キックボクシング
インタビュー

【RISE】ワン・チンロンはキックボクシングのインフルエンサー「観客の皆さんに喜んでもらうことが大事な目標」

2024/01/06 21:01
 2024年1月14日(日)東京・後楽園ホール『RISE 175』にて、Super Fight! -49.5kg契約3分3R延長1Rで小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)と対戦するワン・チンロン(台湾/TKBA/PUNCHUP)がインタビューに答えた。  チンロンは167cmの長身(小林は152㎝)。2018年10月にKrushに初来日(当時の名称はワン・ジンロン)し、壽美に判定負け。2019年にはONE Championshipにも参戦している。戦績は13勝(1KO)7敗。2022年11月にプロボクシングの試合をして勝利を収め、2023年4月にKNOCK OUTでぱんちゃん璃奈と対戦。判定2-0で敗れるも前へ出続けるガッツファイトと右ストレート&前蹴りでぱんちゃんを苦しめた。 「台湾はちょっと寒いですが、日本はいかがですか。雪は降っていますか? 寒がり屋だから寒いのは苦手です」とチンロン。  約9カ月ぶりの来日に「日本で行きたい場所は後楽園ホールです。そこで戦いたいです。何よりも相手に勝つことを一番の楽しみにしております」とする。 【写真】普段はインフルエンサーもしているだけあって、Instagramにはオシャレでセクシーな写真も(C)ワン・チンロン RISEには初参戦となり、「RISEは優秀な選手が多いイメージです」とし、小林に対しては「背が小さいけれど前向きでやる気のある選手で戦う価値が高いと思いました。いろいろと勉強できると思っています」という。  小林のパンチに関しては「元々ボクシングをやっていて、ボクサーだからパンチは怖くないです。拳を交えることを楽しみにしております」と自信を見せる。「彼女のパンチが強いことはもちろん知っています。でも、それを当てさせない自信ももちろんありますよ」と、当たらなければ強打でも意味がないと言わんばかり。  15㎝という身長差から「リーチの長さが私のメリットなので、そのメリットを活かして戦うと思います」とし、「小林選手は接近戦が上手いのは知っています。私はそれに対して距離をとる戦いをするつもりです」と、小林が得意な距離にはさせずに戦うと予告した。 【写真】長い脚を存分に見せるワン・チンロン(C)ワン・チンロン 小林が「勝って当たり前の試合」と言っていることを伝え聞くと「こちらも勝つのは当然ですけれど、実力で結果を示します」と返答。「私の方がキックボクサーとしてのレベルは上回っていると思います。私の方がパンチとキックのコンビネーションが上手いと思っています」と、トータルで自分の方が上回っているとする。  また、小林が「身長が高い相手の方がやりやすい」と言っていたことを聞くと「なるほど。こちらも背の小さい相手の方がやりやすいです(笑)」と返答した。  日本でのぱんちゃん戦のあとはキックボクシングの試合はやっておらず、12月に台湾でボクシングの試合をしてドローだったという。「ボクシングとキックボクシングの二刀流で両方をやっていくつもりです」と言い、「2つの経験を組み合わせて自分だけのスタイルを作りたいです」との目標があるという。  普段はフィットネストレーナーとSNSでインフルエンサーをやっており、日本で試合をするのも「台湾にもいいキックボクサーがたくさんいるので、外国へ行く時には台湾にいい選手がいますよっていうことを伝える責任を持って試合に臨んでいます。それが私の使命だと強く思っています。そうですね、台湾キックボクシングのインフルエンサーです」と、台湾のキックボクシング界を背負って試合をするとした。  前回の来日ではダンスしながら入場し、リング上でもダンスを披露してファンからの喝采を受けたが「私のパフォーマンスを見てくれてありがとうございます。もちろん今回もパフォーマンスします。以前とは違うパフォーマンスをするので皆さんお楽しみにしていてください」とメッセージ。  今回のノンタイトル戦で小林に勝てば、タイトルマッチでの再戦が濃厚となる。しかしチンロンは「そういう未来のことも考えていますが、私は一戦一戦を大事にしています。毎試合で素晴らしい戦いを皆さんにお見せしたい。毎回最高の試合にしたいです。観客の皆さんに喜んでもらうことを大事な目標としております」と、いい試合を見せることが一番の目標だと答え、「ぜひ会場で応援していただきたいと思います。今回の試合とパフォーマンスを楽しみにしていてください」と語った。
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