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【ボクシング】那須川天心、対戦相手の試合続行不可能でTKO勝ち「まあ、KO(笑)」バンタム級で世界を狙うと示唆「絶対に格闘技界を変えるから」

2024/01/23 21:01
Prime Video Presents Live Boxing 62024年1月23日(火)エディオンアリーナ大阪 ▼121ポンド(54.9kg)契約 3分8R×ルイス・ロブレス(メキシコ/WBA世界バンタム級13位、WBO世界同級14位)TKO 3R終了時〇那須川天心(帝拳ジム/OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級6位、日本同級7位)  2023年4月8日にプロボクシングデビュー戦を行い、9月18日の第2戦ではメキシコバンタム級王者を破り2連勝の那須川が、世界ランカーに挑む。  ロブレスはWBA世界バンタム級13位、WBO世界同級14位で戦績は15勝(5KO)2敗1分の25歳。直近の試合は2023年10月13日にWBC中南米バンタム級王座決定戦で引き分けている。  1R、那須川はまずジャブを一発、続いてジャブを放っていくとロブレスは右ストレートを返す。前にステップインしながらジャブを打つ那須川。ジャブから左ボディをみぞおちに打つ那須川だが、その後もしっかりジャブを突いていく。左ボディと同じモーションで左フックを当てに行く那須川。ロブレスはワンツーを打つが、那須川はステップで外す。那須川が左ボディストレートを打ち込んで初回終了。  2R、手数を増やすロブレスは上体を激しく左右に振りながらワンツー、左フック。那須川も左ストレートで応戦し、ジャブから左ボディ。ロブレスの左フックには右フックのカウンター。那須川の左ボディが重く決まり、ジャブを突きながら右フック、左ストレートも打つ。 【写真】2023年4月のデビュー戦では日本バンタム級2位・与那覇勇気に判定3-0で完勝 3Rもジャブから左ボディ、ロブレスの動きをよく見ての左ストレートをしっかり当てる那須川。ロブレスが右ボディを返して来るとすかさず左ストレートを打つ。那須川のジャブでロブレスのアゴが跳ね上がるシーンが連続で見られる。ロブレスの右をバックステップでかわすと、すぐに下から突き上げるような左ボディストレートを叩き込んだ。  4Rの開始前、ロブレスは立ち上がることが出来ず試合終了。那須川は思わず「マジ!?」と不満気な表情。ロブレスは右足首に異常があったようで、セコンドがリング上でシューズを脱がせ、担架で運ばれていった。  那須川は「よっしゃ、KO。KOっしょ」とおどけたように叫ぶと場内からは笑いが起きる。カメラに向かって「文句言わないで、頼む」とも。 「足痛めた…キックの試合みたいですね(笑)。まずは大阪の皆さん、こんにちは那須川天心です。応援ありがとうございました。前回と比べてちょっと進化を見せている途中だったんですけれど、自分の中でも強くなって自信があるので進化した姿を見せられたと思うんですけれど、どうですか?」と、観客に問いかけると場内からは大きな拍手と歓声。 【写真】2023年9月の第2戦はメキシコバンタム級王者のルイス・グスマンからダウンを奪っての判定勝ち「まだまだこれからなので進化している途中でみんなKO出来ないって言っていたけれど、まあ、KO(笑)。KO出来たということで今後も強くなり続けるので、これからも応援していただけると嬉しいです。ダメージないので次もすぐやりたいと思います。格闘家なので戦うことしか(自分を)出すことが無いので、しっかり作って試合をしてどんどん強い相手…もっと軽い階級でバンタム級でやると思うので、日本人にたくさんバンタム級で強い選手いると思いますが、しっかり世界を狙っていくので皆さん待っていてください」と、バンタム級で世界を目指すことを示唆。 「こうやってみんなの前に立って試合がで来て嬉しいですし、格闘技を通じて元気なエネルギーをみんなに与えたいし、自分がパワースポットになりたいと思うので、与えるだけじゃなくみんなのパワーをもらっていい日本を作って行く、いい世界にしていきたいと思います」とメッセージ。  そしてカメラへ向かって「もっと強くなる。絶対に格闘技界を変えるから」と笑顔でアピールし、リングを降りるとリングサイドにいた父と抱き合った。ファンへ向かっては「ほな、また」と関西弁で再会を誓った。
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