(C)ONE Championship/GONG KAKUTOGI
2024年1月28日(日)東京・有明アリーナ『ONE 165: Superlek vs.Takeru』の前日計量&ハイドレーションテストが27日(土)、都内にて午前10時より行われた。
約4年ぶりの日本大会では、特別ミックスルール(1Rボクシング、2Rムエタイ、3R MMA)で、秋山成勲(日本)と元GLORY世界ウェルター級王者のニキー・ホルツケン(オランダ)が対戦する。
▼特別ルール 3分3R(1Rボクシング、2Rムエタイ、3R MMA)-85.0kg契約 ※MMAグローブ
秋山成勲(日本)187.25ポンド(84.93kg)1.0070
ニキー・ホルツケン(オランダ)183.75ポンド(83.34kg)
先に計量会場に登場したホルツケンは、183.75ポンド(83.34kg)でパス。なかなか計量会場に現れなかった秋山だが、13時までの計量で12時前に登場。
多くの関係者の前で「恥ずかしいな」と照れながら、フーディを脱ぎ、バキバキボディで体重計に乗って187.25ポンド(84.93kg)でパス。ポンドコールのオフィシャルに「何kg?」と聞く余裕を見せた。また計量後には、日本勢で最後の計量になり心配をかけたことを詫びるように、あるいは計量パスを感謝するように両手を合わせた。
25日の会見で秋山は、「今まで色んなところでやっていたのを見ると、真ん中にMMAが入ってくるのがミックスルールだったんですけど、今回はボクシング、キックボクシング、MMA。打撃が2つ前(のラウンド)にポンポンと続くということで、やはり打撃の強いニキーが完全に有利じゃないかなと思う反面、3Rまで行けば私にも分があるのではないか」と、今回の特別ルールについての不安を明かしている。
会見後の囲み取材では、「練習を、スパーリングを1年以上やってなくて。(本格的な練習が出来たのは)20日間くらいかな?(1R目のボクシングルールから)オープンフィンガーだから有利だとかは思ってないです。むしろ、完全に彼の土俵じゃないかなと。(MMAルールは)普通2R目だよ。大体そうだよ。(交渉は?)した! もちろんしました。けど、受け入れてくれなかった。残念です」と苦笑した。
対するホルツケンは「オファーから短い期間での試合ですが、85kgの体重を落とすことなく戦えることになりました。この身体でKOパワーも上がりました。この身体を使って暴動を起こしていきたい。(今回のルールセットについて)私はイーブンだと思っている。どちらにアドバンテージがあるかというよりも、自分が望んだ85kgで戦えることの方が大きいです。秋山選手は小さいグローブ(MMA用のオープンフィンガーグローブ)に慣れているが、私は大きいグローブ(ボクシンググローブ)に慣れている。お互いの競技のアドバンテージがあるルールだと思っています。それに、この試合を受けた時点でルールには納得している」と語っている。
3RのMMAルールまで持ち込めば、リングは秋山の庭となるが、そこまでの1R、2Rはボクシング経験とオープンフィンガーグローブの立ち技戦の経験もあるホルツケンのホームだ。果たして、どのラウンドで勝負は決するか?