腸の感染症にかかっていたことを告白したアーチュレッタ
2023年12月31日(日)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.45』の第16試合 -68.0kg契約5分3Rで、朝倉海(JAPAN TOP TEAM)に2R3分20秒、TKOで敗れたフアン・アーチュレッタ(米国)が試合後インタビューに答えた。
アーチュレッタが2.8kg体重超過により、朝倉が勝った場合のみ王者に認定&公式記録、アーチュレッタが勝利の場合は無効試合(ノーコンテスト)となることが発表された「変則王座戦」。
この68kg契約試合は、単なる罰金によるキャッチウェイト戦ではなく、「試合1時間前に計量」のリカバリー制限が設けられ、さらにルールブックに則り、試合前にアーチュレッタは「判定で50パーセント減」のレッドカードが課せられた。
その中でアーチュレッタは、組み技よりも立ち技でのKO狙いを選択。2Rに朝倉の右ヒザ蹴りを受けて、TKO負けした。
試合後の会見で、アーチュレッタは今回の体重超過の理由を次のように明かした。
「腸に菌が感染してしまいました。お腹の調子が悪く熱もあって、腰痛もありました。最初はフライトで腰が痛いのかと思っていたんですが、それが治らず。腸の調子が悪くて便の状態もよくなく、そういう状況で計量を終えた後にそれも全部出したんですが、そのため体調が悪かったんです」と、腸の感染症にかかっていたことを記者からの質問で告白。
「月曜日に調子が悪くなり、ずっと寝ていたが動けず、金曜日も体調が悪く、体重を落とし始めたんですが体調が悪くて。水抜きを始めても汗が出なくなりました」と、12月25日に発症したとする。
その時点で試合をキャンセルしようと思わなかったのかと聞かれると、「自分の方から組まれた試合をキャンセルするという選択肢はなかった。私は契約書にサインしたその瞬間から、サポートしてくれるみんなやファンが期待してくれているので、必ず試合をやると決めています。観客の皆さんが働いて得たお金で、格闘技を見に来てくださる方がいる時点で試合はキャンセルしないです」と、試合を待っているファンのためにキャンセルすることは考えなかったとした。
計量をパスするために全力を尽くし、試合を成立させようと「出来る限りの努力はしたつもりです」とアーチュレッタは説明した。