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【Krush】KNOCK OUT王者・乙津陸が参戦、大久保琉唯を破った齊藤龍之介と激突「Krushトップを狙う」(乙津)「美味しい相手」(斎藤)

2024/01/10 20:01
【Krush】KNOCK OUT王者・乙津陸が参戦、大久保琉唯を破った齊藤龍之介と激突「Krushトップを狙う」(乙津)「美味しい相手」(斎藤)

KNOCK OUTから現王者の乙津が参戦、ホープの斎藤が迎え撃つ

 2024年2月24日(土)東京・後楽園ホール『Krush.158』の第2弾対戦カード発表記者会見が、1月10日(水)都内にて行われた。

 バンタム級3分3R延長1Rで、齊藤龍之介(ドージョー☆シャカリキ)vs.第2代KNOCK OUT-REDバンタム級王者・乙津陸(クロスポイント大泉)の対戦が決定。


 齊藤は5歳でキックボクシングを始め、数々のアマチュア大会で優秀な成績を収めると、高校在学中にプロデビュー。2021年のK-1甲子園では東日本予選と全日本の決勝で大久保琉唯と対戦し、いずれも惜敗したが、2023年6月のK-1で延長戦の末に大久保にリベンジを果たした。9月には白幡裕星との対戦が組まれていたが練習中に右4趾中足骨頭頚部を骨折、全治6週間と診断されたため欠場している。プロ戦績は6勝(2KO)1敗。


 乙津は2021年10月にプロデビュー。2022年6月には新宿FACE大会のメインイベントを務め、NJKFフライ級1位の谷津晴之を試合終了直前にKOしてみせ、10月には酒井柚樹と大熱戦を展開。12月には第2代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座決定戦に臨んだが、心直に判定で敗れてプロ初黒星。2023年4月大会で再起戦を行い、優心に完勝を収めると6月にはバンタム級に階級を上げてMASA BRAVELYをKO撃破。8月のKNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦では心直にリベンジして初戴冠を果たした。11月には初のオープンフィンガーグローブマッチに挑んだがサンチャイに惜敗。戦績は9勝(4KO)2敗。

 KNOCK OUTからの参戦となった乙津は「初参戦ということなので、今年一発目でもありますし、かましていこうと思います」と意気込み、迎え撃つ斎藤は「まずは他団体の王者と試合を組んでいただきありがとうございます。この試合は自分にとってはメリットしかないので、しっかりここで勝って次につなげられればと思います」と他団体王者を撃破する気十分。

 互いの印象は、「高身長でアグレッシブでいい選手だと思いました」(乙津)、「KNOCK OUTのRESルール(ヒジ打ち・つかみあり)の王者ですが、首相撲とかヒジよりも打撃が強い選手だと思うのでKrush向きの選手だと思います」(斎藤)というもの。

 KNOCK OUTの王者として乗り込む気持ちを聞かれた乙津は「KNOCK OUTがナメられているところがあるので、汚名返上じゃないけれどここで勝ってKrushトップを狙って行こうかなと思っています」とする。

 12月大会では同じKNOCK OUTから参戦した大谷翔司が元Krush王者の大沢文也を破り、9月のKNOCK OUTのリングでは栗秋祥梧が元Krush王者の玖村修平を初回KOするなどの活躍をしており、いささかもナメられてはいないようだが「それは、同階級の心直が2回連続KO負けして『KNOCK OUT王者はこんなもんか』というのをコメント欄で見たので、本当の王者は俺なのでそこをしっかり証明していこうと思います」と、自分と1勝1敗の心直がK-1とKrushで2度KO負けしたことを指すのだという。

「(心直が)KNOCK OUT王者と紹介されていたので、俺が王者だということをKrushに教えに来ました」という乙津。

 斎藤は「他団体の唯という選手ではなく王者なので。いきなり他団体の王者と戦えて、乙津選手は心直選手にもタイトルマッチで勝っている選手なので普通に美味しい」とする。

「乙津選手は自分がアマチュアの頃から知っている選手で、自分が出場したK-1甲子園のトーナメントにも同じ階級で出ていたと思うので。意識はしていませんでしたが知ってはいました」と、K-1甲子園で同じトーナメントに出ていたという過去も明かした。

 乙津はKrushバンタム級について「KNOCK OUTから出ている人がいるので意識はしていました。Krushのバンタム級はちょっとアツいので意識はしていましたね」と言い、「他の選手を見ると倒せない選手がいるので、俺が一発ココで倒せるバンタム級を見せて行こうかなって感じです。何で倒すかは決まっていませんが、もちろんKOを狙って行こうと思います」と、KOを狙っていくと宣言。

 斎藤については「長所は手足が長くて蹴り技が得意なのかなと見ていて思います。自分が勝っているところはパワーであったりフィジカルであったり、身長では負けていますけれど筋力とかでは絶対に俺の方が勝っているなという感じです」とした。

 これに斎藤は「試合の展開は詳しくは言えないですけれど、自分は遠い距離が得意で乙津選手は近い距離でパンチで戦うのが得意だと思いますが、全然違い距離で戦っても自分が勝てると思っています」とパンチでも負けないとし、「相手の警戒するところは特に…パンチは気を付けようかなと思っていて。自分の長所は前回も言ったんですが蹴りなので、パンチで入ってこれないような蹴りをバンバン蹴っていって完封という形で。自分の戦績を見てもらえるとKOが少ないので、やっぱりKOに変更で(笑)。KO出来ればなんでもいいです」と、得意の蹴りで乙津のパンチを封じて最後はKOすると言い放った。

 また、乙津は継続参戦について「呼ばれれば全然参戦しますし、むしろしたいくらいです。この先は池田幸司選手ですね。王者なので。そこを狙っていきたいと思います」と、心直をKOしているKrushバンタム級王者・池田幸司を標的として名をあげた。

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