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【ONE】武尊とスーパーレックが会見で再び対峙、武尊は「泥臭くてもどれだけボロボロになっても必ず勝つ」との決意、スーパーレックは「日本のファンをガッカリさせないようにKO決着を考えている」

2024/01/25 18:01
 2024年1月28日(日)東京・有明アリーナ『ONE 165』の記者会見が、25日(木)都内にて行われた。  会見にはメインイベントのONEフライ級キックボクシング世界タイトルマッチで対戦する、王者スーパーレック・キャットムーカオ(タイ)と挑戦者・武尊(team VASILEUS)が出席。  武尊は「ONEデビュー戦とONEタイトルマッチ。これが日本で出来ることは嬉しく思うし、光栄です。今回の試合は僕の今までやってきた格闘技人生と日本の各格闘技界を背負って、必ずスーパーレック選手を倒して世界最高峰のONEのベルトを獲るのでよろしくお願いします」との決意を語った。  スーパーレックは「自分もまた日本で試合が出来ることをとても嬉しく思い、ワクワクしています。ONEのメインイベントを任されたことを光栄に思っています。28日はベストを尽くして勝ちをもぎ取りたいと思います」とタイトル死守を誓う。  続いての質疑応答で、どのように勝つイメージを抱いているかを聞かれると、武尊は「強い選手なので簡単に勝てるとは思っていませんが、泥臭くてもどれだけボロボロになっても必ず勝つことを意識しているので、ベストはKOで倒したいと思いますが、どんな戦い方をしても絶対に勝ちたいと思います」と必ず最後に勝つことを重要視していると答える。  スーパーレックは「日本での試合なので日本のファンの皆さんが待ち焦がれていたと思いますが。ガッカリさせないようにKO決着を考えています。もちろん武尊選手もそうでしょうが、自分もその気持ちで向かっていきます」と、期待に応えられるようにKO決着を狙うと言い放つ。  互いにいつか戦うことを意識していたかとの質問に、武尊は「最初はロッタン選手との試合が決まっていたのでロッタン選手と戦うための練習をしてきましたが、ONEと契約した時に王者のスーパーレック選手のことは意識はしていたので、ロッタン選手と戦うための練習をしていましたけれど意識はしていました」、スーパーレックも「武尊がONEと契約した時にはあまり存じ上げなかったが、それから試合を見て研究してきました。同じ階級だったことから自分も近い将来戦う日が来ることを念頭に置きながらビデオを見たり、どんな戦い方をするのかを学んでいました。だから対戦が組まれたことを嬉しく思っています。強い選手と試合をしたい気持ちを持っていて、世界的にもハイレベルなテクニックを持っている武尊と試合が出来るのを嬉しく思っています」と、それぞれ意識していたという。  ONE独自のハイドレーションテストを含む計量について、武尊は「ハイドレーションテストは定期的にやるようにしていて、今日の午前もやりました。体重もあと1kgまで落とせているので順調だと思います。今日も基準値はクリアしていました」と、準備万端だとした。リカバリーについては「水抜きはせずに落としているので、リカバリーもそこまでないかなと思っています」としている。  会見ではチャトリ代表から「ロッタンが復帰したら武尊との試合を期待したい」との言葉もあったが、武尊は「嬉しい事ですが、次のことを考えて勝てる相手ではないので僕は今スーパーレック選手に勝つことしか考えてないです」ときっぱり。23日に行われた那須川天心のボクシング第3戦についても「自分の試合だけに集中しているので見ていないですね」と答える。  スーパーレックには、2023年7月に対戦したダニエル・プエルタス(スーパーレックが判定勝ち)が、2018年9月のK-1で初回KO負けしていることについてどう思うかとの質問もあったが、スーパーレックは「もちろんその試合は見ました。でも自分はダニエルではありません。自分はスーパーレックです」と、プエルタスとは同じにはならないとした。
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