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【ONE】平田樹に勝利した三浦彩佳が号泣会見「そうやって煽られているのが本当に悔しくて。勝手に因縁付けられているのが本当に悔しくて嫌だった」

2024/01/29 22:01
 2024年1月28日(日)東京・有明アリーナ『ONE 165: Superlek vs.Takeru』の第5試合、ONE女子アトム級(※52.2kg)5分3Rで平田樹(日本/フリー)に判定勝ちした三浦彩佳(日本/TRIBE TOKYO MMA)が、試合後インタビューに答えた。  三浦は開口一番「悔しい気持ちです」と、勝ったにも関わらず悔しさを口にした。「本当にたくさん練習してきたのに全然動きが出せなかったので。全然満足はいってないですね。ただ、この試合でアトム級に挑戦していろいろなチャンスを与えていただいたので、その中でのこの試合で課題がたくさん見つかったのはよかったと思っています」と、練習通りの動きが出せなかったことに悔いが残ったとする。 「練習ではどんな局面でもしっかり極めきる、いっぱい打撃を出すというのをやってきたのに、試合直前までの精神面は凄くよかったんですけれど、リスクを負って動くことが出来なかったと言うか。ちょっと雑になってしまったりとかアツくなってしまったりとかして、冷静な動きが出来なかったのが凄く悔しいです。でもそれが今までの試合ではなかったので。(練習では)ちゃんとジムの代表の長南さんが言ってくれた動きがそのまま指示を聞いて動けていたので、それが今回できなくて。最後だからリスクを負って動けと言われたのに押し込んでしまって、もっともっと細かい動きが練習では出来たのに試合では出来なかったので課題が見つかった試合だと思いました」  今回の試合はフェイスオフでのにらみ合いや、記者会見での発言などで試合前から大きな話題を呼んでいた。そのことについて聞かれると三浦は「私、SNSをほとんど見なかったんですが、平田選手ってSNSを使うのが上手だし、煽るのも上手だし、凄いなって思いました。私は因縁もなかったし、試合が終わってから嫌いということも本当になくて、それはSNSで作り上げられていただけなので、一選手としてしか見てないから、試合が終わってからというのは特になくて」と、試合前も試合後も平田に対して悪い感情は一切なかったと話す。  しかし、「今回の試合って、そうやって煽られているのが本当に悔しくて、本当にわたし格闘技でチャンピオンになりたくてやっているのに勝手に因縁付けられているのが本当に悔しくて。だから今回しっかり勝ってそうならないというのを知って欲しかったんですけれど、課題が残る試合だったので。課題があるってことは次につながるってことなので今回試合が出来てよかったと思っています」と涙ながらに話した。  三浦は具体的には言わなかったが、「勝手に因縁つけられている」というのは、山本アーセンの元交際相手の平田と現交際相手の三浦という構図で煽られたことを指すのだろうと推測される。 「アトム級に下げることで、私自身は挑戦と捉えていたんですけれど、やっぱり日本だと平田選手の方が知名度が高い。一般的に見たらどう考えても面白いというか、煽られてもおかしくないですけれど、そういう見方でピックアップされるんだっていうのが試合前から悔しくて。ただ、それで私たちTRIBE TOKYOって世界を目指すチームなので、そういう人しか残れないチームなので、そこの人たちの姿を見てもらいたかったので。特に今日はTRIBE TOKYOから若松佑弥が出たりとか、もうひとつの団体で後輩たちも出ているので、みんなにも注目いってくれるかなって、だから私頑張らないとって。こういう見方をされるのが凄く嫌なんですけれど、本当に嫌で今回、終わってホッとしている部分もあります」と、自分が注目されることで他のジムの仲間たちも注目されるかもしれないと思って我慢していたと号泣しながら吐露した。  リング上では、三浦が「悔しい」と言って泣いている時に平田から「辛かったですよね」と声をかけられたという。  涙が多い試合後の会見となってしまったが、三浦は「もっともっとこんなもんじゃないていうのを見てもらいたいと思います。今日の試合ではダメですね、まだまだです」としながらも、「ずっと言っているストロー級で王者になりたい、じジンナンに勝ちたい。身体を戻してストロー級で王者を目指していく。これはずっと言っていることなので」と、これからもONE世界ストロー級王座を目指すと力強く宣言。  ただ、「正直計量の3日前に(体重を)クリアしていたので、アトム級の身体が作れるのは分かりました。自分の中ではストロー級ですが、アトム級で(オファーが)来る可能性もあるのかなと思っています」と、アトム級でタイトルマッチ絡みの試合が来るかもしれないという可能性もあると見ていた。
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