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【ONE】平田樹、三浦彩佳との煽りやにらみ合いフェイスオフをした理由を明かす「女子の試合って休憩時間だと思われてしまっているので…」

2024/01/30 14:01
 2024年1月28日(日)東京・有明アリーナ『ONE 165: Superlek vs.Takeru』の第5試合、ONE女子アトム級(※52.2kg)5分3Rで三浦彩佳(日本/TRIBE TOKYO MMA)に判定で敗れた平田樹(日本/フリー)が試合後インタビューに答えた。  サバサバした表情でインタビュールームに現れた平田は「負けたけれど、前はもう辞めたいとなったけれど今回はもっと出来る、もっとやりたい、もっと練習したい、と前向きな考えなのでまた頑張りたいと思います」と、気持ちはすでに前を向いていると明るく話した。以下、記者との一問一答。 ――そんなに前向きになれたのはなぜ? 「試合までの取り組み方もそうだし、自分のマインドもそうだし、久しぶりに試合が楽しみって思えたのが自分の中で変わったと思えたところかな。一人で戦っていたのが一人ではなくなったことが、試合ってこんなに楽しいんだと思えたので、また試合を組んでもらえるように頑張って練習したいと思います。みんなの前で戦いたいと思います」 ――戦ってみての三浦選手の印象は? 「身体も強かったし、もっと打撃で行きたかったんですけれど、3R最後の方で自分の打撃をちょっと出せたんですけれど、それを最初からやりたかったというのがあります。もっと自分でペースを掴みたかったなというのはあります」 ――押し込まれたところで階級差を感じたか? 「身体が強いのもあったけれど、それも経験なので。もっと引き出しを多く持つのと練習かなと思います」 ――煽りや舌戦、フェイスオフでのにらみ合いなどいろいろあった試合だが、試合を終えての三浦選手への感情は? 「この試合は三浦選手がいなくてはならない存在だし、三浦選手がいたからこんなに盛り上がった試合。女子の試合ってみんな休憩時間だと思われてしまっているので。その点、相手の選手がいたからこそこうやってみんなが見たいと思ってくれた試合になったし、休憩時間ではなくなった。注目を浴びられたというのがあったので、本当に三浦選手には感謝しかないです。笑って終えられたのが良かったと思います」 ――負けたのに晴れやかな表情に見えるが? 「負けるのも3回目ですが、以前の負けた2回は全てがダメと考えてしまってというのがあって。でも今回は一人で戦っていないというのもあったし、もっと出来たっていうのもあったし、負けたけれどもっと強くなりたいと凄く思うので、自分の中ではまたゼロからスタートが出来るなって思います。次の試合も早くしたいし、もっと強くなりたいって気持ちがより一層高くなりました」 ――三浦選手にはリベンジしたい? それとも同志という感情がある? 「リベンジもしたいし、同志でもあるので。日本の女子は自分らしかいないので、もっともっと引っ張ってやらないといけないし、長南さん(三浦の師匠)からも一緒に頑張っていこうと言われたので、自分も頑張らないといけないし、三浦選手に負けないようにアトム級も盛り上げていかないといけないと思います」 ――今回のように女子の試合が休憩時間に見られないためにはどうすればいいと思う? 「試合内容もそうだけれど、国内の選手はみんな煽りが弱かったり、注目を浴びるようなSNNの発信をしたりもそうだけれど、そこを使って存在感を出さないといけないこともあるし。自分はそこに試合内容が全然付いていってないので そこが一番の課題だと思う。これだけ盛り上げたのだから面白い試合に…もっとみんなが夢中になる試合をしたかったんですけれど、それが全然足りなかったので反省点です。  自分がいつも見ている側だと女子の試合ってみんな休憩時間になっているな、トイレに行ってるなってけっこう感じられたので、絶対にそうさせたくないし、こんな凄い大会だからこそ私たちだけが(女子の試合として)組まれたので、そこで存在感を出してやりたいなと思っていたので。今回は三浦選手のおかげでそれが出来たことが嬉しいです」
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