海人と元ONEムエタイ世界王者ペットモラコットのスーパーファイトが決定
2024年2月10日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2024 act.1』の第1弾対戦カード発表記者会見が、12月22日(金)都内にて行われた。
シュートボクシング世界スーパーウェルター級王者・海人(TEAM F.O.D)との対戦が決まったのは、元ONEムエタイ世界フェザー級(-70.3kg)王者ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ)。
ペットモラコットはタイのビッグマッチ常連の超一流選手として活躍し、ルンピニースタジアムではミニフライ級王座とスーパーフェザー級王座に就いた。2015年4月には初来日し、梅野源治の挑戦を退けている。ONEではジョルジオ・ペトロシアンと2度対戦、1度目は首相撲&ヒザ蹴りを多用したペットモラコットが判定勝利を収めたが、「試合中に複数の違反であるクリンチ行為が発生した」との理由からノーコンテストとなり、7月の再戦では判定負け。
しかし、2020年2月にポンシリ・PK センチャイムエタイジムと初代ONEフェザー級ムエタイ世界王座を争い、判定勝ちで王座に就いた。2020?年7月にはヨードセングライ、9月にマグネス・アンダーソン、2022年5月にジミー・ビエノに判定2-1で3度目の防衛に成功したが、2022年9月にタワンチャイ・PKセンチャイムエタイジムに判定で敗れ王座を失った。
その後はONEを離れ、『ラジャダムナン・ワールド・シリーズ』に参戦。イラン、モロッコ、トルコなどの選手と対戦して5連勝を飾ったが、前戦となる2023年9月のタナンチャイ・シッソンピーノン戦ではスプリット判定で惜敗している。
試合はシュートボクシング・エキスパートクラス特別ルール3分3延長無制限Rの“ヒジ打ちあり”で行われることが決定。もちろん首相撲やつかみからの攻撃も無制限となる。
2024年初戦で、元ONE世界王者でありムエタイの超大物であるペットモラコットとの激突が決定した海人は「SBが僕に本気を出してくれた、覚悟を僕に預けてくれたと感謝しています。今からワクワクドキドキして楽しみで仕方がない試合になっています。ヒジ打ちありは久しぶりですが、ワクワクドキドキがどれくらい自分を強くするのか皆さんに楽しみにしていて欲しい」と、世界の強豪との対戦が決まったことが嬉しくて仕方がないといった様子。
会見にも出席したペットモラコットは「今回SBに参戦する機会を作ってくださって感謝を申し上げます。自分の仕事を果たしたいと思います。世界中の皆さん、日本の皆さんに見てもらってハッピーな気持ちで、ドキドキワクワクしてもらいたい。絶対に見ごたえのある試合をすることを誓います」と話した。
なお、同大会はU-NEXTにてLIVE配信される。