2024年2月8日(木)タイ・ラジャダムナンスタジアムで開催された『スック ペッティンディー』興行の第2試合で行われたプーンコンvs.ペットマライが物議を呼んでいる。ムエタイの情報をSNSで提供している『Muay Thai Super Fight』が報じた。
【写真】RISE世界トーナメントで準優勝、日本での知名度も上がったクマンドーイ 試合は、2Rに右フックでダウンを奪われたペットマライが3Rには右ローキックでダウンしたところで、レフェリーがペットマライを“追放処分”。つまり、戦意無しまたは八百長の疑いがあるとのことで試合を終了させた。
これにペットマライの同門の先輩にあたるクマンドーイ・ペッティンディーアカデミーが、SNSにて抗議の声をあげた。「もしペットマライが八百長してその証拠があるなら自分はもうムエタイを引退する。もし証拠も無いなら彼を責めるのはやめてほしい。ペットジャルンウィット(ジム)の選手は絶対にそんなことはしない!」と、ペットマライが八百長をした証拠があるのならば自分は引退すると自分の引退を懸けての怒りの反論。
ペットマライ自身も「自分は両親を支える一家の大黒柱、そんなリスキーなこと(八百長)をすると思うか?」と、八百長の疑いに反論している。
試合映像を見る限り、わざと倒れているようには見えないが、現在ペットマライは関係者からの取り調べを受けているという。タイではテレビマッチが主流となり、ネットを通じてのギャンブルで巨額な金が動くため八百長に対してさらに厳しい目で見られているという背景がある。