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【RWS】伊藤紗弥、重森陽太、レンタ、馬渡亮太、MIKE JOE、永澤サムエル聖光がRWSの精鋭たちを迎え撃つ

2024/01/09 17:01

▼RWSライト級 3分3R
ラムナムムーンレック・オーアチャリア(タイ)
レンタ・ウォーワンチャイ(=松井蓮汰/ウォーワンチャイプロモーション)


 レンタは石井一成と同門で、中学生時代から石井と共にタイで練習・試合を重ねて2015年にタイでプロデビュー。これまでにWMCインターコンチネンタル・ライト級王座、WPMFインターナショナル同級王座を獲得した。2022年9月にはベテランの健太に勝利、2023年4月には羅向とダブルノックダウンとなる激戦を制して「ROAD TO ONE ムエタイ ライト級トーナメント」で優勝。7月にはRWSのライト級リーグ戦Bグループ最終試合でラムナムムーンレックに判定で敗れファイナル4への進出はならなかった。11月の羅向との再戦でも勝利してBOMライト級王座に就いている。


 ラムナムムーンレックは7歳でムエタイを始めた。2019年9月にS-1スーパーフェザー級王座を獲得し、2022年にはWMC世界ライト級王座も獲得。さらに2022・2023年にラジャダムナン・ワールドシリーズ(RWS)ライト級リーグ戦で2年連続優勝した。2021年にはタイのスポーツ局が選定するファイター・オブ・ザ・イヤー(MVP)にも選ばれている。2023年2月に初来日し、笠原弘希とシュートボクシングルールで対戦。延長3回の大接戦となったが最後はバックドロップで笠原がシュートポイントを奪い勝利した。


 日本での再戦を迎えることになったレンタは「去年のリーグ戦で戦って負けてしまったが倒してリベンジしたい」とKOでのリベンジを誓い、「一度戦っているので全ての面において高い技術で凄く上手いことは分かっています。負けてしまっていますが勝てないなっていう印象はなくて、行けると自信につながった戦いだったので、自分が持っている以上の力を出して最初からガンガン倒しに行こうと思っています」と話した。

▼RWS 128ポンド(58.08kg)契約 3分3R
カムバック・T.Kユッタナ(タイ)
馬渡亮太(治政館)


 馬渡はジャパンキックボクシング協会のエースで長身から繰り出すしなやかなミドルキック、切るだけでなく倒すヒジ、首相撲からのヒザと、ジャパンキック屈指のテクニックを有する。2020年8月4日の旗揚げ戦でジャパンキックバンタム級初代王座に就く。2021年1月大会ではWMOインターナショナル・スーパーバンタム級王座決定戦で勝利。2023年4月の「ROAD TO ONE ムエタイ フェザー級トーナメント」では決勝へ進出するも士門・PKセンチャイに惜敗。6月にはタイ・ランシットスタジアムのメインイベントに出場し、判定勝ちで再起を飾ったが、10月のビン・リアムタナワット戦でTKO負け。戦績を28勝(14KO)9敗2分とした。


 カムバックについて中川代表は「当初は現ラジャ王者チャイラーを招聘しようと思っていたんですが、12月のラジャ生誕祭でカムバックがチャイラーにハイキックでKO勝ちしました。いま最も強い選手とどうかと打診したところ、馬渡選手がぜひやらせてください、と受けてくれました」と、現王者をKOしているさらに強い相手を用意したと説明。カムバックはK-1とONEで活躍するコンペットと2023年10月に引き分けてもいる。


 馬渡は「豪華なカードが勢揃いの中にいられるのを光栄に思っています。2月はアツい試合をして、必ず自分のムエタイスキルを全て出し切って倒して勝ちます」と意気込み、「12月の当初対戦が決まっていたチャイラーとの試合を拝見して、2Rでハイキックで失神させて倒しているのを見ました。ガツガツ行く攻撃的な選手、RWSで見る限りは面白い選手だと思いました。バチバチやり合って全部出し切って倒したいと思います」と真っ向勝負を宣言した。

▼RWSミドル級 3分3R
ペッチマイ・シアダムムーパラーラジャムダン(タイ)
MIKE JOE(フィリピン/BATTLE FIELD/TEAM J.S.A)


 JOEはアマチュアボクシングからキックボクシングに転向し、MMAにも挑戦した184cmの長身選手。2020年8月のKrush、2021年3月のK-1で共に勝利を収めている。2021年12月のBOMでクリスチャン・ジョセフを5Rに左ボディでKOし、第4代Bigbangスーパー・ウェルター級王座に続きWMCインターコンチネンタル・ミドル級王座を獲得すると、2022年9月には喜多村誠をTKOに破りWPMFインターナショナル・ミドル級王座も獲得して三冠王となった。2023年4月にはBOMミドル級王者決定戦に臨んだが、ヨックペットに判定負け。6月の「K-1 WORLD GP初代ミドル級王座決定トーナメント」では1回戦で優勝候補のムスタファ・ハイダを苦しめたが判定2-0で敗れた。


 中川代表は「ペッチマイはミドル級で一番強い。ラジャのベルトに最も近い選手」と評する。


 JOEは「ミドル級でいいカードを組んでいただきありがとうございます。絶対やります。絶対やり抜いて倒してさらに上に行きます」と意気込み、「自分は前からムエカオ(首相撲からのヒザを得意とするタイプ)の選手と聞いていましたが、見たのは今日が初めてです。それに対抗するためにいろいろトレーニングを積んでいる最中です。どういう試合をするかは決めているので、当日楽しみにしてください」と予告した。

▼RWS 63kg契約 3分3R
イサンヌア・チョーパンセン(タイ)
永澤サムエル聖光(ビクトリージム)


 永澤は新日本キックボクシング協会で日本ライト級1位まで昇りつめ、トップランカーとして活躍。ジャパンキック旗揚げ後は2020年1月大会で興之介を右フックでマットに沈めて第2代ライト級王座に就き、9月にはNJKFで鈴木翔也からダウンを奪っての判定勝ちでWBCムエタイ日本統一バンタム級王座も獲得。2022年7月にWMOインターナショナル王座決定戦をコンデートと争い、判定勝ちで三冠王となった。2023年11月にはボム・ピンサヤームとドローとなっている。


 イサンヌアは「true4uのメインイベンターでめちゃくちゃ強い。パンチでの倒し合いになるでしょう」(中川代表)という強豪。

 永澤は「メンバー入れていただきありがとうございます。僕は打ち合って相手を倒してナンボの選手で昔からそのスタイルでやってきたので、ムエタイはこのメンバーの中で一番できないと思いますが気持ちと殴り合いの根性で相手をKOしたい」と宣言。


 イサンヌアについては「動画でしか見てませんがガンガン首相撲で来てヒジが上手い。僕はどんな選手が来てもスタイルは変わらないので、効かせて最後にぶっ倒せればいいかなと思っています」と、相手のスタイルは関係なく倒しに行くと語った。

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