2024年3月20日(水・祝)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD MAX』の記者会見が、1月19日(金)都内にて行われた。
今大会は70kgの世界最強決定トーナメント、K-1vs.RISE 5対5全面対抗戦、そして3つめは王者によるタイトルマッチ、主要選手vs.外国人選手、日本人同士によるスーパーファイトの三本柱で行われる。
K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)は「今年の意気込みは、THE MATCHで負けてやってきたこと、新しいトレーナーとやってきたことの去年の僕はとりあえず仮免許合格って感じで。今年は本免許の試験だと思っています」と挨拶。
RISEとの対抗戦では『THE MATCH 2022』で敗れた前RISEバンタム級王者・鈴木真彦(フリー)との再戦を熱望し、鈴木が12月にRISE王者ではなくなっていることにも「本免試験なので。本免試験の方が大事なので」と現王者との対戦ではなく、あくまでも鈴木との再戦にこだわりたいとした。
フェザー級王者・軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)は「フェザー級統一で、その機会があると思うので出来ればと思います」と意気込み、「他団体の選手に自分の名前を出してもらっていて、その中でやるメリットがあるのはRISE王者の門口選手だと思っているので。出来るか分かりませんが、お互いのベルトを懸けて出来ればと思います」と、RISEフェザー級王者・門口佳佑(EX ARES)との王座統一戦をぶち上げる。
「負けてベルトを持っているのもアレなので、お互いそうだと思うのでそれならやりたい」と負けた方が全てを失う試合にしたいと提案。宮田充Krushプロデューサーは「これからの調整ですが、公式の場から出たことなのでK-1で話をして、場合によってはRISEと交渉に入るけれど、そこでぶつけてみます」とした。
その言葉を受けて軍司は「僕は誰もやったことがないことをやりたいと思うので、それが出来れば二団体統一になると思う。それが僕の希望である本当の統一戦だと思うのでよろしくお願いします」と強く希望した。
スーパー・フェザー級王者レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)は「(12月に)負けたけれどベルトがあるので何とか生きています。僕はどっちでもいいけれど5対5に行きたいと思っているので楽しいものを見せられれば。その後にベルトを懸けて防衛戦が出来ればいいと思うで、タイミング的には5対5かなと思っています」と、RISEとの対抗戦に名乗りをあげる。
対戦を希望するのは、以前から対戦をアピールしていた前RISEスーパーフェザー級王者チャンヒョン・リー(韓国)だ。
「常陸(飛雄馬)選手、笠原(友希)選手から名前をあげてもらっていますが、正直そこは興味なくて、ずっと言ってるようにチャンヒョン・リーとやりたい。向こうも僕も負けたし(苦笑)、ちょうどいい流れだと。僕は流れを持って来る男なので、宮田さんとカルロスさんが決めるのでチャンヒョン・リーを持って来てくれればと思います」とレオナ。
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)は会見中に、ONEから出場オファーが来てスタンバイしていた選手だったことが判明し、「オファーが来たってことはこれから交流がもてる可能性が…今までなかったことなので、いい兆しが見えたと思うのでONEの代表含めて、K-1を代表していつかぶっ飛ばしに行きたいと思っています」と言って笑いを起こす。
今大会については「国内の対抗戦には興味がないので海外の対抗戦をやろうと思います」と外国人選手との対戦を希望し、宿命のライバル・金子との4度目の対戦の可能性について聞かれると「ファンのみんなが見たいカードを実現させたいので、見たいカードがあればどんどん言って欲しい。4度目は無いと言っていましたが負けてしまったので、負けたままで終わるわけにはいかない。K-1のスーパー・バンタム級のベルトは獲りに行かないといけないので、それを実現するためにいろいろな相手を倒していって、もう1回戦いたいと思います」と、K-1のタイトルを諦めるわけにはいかないと語った。