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【K-1 KRUSH】左右田泰臣の挑戦を受ける鈴木勇人「ここで負けたら鈴木はこの程度だと思われてしまう」

2019/08/19 18:08
【K-1 KRUSH】左右田泰臣の挑戦を受ける鈴木勇人「ここで負けたら鈴木はこの程度だと思われてしまう」

鈴木はサウスポーから繰り出す伸びのある左ストレート

2019年8月31日(土)東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.104』のダブルメインイベント第2試合で、K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級タイトルマッチ3分3R・延長1Rを挑戦者・左右田泰臣(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と争う、王者・鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス)が19日(月)都内所属ジムにて公開練習を行った。


 鈴木はほぼパンチのみのミット打ちを行い、ロングリーチから繰り出す伸びのあるワンツーを中心にミットに叩き込んだ。一番の得意技である左ミドルキックはあえて封印したのかと思いきや、「いや、別にそういうわけではなく、追い込みでめちゃめちゃ蹴っていて疲労がヤバかったので休みたかっただけです」と笑う。

「追い込みは充実しています。2カ月前から追い込んでいるので、いつ試合しても大丈夫なくらいのスタンスを通しています。コンディションはかなりいい練習ができているので、試合まで気を抜かずやるだけです」と、相当気合いが入っているようだ。

 今年1月の王座決定戦でKO勝ちして第7代王座に就いた鈴木だが、その試合で眼窩底骨折を負い試合から離れていた。2016年12月にプロデビューして以来「4カ月も空いたことがないので、これだけ試合から離れるのは初めてです。もどかしさありましたね。試合がないと選手は価値が生まれないので焦りやフラストレーションが溜まったところはありました」と、待ちに待った試合だ。


 今回の対戦相手である左右田はK-1を主戦場とし、「K-1 WORLD GP第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント」では第3位になった実績を持つ。

「そのクラスに挑戦したいと前から思っていました。KRUSH王座を獲ったことによってそこに挑戦する権利があると思うので、そこに食い込んでいきたい。次の試合はある程度指標になると思うので自分自身が楽しみです。左右田選手とはK-1でやることはあるかなと思っていたけれど、KRUSHの防衛戦でやるのは想定外でした。でも自分が相手を選べる立場ではなく、与えられた相手をクリアーすることが大事。試合が組まれたということは、それくらい通用すると思われているということなので期待に応えたい」と、モチベーションはかなり高いようだ。


「K-1を雑誌で見ていた時に載っていた、雑誌の世界の人」だった左右田だが、「今は同じ土俵で戦えるようになったので、特別大きく見ていることはない。やっていける実力はあると思う。やっとこの時が来たな、って感じです」と臆するところもない。「強いなって率直に思います。でも、自分とやったらどうだろうと前から思っていました。やってみないと分かりませんが、通用すると思っているのでそれをリングで証明したい」と、自分がK-1で戦える実力を持っていることを示す一戦だという。


「今まで戦ってきた相手とは訳が違う。今までは勝って当たり前のようなスタンスでしたし、勝っても特別な感情はなかった。ここがスタートですね。もちろん挑戦ですが、自分の目指しているところは全然上です。ここで負けたら鈴木はこの程度だと思われてしまうので、自分がこれから通用するかどうかの勝負だと思っています」と、今後の自分の可能性を占う一戦だと位置づけた。

 左右田は「丈夫な体の印象がある」が、「言ってみれば自分も丈夫なんです。効かされることがないので、そういう意味ではフィジカルに関しては負けない自信があります。そこは不安じゃないですね。ただ、向こうのペースに飲まれたらやられるのでそこは気を付けたいです」と、フィジカル面には自信あり。


 さらに「どの距離で戦って来るか。距離を潰されてもその距離で戦える自信があります。どの展開になっても負けない自信はある。自分はどの距離で戦ってもいいです」と言い、「向こうはヒザ蹴りが得意ですよね。でも結局、ヒザって何で効くかって言ったらもらい方なんですよ。そこはずっと練習しているのでヒザで効かされることはないです。そこも問題はない。逆に自分がヒザを効かせる自信もあります」と、左右田の戦い方や技に対しての自信をみせた。

 そのうえで「試合を楽しむことが毎回自分のテーマなんです。やってきたものを出せれば全然自分が勝てる。試合を楽しめれば結果も後からついてきます。今までKOしたのも倒そうと思ったことはなく、気付いたら倒れていた。勝ちにこだわるとかKOにこだわるとかではなく、楽しんで自分の試合をすることがテーマ。今までとそれは変わらずです」と、今回も試合を楽しみたいと話した。

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