2024年2月18日(日)に開催が決まった『BreakingDown 11』のオーディション動画が、朝倉未来CEOのYouTubeチャンネルにて元旦より連日公開されている。
元旦に公開された第1回では、K-1に違約金を払ってオーディションに出て来たという元K-1ファイターの野田蒼が登場。
野田は幼少期から関西のアマチュア大会で活躍し、高校1年生でK-1アマチュア全日本大会で優勝、K-1甲子園2020 -55kg王者にもなった若きテクニシャン。2021年5月のK-1横浜武道館大会で行われた「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」に参戦し、Krush王者・壬生狼一輝とスプリット判定にもつれ込む激闘を見せた。
2022年3月の再起戦では松谷桐から合計3度のダウンを奪って大差の判定勝ち。2022年7月にはKrushバンタム級タイトルに挑戦もしている。12月のK-1大阪大会では「初代K-1バンタム級王座決定トーナメント」のリザーブファイトでTKO勝ち。直近の試合は2023年10月に鬼山桃太朗にKO負けを喫した。戦績は6勝(1KO)5敗1分。
また、トーナメントの記者会見で別の選手の優勝を予想した魔裟斗に「センスがないなと思いました(笑)」と言ってのける気の強さを持つ。
野田は「冨澤とか何であんなレベルで強いぞと言われてるんやろうなって」と、Krush出身でBreakingDownでは連戦連勝の冨澤大智の活躍が気に入らない様子。
「ほんとは冨澤とやりたくて来たんですけれど、こん中やと出来そうなヤツおらんし」と冨澤と戦うために来たと言うが、冨澤はRIZIN大晦日大会を控えておりこのオーディションは欠席。朝倉未来CEOは「西島君どうですか?」と、西島恭平との対戦を薦める。
「ちょこっと見たことはあるんですけれど」と野田。西島は「僕は野田選手知っているので。前回もKrush出てましたよね」と言うと、朝倉は「西島くん的にも美味しい相手と言うか。これからプロで活躍したいって言っていて。ここで倒したら相当凄い相手だから」と、RISEかK-1のプロの舞台を目指しているという西島の踏み台として美味しい相手だとした。
西島は空手出身で2017年「全世界青少年空手道選手権大会」男子14~15歳60kg未満で優勝、『K-1カレッジ』(K-1甲子園の大学生版)では2020年に3位、2022年には準優勝を収めている。『BreakingDown 8』では山川そうきに判定勝ち、『BreakingDown 9』ではレオに判定勝ち、『BreakingDown 9.5』ではとしぞうに判定勝ちして3連勝中。
朝倉未来が「西島恭平くんはBreakingDownに出てちゃおかしいくらいのレベルですよね。スピードといい、一番強いんじゃない? 階級別にしたら。普通にRIZINとかに出ている選手の中でも打撃レベルは相当高いと思うよ」と高評価している。
野田は「じゃあ、これ瞬殺して冨澤というイメージで」と西島を瞬殺したら冨澤とやらせろと要求、朝倉も「それは出来るだろうね、瞬殺したら」と答えた。
野田は「知名度を獲りに行く。相手なんか誰でもよかったので。そのうえであんな地味なヤツが強いと言われているなら、ボコボコにしたらみんな自然と分かってくれると思うので」と豪語。
西島は「じゃあ、返り討ちにしてもうBreakingDown出れなくさせてやりましょうか。K-1甲子園で優勝したってイキってるみたいですけれど、所詮K-1甲子園ですから。過去の栄光にすがっているのもいい加減にしろよ」と、野田はBreakingDownでは通用しないと言い放った。
なお、同じ動画には元WBA世界ミニマム級暫定王者で、亀田興毅と2度対戦した(特に1度目の対戦は試合結果を巡って日本中が大騒ぎとなり、大問題に発展した)フアン・ホセ・ランダエタもオーディションにエントリーしていることが明らかとなっている。