記者会見でも公開ミット打ちで鋭いミドルキックを披露したスーパーレック
2024年1月28日(日)東京・有明アリーナ『ONE 165』の記者会見が11日(木)都内にて行われ、K-1三階級制覇・武尊(team VASILEUS)の挑戦を受けるONEフライ級キックボクシング世界王者スーパーレック・キャットムーカオ(タイ)が緊急来日した。
日本のジムでトレーニングを行うスーパーレックの動画がABEMA格闘【公式】YouTubeチャンネルにて公開。ジムに雅駿介が訪れた。
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雅は、元ムエタイ三冠王で現在は総合格闘家。ジムではすでにスーパーレックが練習をしており、スーパーレックのミット打ちの様子を見た雅は、「動きが美しい」と声をあげると、「体感できない蹴りの強さやリズム、本数を蹴ってくると思うので、かいくぐるのが大変だと思うけど、武尊選手の距離に入れればチャンスもある」と試合展開を分析。
「(ムエタイの)ラジャダムナンやルンピニーの王者の中でも特別な存在。武尊選手にとっても未知の相手」とスーパーレック選手を評価する。
練習を終えたスーパーレックに雅が今の心境を聞くと、「ロッタンの代わりに俺が武尊と戦えると聞いた時は本当に嬉しかったんだ。武尊はとても強いし、日本のスーパースターだよね。日本で戦えることを光栄に思っている。絶対防衛するよ」と武尊を評価した上で、日本で試合ができることへの喜びを語った。また、試合展開については、「試合を盛り上げたいね。キックボクシングルールだから首相撲や肘はないけど、ルールを学んでポイントになる技を用意している」と、対策も万全の様子。
そんなスーパーレックの意気込みを聞き、雅は「ONEは世界のキックボクシングの中心。そこに武尊選手が入って主役になれるかという試合だと思う。そこでラスボスのスーパーレックが一発目で出てきた。主人公vs.主人公の戦いだと思うので凄く楽しみです」とトップレベル同士の試合に胸を躍らせる。
続いて、雅はミットを両手に持ち、スーパーレックの打撃を体感することに。軽くミット打ちを始めるとジム内には重たい音が響き渡る。何本かスーパーレックの打撃を受けて、雅は「バットで殴られるとか(表現することは)あると思うんですけど、戦車が突っ込んできてるくらい重いです」と形容すると、「特に右の蹴りがスーパーレック選手の武器。体感してみたけど、試合だったら一発ももらいたくないですね」と、
スーパーレックの蹴りの威力を説明すると、「ブレないんで何発でも蹴られる。何回も蹴られるのに全弾強い蹴りがくる。膝とかもミットで受けているのに体に響いちゃって。ずっと受けられないですね」と、驚いた様子を伝えた。