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【RISE×K-1】中村寛と対戦する与座優貴「対抗戦を自分の実力で見返してやりたい」、金子晃大は「報復しないと気が済まない」受けて立つ鈴木真彦「THE MATCHよりもハッキリした勝ち方で」

2024/02/02 19:02
 2024年2月2日(金)都内にて記者会見が行われ、3月17日(日)東京体育館『ABEMA presents RISE ELDORADO 2024』、3月20日(水・祝)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD MAX』でそれぞれ5vs.5、合計10vs.10で行われるK-1vs.RISE全面対抗戦の対戦カードが発表された。  会見は伊藤隆RISE代表の「組み合わせは王者対決、中堅、若手と皆様が望むような王者対決が実現できたと思っております」、カルロス菊田K-1プロデューサーの代理である宮田充Krushプロデューサーの「去年の秋にK-1グループに復帰して胸に秘めていたのはRISEに仕返ししたいなというのが凄くあって。何で喧嘩しないのかなって思っていて。3月は思いの丈、RISEとやれることが嬉しくてしてやったりというか。あとは選手に暴れてもらって10タテになるのか、どうなるのか分かりませんが、僕はテーマはK-1リベンジだと思っているし、負けっぱなしのK-1では悔しいので、その気持ちだけで10vs.10に漕ぎつけました。受けて立ってくれた伊藤代表、RISEのファイターには心から感謝しつつ、潰しに行かせていただきたいと思っています」との言葉から始まった。  3・17RISEで行われる対抗戦のカードは次の通り。 ▼RISE×K-1対抗戦 ライト級(-63.0kg) 3分3R延長1R ※RISEルール中村 寛(BK GYM/RISEライト級王者)与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GPライト級王者)  中村は野性味あふれるファイトスタイルから、“人獣”とも称される。日本拳法仕込みのサウスポーから放たれる破壊力抜群のパンチを武器に、2021年7月には大雅からダウンを奪って判定勝ち。11月にはYA-MANに判定負けを喫したが、大激闘を演じて強烈なインパクトを残す。2022年6月の『THE MATCH 2022』ではレオナ・ペタスから番狂わせの勝利を収めた。2023年4月に直樹を判定2-0で破りRISEライト級王座を奪取。前戦は12月に20㎝もの身長差があるアフマド・アコーダッドを2RでKOした。戦績は15勝(12KO)5敗1無効試合。  与座は2017年極真会館第6回全世界ウェイト制空手道選手権大会で軽量級優勝の実績を持つ空手家で、2019年3月にキックボクシングに転向。7戦全勝(3KO)の快進撃を続けていたが、2020年2月の鈴木千裕戦で初黒星。2021年12月にKrush初参戦を果たし、蓮實光を左ハイキックで豪快KO。2022年2月のK-1でいきなり朝久泰央と対戦すると、延長戦で勝利する番狂わせを起こした。8月には篠原悠人をKO、12月にはエークピカートに判定勝ち。2023年3月の朝久との再戦で勝利し、第6代K-1 WORLD GPライト級王座に就いた。前戦は6月にアーロン・クラークから判定勝ち。戦績は16勝(7KO)2敗。  伊藤代表、宮田Pが口をそろえて「ファンが最も見たいカード」だったという一戦。  中村は「ひとつ聞きたいんですけれど、与座がずっとK-1に出ていなかったのはなんでなんかな?」といきなりの質問。与座は「自分の中でどうしても納得できないというか、許せないところがK-1にはないんですけれど元々空手をずっとやっていて、そことのアレがいろいろあって。ずっと納得できない期間が続いていたんですけれど、この前の中村選手の試合で『大したことない。RISEのリングに上がってこい』と言われたのが正直嬉しくて。やっと王者同士で、相手のリングに乗り込んで戦えるので、今は王者同士で戦えるのが凄く楽しみです」と返答した。  続けて与座は「K-1王者としてまだやるべきことがあるのかなって。THE MATCHから対抗戦の成績がよくないので、それはずっと悔しかったし、自分の実力で見返してやりたいというのがずっとあったので、やっとそのチャンスが来たので楽しみです」と、対抗戦で勝利することが自分の役割だと話した。 [nextpage] ▼RISE×K-1対抗戦 バンタム級(-55.0kg) 3分3R延長1R ※RISEルール鈴木真彦(フリー/第7代RISEバンタム級王者)金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者)  鈴木は軽量級離れしたパンチ力と卓越したテクニックで、2018年11月にトーナメントを制してRISEバンタム級のベルトを獲得。5年間無敗、20連勝という驚異の記録を打ち立てた。2022年6月の『THE MATCH 2022』ではK-1スーパー・バンタム級王者の金子晃大に判定勝ち。那須川天心に2度、志朗に2度敗れた以外は連勝も、2023年3月にK-1のリングに乗り込むも玖村将史にダウンを奪われて敗れた。8月にイマッド・サヒをKOして再起したのもつかの間、12月に大﨑孔稀に敗れ王座を失った。戦績は35勝(20KO)8敗。  金子は2006年9月にKrushでプロデビュー。無敗のまま6戦目で軍司泰斗を破りKrushバンタム級王座を奪取、第3代王座に就いた。卓越したテクニックと攻撃力で9連勝を飾っていたが、2020年3月に玖村将史に判定で敗れ初黒星。2021年3月に1年ぶりの復帰を果たすと連続KO勝利を収め、2022年2月の「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」で優勝してK-1王座に就いた。6月の『THE MATCH 2022』ではRISE王者・鈴木真彦に判定負けを喫したが、その後は6連勝。前戦は12月にラン・シャンテンに判定勝ち。戦績は20勝(11KO)2敗。  2年前の『THE MATCH 2022』の再戦で受けて立つ立場の鈴木は「今回の試合、正直僕の気持ちとしてはRISE王者とK-1王者で対戦したかったんですけれど、去年僕がベルトを奪われてしまって金子選手にも申し訳ない気持ちです。でも決まったからにはTHE MATCHよりハッキリした勝ち方でもう1回RISEのベルトをすぐに奪い返しに行こうと思っているので期待していてください」と、金子を踏み台にRISEのベルトを奪還しに行くとする。  鈴木に敗れて以来、ずっと鈴木とのリベンジマッチを口にしてきた金子は「ここでやれるまで僕は1敗も出来なかったので、まずそこにたどり着いたのと、報復しないと気が済まないので、K-1のファンと僕のファンが望むような結果で終わらせようかと思っています」と、“報復する”と言い放った。 [nextpage] ▼RISE×K-1対抗戦 スーパーフライ級(-53.0kg) 3分3R延長1R ※RISEルール花岡 竜(橋本道場/RISEスーパーフライ級5位)池田幸司(ReBORN経堂/Krushバンタム級王者)  花岡はアマチュアで28冠王を達成し、122勝20敗15分という驚異的な戦績を引っ提げて2019年春に中学卒業後すぐにプロデビュー。2020年8月にINNOVATIONフライ級王座、2021年9月には初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座を獲得。2022年3月にはオープンフィンガーグローブ着用トーナメントで優勝。2023年は「NO KICK NO LIFE バンタム級賞金トーナメント」で優勝を果たして“平成最後の怪物”と呼ばれている。前戦は11月に「RISE NEW WARRIORS スーパーフライ級トーナメント」1回戦で政所仁にKO負けを喫した。戦績は21勝(8KO)3敗1分。  池田は幼稚園から始めた空手をバックボーンに持ち、アマチュアでは無敗を誇り、2019年にはK-1カレッジ優勝。同年10月にKrushでプロデビュー。2021年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では1回戦で黒田斗真にKO負けを喫したが、その後は連勝して2022年3月に壬生狼一輝を判定で破りKrushバンタム級王座に就いた。同王座は2度の防衛に成功。2022年12月の「K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント」では準決勝で石井一成に敗れて3位に。2023年12月にはRISEに殴り込み松下武蔵を判定で破った。戦績は14勝(7KO)4敗。  花岡は「今回は対抗戦関係なく池田選手と試合が出来ることを嬉しく思います。さっきフェイスオフしたんですけれど、けっこう近寄ってきて。でも近くで見たらちょっとプルプル震えていたのでビビッてるんじゃないかなと思うので、3月にぶっ倒してRISEに1勝を持って帰ろうと思います」と煽る。  宮田Pから「前回の試合は僅差の判定勝ちだったので僕はちっとも嬉しくない。前回みたいな調子の試合だったら負けちゃうかなと僕は思っています。前回の相手よりは花岡選手は全然格上だし、心してかかって欲しいし、ちんけな判定勝ちなんていらないから池田は倒して欲しい。倒せないなら倒されるくらいの試合を望んでいます」との檄を受けた池田は、「前回のRISE対抗戦に続いて、今回も選手がたくさんいる中から選んでいただいてありがとうございます。めちゃくちゃ気合い入っています。対戦相手の花岡竜選手、めっちゃ強いんですけれど俺も強いので。バチバチのやるかやられるかの試合…花岡、この中で俺ら一番軽い階級だけれどバチバチやろうよ。一番いい試合しようよ。最終的に俺がお前のことKOするから」と挑発。  花岡が「いやいや、俺が倒すから。倒し合いで覚悟してもらって」と返答すると、池田は「やろうよ」と花岡と拳を合わせた。 [nextpage] ▼RISE×K-1対抗戦 ライト級(-63.0kg) 3分3R延長1R ※RISEルール陽勇(TEAM3K)龍華(ザウルスプロモーション)  陽勇は第7回JFKO全日本フルコンタクト空手道選手権大会軽中量級優勝、第36回白蓮会館全日本空手道選手権大会一般男子軽量級優勝など空手で華々しい成績を収めてプロに転向。2022年9月に『Stand up』でプロデビューし、Stand up King of Rookie 2022 -65kg級優勝。前戦は2023年12月に基山幹太に判定勝ちし、デビュー以来無傷の5連勝を飾っている。  龍華も幼少期から空手を学び、数々の実績を残す。高校入学後にキックボクシングの道へ進み、K-1甲子園2019年・2020年連覇。2018年11月にプロデビューし、2019年6月から2021年9月まで8連勝を飾ったが、2022年2月に里見柚己に延長判定で敗れ連勝がストップ。2023年7月に約1年5カ月ぶりに復帰したが篠原悠人に判定負け。11月の再起戦では岩﨑悠斗をKOした。戦績は9勝(6KO)4敗。  陽勇は「今回大舞台でK-1対抗戦ということで、それに若手のうちから選んで頂けたのは凄く嬉しいです。僕はキャリアは浅いですけれどJFKOで優勝して修羅場を潜ってきた、トーナメントを勝ち抜く勝負強さを持っているので、その勝負強さ、もっとキックに順応した僕で会場を盛り上げて行きたいと思っています。当日はRISEファンだけでなくK-1ファンにも見てもらえると思うので、倒すだけでなく再戦しても勝たれへんなと思わせるくらい圧勝してフィニッシュはKOで締めたいと思います」とKO宣言。  龍華は「K-1代表として出るからにはしっかりといい勝ち方をして一緒に出るK-1組にいい勢いを付けられたらと思うので、しっかりといい勝ち方をしてRISEファンの人たちにも覚えてもらえるような勝ち方をしたいと思います」と勝利をつなげたいとした。 [nextpage] ▼RISE×K-1対抗戦 スーパーライト級(-65.0kg) 3分3R延長1R ※RISEルール田中佑樹(HAWK GYM)齋藤絋也(WSRフェアテックス三ノ輪)  田中は新空手から2021年6月に『Stand up』でプロデビュー。Stand Up King of Rookie 2021 -63kg級で優勝を果たし、2022年7月からRISEに参戦。2023年2月にはシュートボクシングでも勝利を収めている。前戦は11月に石田迅を初回KOに仕留めた。戦績は6勝(2KO)1敗だが、1敗は不戦敗。  齋藤は2020年9月からK-1グループに参戦、3連勝したが4戦目で塚本拓真に初黒星。前戦は2023年12月に佐野天馬から判定勝ちを収めている。戦績は7勝(4KO)1敗。  田中は「ここに選ばれたっていうのは試合に出るだけではなく、選ばれる意味だったりが自分は分かっています。今は誰も僕のことを知らないと思いますけれど、当日は最高の試合をしてKOで勝って皆さんに応援してもらえるような選手になります」、齋藤は「このK-1のメンツの中では自分は“誰?”って感じなんですけれど、対抗戦は自分たちが第1試合だと思うので、この1試合目1Rで必ずKOで勝ってK-1にいい流れを持っていきたいと思っています」と、それぞれコメントした。
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