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【RIZIN】斎藤裕、クレベルよりも「先に動いていて攻めるポイントを見つけ、どんどん穴をこじ開けていくことになる」「過去最高の自分で行きたい」

2023/12/29 17:12
【RIZIN】斎藤裕、クレベルよりも「先に動いていて攻めるポイントを見つけ、どんどん穴をこじ開けていくことになる」「過去最高の自分で行きたい」

ついにクレベルとの決戦を迎える斎藤

 2023年12月31日(日)『RIZIN.45』(さいたまスーパーアリーナ)に出場する全選手の個別インタビューが、29日(金)都内にて行われた。

 第15試合のRIZINフェザー級(-66.0kg)5分3Rで、クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)と対戦する斎藤裕(パラエストラ小岩)が出席。

「もういつもの試合前っていう感じ。体重もだいぶ落ちているので今はリラックスしています」と落ち着いた様子の斎藤。


 強化してきたことは「一応4月の試合が終わって、やった上でいろいろ課題や修正点が見つかったので、それをやってきました。試合の対策もやりましたけれど、4月の試合が終わってからずっと引き続きやっているような感じですね」と課題の克服や修正をしたきたとする。

 改めてクレベルの印象を聞かれると「極めて勝っている選手。自分の形を持っていて脅威の一本率、勝つ試合は極めて勝ってきた。柔術+ムエタイという、そのままですね」と評し、「試合自体は相手の選手がどう出るか始まってみないと分からない。自分が先に動いていくような感じになると思う。その中で攻めるポイントを見つけて、どんどん穴をこじ開けていくことになると思います」とした。

 一度は決まりかけて流れたカード。斎藤は「なくなった時はもうないのかなんて思っていたし、2年後に試合するイメージは沸いてなかった。2人ともいろんなストーリー、勝ち負けがあってここで出会った。自分は直接対決で決着つけれていいなと思っています」と、ここで決着をつけられることを嬉しく思うとする。


 自分が優っている部分は「スピードとか、あとは自分は苦しい状況でも試合を投げたり諦めたりはしないので、長期戦には強いかなと思っています」とし、「クレベル選手が形にハメて勝つというスタイルの選手なので、それがハマらなかった時の脆さはあるのかなと前回の金原戦でも見受けられたので、長引けば長引くほどチャンスがあるかなと見ています」と分析。

「彼の試合をずっと見ていくと、こういうパターンにハメて勝つよなというのは自分には見えて感じられた。からくりやロジカルに気づかないと。彼が勝ってきたパターンにはハマらないつもりではありますが、当日向き合ってみてどうか。3カ月のアメリカ練習で新しい武器を手にしている可能性もあり、そこに油断はないですが、当日どうかは楽しみでもあり、不安でもあります」と、クレベルのパターンにはハメさせないとする。

 クレベルがアメリカン・トップチームで練習してきたことについては「海外の練習で言うと、いろんな視点で物事を見た方がいいと思っています。アメリカに行って、試合に向けて凄くいいトレーニングやスパーリング、実践が出来るならいくのもひとつ。自分は日本で、東京に来てやっていて自分のネットワークだったり凄くいい選手と練習できる環境にあるので、特別うらやましくはないです。本人がどれだけの練習を詰めたのか、ですよね。あと、ドルが高いからいろいろ大変ですよね(笑)」と、要は本人次第だと話した。

 そして「早めに試合も決まったので過去最高の自分で行きたい。細心の注意を払いながらギリギリのところをせめぎあってやってきたつもりです。今回は特別というか、前回の平本戦もそうだけど、勝たないと先に進めないというのは格闘技の本質ではあると思う。その中でクレベルは厳しい相手。だからこれを勝ってまた自分が先に進みたい。前回もそういう気持ちでしたし、今回も前向きな気持ちで取り組んできたつもりです」と、気持ちを前へ向けていた。

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