MMA
インタビュー

【TOP BRIGHTS】堀口恭司推薦のチバウ「レッツゴー、五味! 次はお前だ」=1月21日(日)群馬

2024/01/19 15:01
 堀口恭司がエグゼクティブプロデューサーを務め、2024年1月21日(日)に群馬県オープンハウスアリーナ太田で旗揚げ大会を行う『TOP BRIGHTS』に向けて19日、出場選手が個別インタビューに応じた。  メインカードで、モンゴルのブレンゾリンク・バットムントと対戦するグレイゾン・チバウ(ブラジル)は、かつてUFCでハビブ・ヌルマゴメドフを最も苦しめた男として知られ、堀口恭司EPも、「チバウも元々UFCファイターで唯一、テイクダウンも取られずヌルマゴメドフ(=ハビブ・ヌルマゴメドフ)といい勝負をした選手なので。そういうとこも見てほしいです」と期待を寄せている。  試合1週間前から日本入りし、堀口からプレゼントされたという日の丸のハチマキをつけて登場したチバウは、「日本に来られてすごく幸せだ。自分はサムライの生き様が好きだし、日本に来て、サムライパワーをすごく感じている」と冒頭で語った。  バットムントとの試合を「お互いストライカーなので、打撃でも戦えたら嬉しいし、相手がどうきても準備万端。KOなり一本なりでフィニッシュする」とフィニッシュ勝利を予告。  その上で、「ビッグ・パフォーマンスをして、日本のファンを喜ばせたいと思っている。“チバウが相手を下がらせた、またやった、まただ!”という感じで、最初からプレッシャーをかけていきたい。あと、もうひとつ言わせてくれ! レッツゴー、五味! 君が次だ。待っているよ」と、五味隆典との対戦をアピールした。 [nextpage] チバウ「キヨジがこの機会を用意してくれたから、今回の試合にすべてを賭ける」 ーー素敵なハチマキですね 「うん、気に入ってます」 ーーどこで買ったのですか? 「キヨジがプレゼントでくれたんです!」 ーーそれでつけてきてくれたのですか? 「日本の文化が大好きなので、これをつけることによって士気が上がります」 ーーTOP BRIGHTSのオファーを受けて最初はどう思いましたか。 「すごく嬉しい。素晴らしい団体でもありますし、素晴らしいアリーナ(オープンハウスアリーナ太田)だと聞いているので、楽しみにしています、オファーをくれて堀口には感謝してる」 ーー試合に向けての意気込みを。 「良い試合をしたい。日本に来られてすごく幸せなんです。自分はサムライの生き様が好きだし、日本に来て、サムライパワーをすごく感じています!」 ーー対戦相手のブレンゾリンク・バットムントの印象を。 「強い選手であるという印象もありますし、お互いストライカーなので、打撃でも戦えたら嬉しいし、相手がどうきても準備万端です。KOなり一本なりでフィニッシュします」 ーー考えている試合展開は? 「ビッグ・パフォーマンスをして、日本のファンを喜ばせたいと思っています。“チバウが相手を下がらせた、またやった、まただ!”という感じで、最初からプレッシャーをかけていきたい。(これで終わりだと思って)もうひとつ言わせて! レッツゴー、五味! 君が次だ。待っているよ」 ーーどうして五味選手を? 「お互いすごい強いし、いいコンビネーションも持っていて、いい試合ができると思うからさ」 ーーちょっと早めに来日したと思います。日本では堀口選手と練習しましたか? あるいはどんな調整をしましたか? 「やっぱり米国のATTと時差が大きくて、ジェットラグがあるから、1週間前に来ることでコンディションが完璧な状態で臨めます。そのほうがいい試合にできる。自分はすべての試合で1週間前から入って調整したり減量のために、いつもそうしています」 ーー日本のTOP BRIGHTSで戦うことで、今後のキャリアにどう繋げたいですか? 先ほどは五味選手と戦いたいということでしたが。 「良い質問ですね。キヨジがこの機会を用意してくれたから、今回の試合にすべてを賭けて毎日トレーニングしてきたので、とりあえず目の前の試合に集中したいと思います」 ーー最後にファンに向けてメッセージを。 「日本のファンの皆さん、こうしてここに来られて嬉しいです大きなパフォーマンスをするので楽しみにしていてください」 堀口「チバウは寝技が強くてこの身体。一発当たれば終わり」  チバウは、2003年7月の『DEEP 11th IMPACT in OSAKA』での光岡映二戦以来の日本マット参戦。そのときは6連勝中だったチバウが、テイクダウンで優勢に立つも、肩の脱臼のアクシデントにより、2R TKO負けで初黒星を喫している。  2018年6月にUFCを離れたチバウは、ゴールデンボーイ・プロモーションズのMMAでエフレイン・エスクデロ、ウィル・ブルックスに勝利し、PFLではローリー・マクドナルドと接戦の末にスプリット判定勝ちを得るも、現在はPFL2連敗後、ロシアRCFCで2連敗でMMA4連敗中。日本で復活なるか。  当初、キム・ハンスル(韓国)がチバウと対戦予定も、キムが練習中の負傷で欠場。バットムントは代替選手として緊急出場を決めた。MMA15勝12敗1分で38歳。MGLから2015年にONE Championshipにも出場し、Road FC、WLF、Kunlun Fightで勝利。韓国では後のONE王者オク・レユンと1勝1敗のリザルトも持つ。  2019年1月のGRACHANで植田豊に判定負けし、一時はMMA5連敗と苦しんだが、2020年にMAX FC でのキック戦で2勝1敗と勝ち越しすると、2021年3月からDouble GでMMAに復帰し、6戦4勝2敗。ONEでアギラン・ターニに一本勝ちしているジン・テホを相手に組みで真っ向勝負し、判定負けながらグラップリングの強さと立ち技でも懐の深さを見せている。  2022年8月にパク・ミンジュンに判定勝ちし、2023年2月の『GRACHAN 59×BRAVE FIGHT 27』では山田哲也に、1R TKO勝ち。その後、『AFC 25』でかつてREALに参戦していたホドリゴ・カポラルにボディキックで2R KO勝ちで3連勝をマーク。  2023年12月の前戦『MFP 242』では、アイヴァン・ズナメンスキーに判定負けしているため、日本で再起を図る。  チバウについて、堀口は「寝技が強い選手。身体を見てもらえれば分かる通り、ムキムキで抑え込みがめちゃめちゃ強い。極めもあるし、この身体なので一発当たれば終わり。見ていてすごく面白い選手」とコメント。  また、代替選手としてのバットムンクの抜擢について山田義則CEOは、「ROAD FCからすごい押しがありました。『怪力で勝てるのはこの選手しかいないんじゃないの』と」と、今回の選手派遣など協力関係にあるROAD FCからの推薦であったことを明かしている。
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