約7年ぶりのタイトル獲得へ向けて燃える大雅(C)RISE
2024年1月14日(日)東京・後楽園ホール『RISE 175』にて、RISEスーパーフェザー級タイトルマッチ3分5R無制限延長Rで王者チャンヒョン・リー(韓国/RAON GYM)に挑戦する大雅(TRY HARD GYM)のインタビューが主催者を通じて届いた。
大雅は2012年1月に16歳でプロデビューし、2014年8月にKrushスーパー・バンタム級王座を奪取。2016年にはK-1 WORLD GP -60kg日本代表決定トーナメントで優勝し、翌2017年2月にはK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座を奪取した。タイトルマッチは2017年2月以来、約7年ぶりとなる。
必ずチャンピオンになってその続きを見せていく
――試合まで3週間となりましたが体の仕上がり具合はどうですか?
「いつ試合をしても良いという自信があるので早く試合をしたいです」
――クリスマスにチキンやケーキは食べましたか?
「チキンは毎日食べているんですけど。(笑) 試合前なので試合が終わってからゆっくりします」
――世の中の人が食べているチキンとは別のチキンですね。
「脂の少ないチキンです。(笑)」
――大雅選手の2023年はどういう1年でしたか?
「2023年で自分の人生が変わったというか良い方向に変わってきていて、縦隔気種になって試合ができなかったこともありましたけど、今考えてみたらそれがすごい意味があったと思っています。そこからフランスで試合をして、次のランキング戦も勝ってタイトルマッチまで来れたので良い一年になりました」
――TRY HARD GYMの選手たちが絶好調じゃないですか。先日行われた(RUF presents RISE WORLD SERIES Final Round)両国大会でも、田丸選手や宮﨑選手が良い勝ち方をしましたけど刺激は受けましたか?
「刺激をもらえたというのと、みんなでやっていることが間違いではないということを見せてもらえたので、僕も年始からTRY HARD GYMの強さを見せていきます」
――今TRY HARD GYMが絶好調な要因はどの様に分析されていますか?
「今年に入ってからジムが大きくなって、新しいトレーナーも3人増えて、1年かけてみんなでチームワークを組んでここまで作れました。本当にトレーナーにはすごい感謝しています」
――では大雅選手もそのトレーナーの方々と相性バッチリで調整しているわけですね。
「休みとか関係なく勝たせようという気持ちで練習を見てくれているので、タイトルマッチはみんなでかましにいきます」
――現時点でチャンヒョン・リー選手の対策はばっちりですか?
「そこまで細かく見ていないですけど、大体のパターンは分かっているのでどんな展開になるかは想定しています」
――短期決戦と長期決戦ではどちらになりそうですか?
「どっちも考えていて、最初のラウンドでいいのが入ったら倒れる可能性もあるし、ドロドロの5ラウンドの試合をしても負けないので、自信を持って試合に臨みます」
――過去の試合を見るとチャンピオンのチャンヒョン・リーは長期決戦に強く、尻上がりにピッチをあげてくる印象がありますが、その辺はどう考えていますか?
「チャンヒョンもスピードとか落ちる時は落ちていて、みんなペース配分を分かっていなくて、失速しているところでやられているので、自分はそうならない自信があるのでそこが違いますね」
――8月の秀樹戦も含めてチャンヒョン選手はサウスポーが苦手な説があります。
「苦手だと思います」
――大雅選手もサウスポーですが、その苦手な部分を突いていく考えはありますか?
「もちろん僕もサウスポーなので、サウスポーの良さを使いつつ試合を進めていきます」
――延長の6ラウンド以降になったら大雅選手にとっても未知の領域になりますか?
「でも僕1日で9ラウンド試合をした事があるので、そこら辺は全然大丈夫です」
――その9ラウンドはトーナメントだと思いますが、心境的にはどんな感じですか?
「トーナメントの方は1回試合が終わるので、それを3回しないといけないのでそっちの方がきついです」
――今回のタイトルマッチで延長ラウンドになっても乗り切る覚悟があるわけですね。
「どんな展開になっても絶対勝つって決めています」
――大雅選手の戴冠に期待しているファンの方々にはどんなところに注目してほしいですか?
「一時期負けが続いていた時もありましたが今が1番強いので、それを試合で証明して盛り上がる試合をするのでぜひ会場まで見にきてください」
――今回のタイトルマッチでタイトルを奪取したら、どんな1年にしたいですか?
「チャンピオンになったら色々言えるので、そこから僕が何を言い出すか分からないですけどガンガン突っ走ります」
――TRY HARD GYMや周りの仲間からはどんな風に檄を入れられていますか?
「『絶対いけますよ!』っていう風に言われています。タイトルマッチだからっていう風にはあまり考えていないです。負ける気がしないので」
――最後に今回のタイトルマッチ挑戦にかけるメッセージをお願いします。
「ずっと勝てない時期もあってようやくチャンピオンに挑戦できるところまで来ました。必ずチャンピオンになってその続きを見せていくので、今後の自分に注目してください」