2024年1月21日(日)東京・後楽園飯店にて『NJKF2023年度年間表彰式』が行われた。
ニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)は1996年10月6日に旗揚げされ、今年で28年目を迎える老舗団体。
2023年度の最優秀選手賞(MVP)には大田拓真(新興ムエタイ)が選ばれた。
大田はこれまでWBCムエタイ日本統一フェザー級(19年6月)、S1ジャパン55㎏級(19年11月)と2冠を達成。2023年はその活躍に勢いを増し、5月にメキシコ『IRON FIST』へ飛ぶとムエタイ世界王座を奪取、7月は新日本キックへ乗り込み王者・瀬戸口勝也を撃破した。
圧巻はONE Championshipデビュー戦となった9月のジェルテ・ブロマート(ベルギー)戦。これまでムエタイスタイルで蹴りを主体に戦った大田だが、ここではダメージの大きいオープン・フィンガー・グローブながら激しい打ち合いを披露。激闘型の新スタイルを見せ、判定で白星デビューを飾った。11月にはルークワンにKO勝ちし、2023年を5戦全勝で終えている。
大田は「去年は自分が出来ないことを克服するためいろいろ試行錯誤しながら練習して、それを試合でも出せたので凄くいい成長になったと思います。また今年も活躍できるように1戦1戦頑張っていきたいです」と、ここで満足せずさらなる飛躍を果たしたいと語った。
各賞受賞者のコメントは次の通り。
▼Minerva優秀選手賞Nao(AXGYM)「Minerva優秀選手賞に選んでくださりありがとうございます。このような素敵な賞を受賞できて本当に嬉しいです。今後はどの試合もベルトを懸けて戦うという気持ちで挑みます。ですが、まだまだ経験が浅いので一試合一試合、挑戦するという気持ちも忘れず戦っていきたいと思います。今後も精一杯頑張るので、応援よろしくお願い致します」
▼殊勲賞・年間最高試合(vs.畠山隼人戦) 吉田凜汰朗(VERTEX)「とても光栄です。賞をいただいて嬉しい気持ちもありますが、昨年は3戦して1勝2敗でしたので、悔しい気持ちの方が大きいです。今後は世界を獲る為に1戦1戦確実に仕留めていきます。自分の試合に来ればハズレは無いなと思ってもらえる様にやるべきことに集中して強くなります。まずは2月の試合で勝ちと内容をしっかり魅せてNJKFの中量級は自分しかいないなというのを見せます。注目しといてください」
▼敢闘賞龍旺(Bombo Freely) 「沢山の選手がいる中で選んで頂き嬉しいです。チャンピオンとしては勿論、NJKFを引っ張っていける選手になります。期待していて下さい」
▼技能賞嵐(KINGgym) 「今回は技能賞に選んでくださり、有難う御座います。今年のMVPは必然的に俺になるので2024年も応援宜しくお願いします」
▼努力賞坂本直樹(道場373) 「この度は数ある選手の中から賞に選んで頂きありがとうございます。今年度は最優秀賞を狙って毎試合皆の記憶に残る試合をするので応援よろしくお願いします」
▼新人賞(東)赤平大治(VERTEX)「今回2023年のNJKF新人賞に選んで頂きありがとうございます。このような賞を貰えて更にやる気に満ち溢れてきたので今後もNJKFの試合を盛り上げていきます。今年は勝利はもちろんKOを量産出来るように頑張りたいです」
▼新人賞(西)髙木雅巳(誠至会) 「団体からこのような賞を頂いたことは素直に嬉しいです。今後の抱負として、『NJKFのチャンピオンになります」
▼年間最高試合畠山隼人(E.S.G)(vs.吉田凛汰朗戦)「このたびは名誉ある受賞ありがとうございます。倒し倒されの熱い試合が出来たのも対戦相手の吉田選手のおかけです。選手を続ける以上は見ている方に面白いと思ってもらえる様な熱い試合を心がけたいと思います」