(C)ONE Championship
2024年1月28日(日)東京・有明アリーナで開催される『ONE 165』出場が期待されていた元ONEキックボクシング世界バンタム級王者の秋元皓貴が15日、日本大会参戦に至らなかったことを報告した。
当初、現ONEバンタム級ムエタイおよびキックボクシング世界王者のジョナサン・ハガティーとの対戦が、日本大会で候補に挙がっていた秋元だが、ハガティーの負傷により、バンタム級キック王座戦は消滅。その後、特別ルールやミックスルールでのオファーもあったという。
秋元は自身のSNSに、「今回の日本大会ですが、最初にハガティーとのタイトルマッチのオファーがありましたが、ハガティーに怪我があり日本大会には間に合わないとの事で契約には至りませんでした。
その後ジョン・リネカーとのスペシャルルールやミックスルールでの話もありましたが、キックボクシングでの試合をしたいと言う思いが強く、ONEと相談していました。最終的にキックボクシングルールでの話もありましたが、今大会出場が叶いませんでした。
プロのキックボクサーとして自分の信念は曲げられないし、しっかりと準備をして対策をして試合に出場するというのが自分の考えです。それには試合までにしっかりした期間が必要だと思います。いつでも誰とでもどんなルールでも戦うってのはすごいと思うけど、それは自分の思うプロの仕事ではないです」と記し、キックボクシングルールで戦うことへのこだわりがあったこと、キックの試合でも直前のオファーでは納得のいく試合が出来ないなどの理由から、参戦を見送ったことを明かしている。
2022年11月のペッタノン戦でのスプリット判定負けを最後に1年以上試合から遠ざかっている秋元だが、拠点としていたシンガポールのビザの更新が厳しくなり、イヴォルブジムにいた外国人選手たちが帰国。シンガポールでのチームは解散となっていた。
シンガポールから一旦帰国した秋元は、東京・足立区のキックボクシングジム「パワーオブドリーム」等でも出稽古を重ねてきたが、ONE世界王座奪還を目指し、「再び海外の地でトレーニングする」ことを追記している。
「今、新しい拠点で毎日いいトレーニングが出来ています。さらに進化した姿をファンのみなさんに早く見せれる事を願っています。楽しみに待っていて下さい!」という秋元の今後に注目だ。