【K-1】第7代Krushスーパー・フェザー級王者の島野浩太朗が引退、真っ向勝負でファンのハートつかむ

　K-1、Krushで活躍した島野浩太朗（菅原道場）が引退を発表。大晦日に自身のSNSにてファンに報告した。 　島野は誰が相手でも真っ向勝負を挑み、一発で相手を仕留められる強打で倒すか倒されるかの激闘を展開。ファンのハートをつかむ試合で人気を得た。 　MA日本キックボクシング連盟をホームリングに、2011年からK-1 JAPAN GROUPに参戦。強打を武器にトップ戦線で活躍し、北井智大、レオナ・ペタスらをKOし、皇治、卜部功也、卜部弘嵩、芦澤竜誠らトップファイターたちと拳を交えてきた。2018年6月に郷州征宜を破り第7代Krushスーパー・フェザー級王座に就くと、同年12月に大岩龍矢を退けて初防衛に成功。しかし、2019年3月の2度目の防衛戦で西京佑馬に敗れ、Krushのベルトを失った。他にもKrush -60kg WILDRUSH League 2014 優勝、WMAF世界スーパーフェザー級王座、第12代MA日本キックボクシング連盟スーパーフェザー級王座のタイトルを獲得。 　2022年12月3日のK-1大阪大会で、 江川優生に初回KO負けを喫した試合が最後の試合となった。生涯戦績は28勝（17KO）16敗。 　島野は「この度【引退】させて頂くこととなりました。13歳で菅原道場に入門し18年。男の生き方を学ばせていただきました。自分の父親以上に多くの時間を一緒に過ごした【菅原会長】との時間はかけがえのない財産となりました。会長と居てこそ出来た経験と感じた気持ち。全く色気の無かった自分の人生を色付けて貰えたこと。感謝の気持ちでしかありません。 　また現役生活を通じて沢山の方々との出会いやご縁をいただきました。今は言葉を伝えられない方々もおりますが、自分の中には一つも忘れることのない大切な思い出として深く心に残っています。 【写真】現役最後の試合となった江川優生戦　最後の試合はエディオンアリーナ大阪【POWER OF DREAM K-1 元フェザー級世界王者　江川優生】選手との試合。結果敗れましたが持てる力の全てを懸けてぶつかった一戦に後悔はありません。 　これからの人生も沢山の時間を通じて学んできた男の生き方。【菅原道場魂】を忘れずに【生涯挑戦】の精神で挑んで行きたいと思います。長い間支えて下さった皆様。真剣勝負をした36人のライバル。ご指導下さった先生方には感謝しきれません。本当に　ありがとうございました。今後共どうぞ　ご指導　お付き合いのほどよろしくお願い致します。 　押忍。最高でした」と引退の挨拶を自身のSNSに綴っている。