ジョン・ドッドソン「組まれることはあまり好きじゃないけど、怠けずにもっとしっかりやればよかった」
──試合後の率直な感想を。
「がっかり、ハートブレイク&悲しみ。そんな感じ」
──扇久保選手と実際に対戦してみて、試合前のイメージと違うところはありましたか。
「いえ、想像通りの選手でした。抱きついてくるだろうなとは思っていたけど、その通りに作戦を遂行していたようです。打撃で常に重いパンチでフィニッシュしようと思っていて、相手の鼻も折った、そのことで相手が打撃をやりたくなくなってそういう試合になったと思います」
──扇久保選手は戦前、「ドッドソン選手が過去に負けてきた選手と自分が同じタイプだ」と話していました。思い当たる節がありますか。
「いや。特にそういう戦略やスタイルは考えていない。組まれることはあまり好きじゃないから、そういうものに対して怠けずにもっとしっかりやればよかったとは思っています。もっと、ダメージ優先で相手の鼻を折っていたのでダメージが評価され、そんなに行く必要がなかったのかと思いました。ダメージの部分と、相手に抱きつかれるということがどう評価されているのかが分かっていなかった」
──今日の敗戦があなたの将来のプランに水を差したような形で、遠回りすることになりそうですか。
「今日の負けはそんなに自分の目標の遠回りと思っていません。負けは負けとして受け止めないと前に進めない。もっと怒りを出してもっとアグレッシブに行って“ミュータント”にならなければいけないと思っています」
──体格差があって小さいという状況が多いように思います。今回も体格差は感じましたか。
「体格差は全く感じません。なぜなら私の身長は6フィート2(188cm)だからです(笑)」
──判定の基準について言及していましたが、ユニファイドルールと比べても公平性は感じていますか。
「正直に言うと、自分は外国人で日本で日本人と試合をしているから圧倒的に勝つことが必要で、KOか一本かくすぐりか何かでしっかりフィニッシュしなくてはいけないと分かっていた、そのうえで自分が任務遂行を出来なかったので、この結果には特に何も感じていません」
──RIZINのフライ級で他に興味のある選手は?
「NOです。いません」
──試合を終えたばかりですが、今後の目標や展望があれば教えてください。
「引き続き、チャンピオンになりたいと思っています」