出場が決まった(左から)和島、玖村、金子、軍司、レオナが会見に出席
2024年1月19日(金)都内にて、3月20日(水・祝)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される『K-1 WORLD MAX』の記者会見が行われた。
今大会の柱は3つ。ひとつめは「70kg世界最強決定トーナメント」の開催。K-1 WORLD MAXが14年ぶりに蘇ることで、その象徴と言える70kgで世界トーナメントを開催する。
当初8人によるワンデートーナメントを予定していたが、世界各国から強豪たちの推薦・エントリーが多く、当初の予定を2倍に拡大して16名で開催することに。3月20日に開幕戦が行われ、勝ち残った8名により7月の東京大会で決勝トーナメント(準々決勝から決勝まで1日で3試合)が行われる。また、20日の翌日に勝ち残った8選手で組み合わせ抽選を予定。
出場選手は現在選考中で、日本代表として前スーパー・ウェルター級王者の和島大海(月心会チーム侍)の出場は決定。全出場選手は2月上旬にも発表の予定だ。
カルロス菊田K-1プロデューサーは「世界のキックボクシングマーケットがMMAに席巻されて選手が減少している懸念があったが、蓋を開けてみると埋もれている選手がたくさんいることを実感しました。世界を感じていただけるトーナメントをお見せしたい」と未知の強豪を世界から招聘するとし、「このファイターを出して欲しいとのリクエストをSNSでどんどん書いていただければ」とファンの意見も取り入れたいとした。
2つめはK-1選抜5名とRISE選抜5名による「K-1vs.RISE 5対5全面対抗戦」。宮田充Krushプロデューサーは「対戦カードと選手選抜もこれからなので、ファイター自身から俺が出たいとか、ファンからもこの選手、このカードが見たいとの声を寄せていただければと思います」と、こちらもファンの意見を取り入れたいとのこと。
そして3つめは王者によるタイトルマッチ、主要選手vs.外国人選手、日本人同士によるスーパーファイト。「いいマッチメイクを作っていこうと思います」と宮田Pは意気込んだ。
会見にはK-1王者と主要ファイターも出席し、K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)は『THE MATCH 2022』で敗れた前RISEバンタム級王者・鈴木真彦(フリー)との対戦を熱望。
フェザー級王者・軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)はRISEフェザー級王者・門口佳佑(EX ARES)、スーパー・フェザー級王者レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)は、以前から対戦をアピールしていた前RISEスーパーフェザー級王者チャンヒョン・リー(韓国)との対戦をそれぞれ希望した。
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)は「僕はRISEとの対抗戦は正直興味ない。55kgはK-1最強を証明したので(鈴木真彦、志朗に勝利)、RISEの選手はいいかなと思います。仮にK-1の選手が負けたらもう一回僕が出て強さを見せれればと思います」とし、外国人選手との対戦を希望した。