2024年2月18日(日)に開催が決まった『BreakingDown 11』のオーディション動画が、朝倉未来CEOのYouTubeチャンネルにて元旦より連日公開されている。
6日に公開された第6回では、「バンタム級ベルトトーナメント」で11月の1回戦を勝ち上がった4選手(冨澤大智、ダンチメン・あつき、井原良太郎、山川そうき)が出席。
冨澤は2019年にABEMAで放映された『格闘代理戦争 4th Season』にTEAM武尊のメンバーとして出演。番組終了後はK-1ジム総本部チームペガサスに入門し、2021年10月に『Krush-EX』でプロデビュー。渚に判定勝ちし、2022年1月の『Krush.133』でも内田竜斗に判定勝ち。
初出場となった2022年11月の『BreakingDown6』ではDEEPファイターのヒロヤと初のMMAルールで対戦して敗れたが、12月の『BreakingDown6.5』では本来のキックルールでとしぞうを圧倒して初勝利をあげた。2023年3月の『BreakingDown7.5』では空手世界王者ダンチメン・あつきとの対決を制し、5月も戸塚悠人に勝利、7月の『BreakingDown8.5』では朝倉未来がそのポテンシャルを高く評価していた虎之介も秒殺KO、8月にも竜毅をKO。11月の1回戦では虎之介をKOで返り討ちにした。また、大晦日の『RIZIN.45』に初出場を果たしたが、Krush王者の篠塚辰樹に敗れた。
冨澤は「無事1回戦勝ち上がったので準決勝・決勝でしっかり勝ってベルトを巻こうと思っています」と優勝宣言すると、「組み合わせを変えてもいいかな。試合が終わった後に絡んできたバカもいたので。なあ、井原」と、1回戦終了後にバックステージで揉め事となった井原と準決勝で戦いたいとする。
「やりたい? 俺と」と薄笑いを浮かべる井原に、冨澤は「あいつ本当に分からせてやろうかなと思って。めちゃめちゃイラついているので。笑っていられるのも今の内だからな、ボコボコにしてやるからな」と言い放つ。
その冨澤と準決勝で対戦することになっているダンチメン・あつきは2020年KWF国際大会や2020・2021年JKJO全日本選手権を2連覇している空手家。2023年2月の初出場ではゲンキにKO勝ちも2戦目の3月に冨澤大智に敗れた。その後は7月にMASAMUNEに勝利し、8月にはヨーロッパ対抗戦でジョナス・アドリアンスに快勝。1回戦ではとしぞうに延長戦の末に勝利した。
「今回バンタム級トーナメント4人、凄くいい面構えが揃ったのかなと思います。俺は7.5で唯一負けた冨澤大智選手にリベンジするためにBreakingDownでずっと戦ってきて、ここまでに3連戦してきて全て勝ってようやくここに立っています。一番アツくなれるのは11のメインで冨澤大智選手と戦えることが僕としても視聴者さんとしても一番アツくなれるのかなと思っているので、俺は決勝で冨澤さんとやれたらと思っているのでよろしくお願いします」と、あつきもトーナメントの組み合わせ変更に賛成する。
冨澤に喧嘩を売る井原は足立区出身の喧嘩自慢で、「喧嘩自慢地区対抗戦」に足立区代表として出場。『BreakingDown 10』にてメカ君にKO勝ちした。「路上に咲く天才喧嘩坊や」の異名を持つ。1回戦ではかずきんぐにKO勝ちした。
井原も「僕のための大会、僕のバンタム級のチャンピオンベルトだと思っているので、僕は別に誰が相手でもいいです。ダンチメンも冨澤も俺とやりたいと言っているので、どっちでも大丈夫です。ただ、冨澤の方が強いと僕は思っているので」と、準決勝での冨澤との対戦を希望。
ここで冨澤と井原の舌戦が始まり、井原は「お前誰だよ。お前ただのエセ格闘家じゃねえか」と挑発。一触即発となったが朝倉未来CEOが制止した。
山川は少林寺拳法を学び、インターハイの男子団体演武で連覇を達成。日本体育大学では主将を務め、4年生の時に全日本学生大会団体の部で3位となっている。『BreakingDown 4』と『BreakingDown 5』で連勝すると、『BreakingDown 6』では元アウトサイダーの高垣勇二にも勝利。『BreakingDown 7』でとしぞうにKO負け、『BreakingDown 8』で西島恭平に判定負けと連敗を喫したが、『BreakingDown 9』でブレイキングオタクリョウにKO勝ち。1回戦では秋元優也にKO勝ちしている。
「ぶっちゃけ、僕は誰でも」と山川がしたことから、朝倉未来CEOはトーナメントの組み合わせを変えることを決定。準決勝は冨澤vs.井原、あつきvs.山川という組み合わせとなった。
フェイスオフで冨澤が井原の顔を軽くたたくと、井原がビンタを返し、それに冨澤が蹴りを返して乱闘が勃発。因縁が深まった。