英国)と対戦する。このベルファースト大会もU-NEXTでライブ配信となる。  6時間前にはBellatorライト級王者のウスマン・ヌルマゴメドフがSNSで機上にいることがストーリーズでアップされており、今週末のサウジアラビア大会の来場もあるか。ロシアで報道された通り、5月17日とされるBellatorパリ大会で、ウスマン・ヌルマゴメドフvs.アレクサンドル・シャブリーの“幻のGP決勝戦”が行われるか。  これらの「スーパーファイト」のみならず、PFLの主軸といえる「リーグシーズン」の配信決定も大きなニュースだ。U-NEXTでは日本語実況・解説をつけての配信を予定しており、PFLをシーズンを通して楽しめる形になりそうだ。 「PFLリーグシーズン」は、MMA団体で唯一「レギュラーシーズン」「プレーオフ」「チャンピオンシップ」のスポーツシーズン形式を採用しており、各シーズンごとに選手は各階級でポイントを競い合い、上位8選手がプレーオフに進出。優勝賞金100万ドル(約1億5千万円)獲得を目指し、戦う。 【写真】2023シーズンのライト級優勝はオリヴィエ・オバメルシェだ。(C)PFL  ポイントシステムは、試合の勝者は3ポイント、敗者は0ポイント、引き分けの場合は1ポイントを獲得する。また1ラウンドで試合を決着させれば3ポイント、2ラウンドは2ポイント、3ラウンドは1ポイントのボーナスポイントを獲得できるため、リーグ戦を勝ち抜くための戦力や、フィニッシュ決着を求めるエキサイティングな試合も見られる。  これまで日本から石井慧、西川大和、東よう子、工藤諒司らが参戦したPFLに、今後どんな選手が参戦するのかも注目だ。 ◆Professional Fighters League International SVP ジェームス・フレウィン氏「我々が世界へ進出していくにあたり、主要な地域のプラットフォームとパートナーシップを組むことは非常に重要な要素です。そのうえでU-NEXTと複数年のパートナー契約を締結できたことで、日本の格闘技ファンへ我々の最高のMMAをお届けできることを大変楽しみにしています」 ◆U-NEXT 代表取締役社長 堤天心氏「世界屈指の総合格闘技団体『Professional Fighters League』とパートナーシップ契約を締結したことを大変嬉しく思っています。当社は『PFL Champions vs. Bellator Champions』を皮切りに、すべての試合を日本語実況付きで配信いたします。PFLの戦略的パートナーとして、より丁寧に、最大限のリスペクトと共に日本の皆様にお届けしてまいります。格闘技を楽しむプラットフォームとしてのU-NEXTに、ぜひご期待ください」 [nextpage] 『PFL vs Bellator: CHAMPS』対戦カード 2024年2月24日26時(日本時間25日2時~)U-NEXT配信サウジアラビア・リヤド キングダム・アリーナ ▼ヘビー級 Champion vs. Champion 5分3Rヘナン・フェレイラ(ブラジル)PFL2023ヘビー級王者ライアン・ベイダー(米国)Bellatorヘビー級王者 ▼ミドル級 Champion vs. Champion 5分3Rインパ・カサンガネイ(米国)PFL2023ライトヘビー級王者ジョニー・エブレン(米国)Bellatorミドル級王者 ▼フェザー級 Champion vs. Champion 5分3Rガブリエル・ブラガ(ブラジル)PFL2023フェザー級準優勝パトリシオ・ピットブル・フレイレ(ブラジル)Bellatorフェザー級王者※PFL2023フェザー級王者のヘスス・ペネドは欠場 ▼キャッチウェイト 182ポンド契約 Champion vs. Champion 5分3Rレイ・クーパー3世(米国)PFL2019&2021ウェルター級王者ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)Bellatorウェルター級級王者※マゴメド・マゴメドケリモフ(PFL2023ウェルター級王者)は負傷欠場 ▼ヘビー級 5分3Rブルーノ・カッペローザ(ブラジル)PFL2021ヘビー級級王者ワジム・ネムコフ(ロシア)Bellatorライトヘビー級王者 ▼ライトヘビー級 5分3Rチアゴ・サントス(ブラジル)ヨエル・ロメロ(キューバ) ▼ライト級 5分3Rクレイ・コラード(米国)AJ・マッキー(米国) 【アーリーカード】 ▼フェザー級 5分3Rアーロン・ピコ(米国)ヘンリー・コラレス(米国)※追記※ガブリエル・ブラガ(ブラジル)はパトリシオ・ピットブル戦に変更 ▼ライト級 5分3Rビアッジョ・アリ・ウォルシュ(米国)エマニュエル・パラシオ(アルゼンチン) ▼ライト級 5分3Rクラレッサ・シールズ(米国)ケルセイ・デサンティス(米国) ▼フェザー級 5分3Rアニダラ・アルカタニ(サウジアラビア)エドゥコンダラ・ラオ(インド) ▼アマチュア フライ級 3分3Rマリク・バサヘル(サウジアラビア)ヴィニシウス・ペレイラ(ブラジル)
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