新日本キックボクシング協会の2024年第一弾大会となる、3月3日(日)東京・後楽園ホール『MAGNUM 59』の全対戦カードが発表された。
メインイベント(第13試合)は、日本フェザー級王者・瀬戸口勝也(横須賀大賀ジム)vs.元NJKFスーパーフェザー級王者・山浦俊一(新興ムエタイジム)の新日本キック×NJKF交流戦59kg契約3分3R。
鹿児島出身の瀬戸口は長らく新日本キックのフェザー級トップ戦線で活躍し、2020年2月、5度目の挑戦となった日本フェザー級タイトルマッチで平塚一郎に3R TKO勝ちし悲願のベルトを巻いた。2022年10月にはTKO勝ちで初防衛に成功している。2023年7月に同じくNJKFの大田拓真と新日本キックで対戦も判定で敗れたが、10月にはNJKFフェザー級王者・前田浩喜に右フックで初回TKO勝ちを収めた。パンチでガンガンと前に出るスタイル。
山浦は15歳でプロデビューするも16歳から21歳まで現役を離れ、22歳で復帰。2019年9月にNJKFスーパーフェザー級王座を奪取している。2020年12月にWBCムエタイ日本スーパーフェザー級王座も奪取。2021年2月にはNKBで高橋亮と対戦したがハイキックでTKO負け、4月の新日本キックで高橋亨汰にも判定負けと連敗を喫するも、11月の初防衛戦で久井淳平に判定勝ちした。2023年は2月にTAKUYAに勝利、5月にはペッチ・パランチャイにTKO負けを喫している。
またもNJKFのトップ選手を迎え撃つ瀬戸口。新日本キックの牙城を守るのか、それとも山浦が前田の仇をとるのか。
第12試合は日本スーパーフェザー級王座決定戦3分5R延長1Rで、同級2位・木下竜輔(伊原道場本部)と同級4位ジョニー・オリベイラ(トーエルジム)が対戦。
木下は右ストレートを武器に打ち合いも辞さないタイプ。2023年4月の新日本キックでメインカード消滅に伴って繰り上がりながらメインを務め、地奏人に判定で敗れるも好試合を展開。プロ10戦目となった10月の試合ではNJKFの坂本直樹に判定で敗れた。
オリベイラはブラジル出身で、長く新日本キックのリングに上がる“新日本キックの鉄人”。2016年12月には日本ライト級王座に挑戦、2019年8月には現K-1ライト級王者の与座優貴とも対戦している。
両者は2022年5月に対戦し、木下が1R2分32秒、右ストレートで失神KO勝ちを収めている。
第11試合も新日本キック×NJKF交流戦となり、78kg契約3分3Rのヒジ打ち無しルールで、3勝(1KO)3敗のマルコ(伊原道場本部)が2勝6敗1分の雄也(振興ムエタイジム)を迎え撃つ。
【写真】4戦全勝でミネルヴァ王座に就いたNao 第10試合には、女子の新鋭・Nao(AXGYM)が登場。ミネルヴァ公式戦48.5kg契約2分3RでRUI(ジャンジラジム)と対戦する。Naoは4勝(2KO)無敗で2023年11月にミネルヴァ アトム級王者になった、女子注目の選手。RUIは1勝2敗で2023年12月に嬉しい初勝利をあげている。
また、第4試合ではミネルヴァ ライトフライ級王者で5勝4敗1分のYuka☆(SHINE沖縄)が、アルゼンチン極真空手王者の肩書きを持つ3勝1敗2分のナディア・ブロン・バビルス(伊原道場アルゼンチン支部)とミネルヴァ公式戦49kg契約2分3Rで対戦する。