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2024年1月28日（日）に東京・有明アリーナで開催される『ONE165 Rodtang vs. Takeru』の追加カード発表会見が12月18日、都内にて行われた。
MMAフライ級で、4位の若松佑弥（TRIBE TOKYO MMA）が、同級2位のダニー・キンガッド（フィリピン）と2018年9月以来の再戦にしてリベンジマッチに、ホームの舞台で臨む。
▼ONEフライ級（※61.2kg）5分3R
ダニー・キンガッド（フィリピン）2位・15勝3敗
若松佑弥（日本／TRIBE TOKYO MMA）4位・16勝6敗
若松は、2018年9月のONEデビュー戦でキンガッドに判定負け後、2戦目のフライ級GPでデメトリアス・ジョンソン（DJ）に一本負けと、強豪に苦杯を舐めたが、以降5連勝。
2022年3月に当時の王者アドリアーノ・モラエスに挑戦し、3R 一本負けで戴冠ならず。2022年11月にウ・ソンフンにも1R TKO負けとコンディション調整に苦しんだが、2023年7月にシェ・ウェイに1R TKO勝ちで復活。現王者DJへの挑戦権を得るために、ランキング上位のキンガッドとの再戦に必勝体制で臨む。
会見冒頭で若松は、「日本大会に出られて感謝しています。キンガッド選手にリベンジしたかったのでこの機会を与えていただいて、ありがとうございます。試合当日は全力で挑んで、しっかり勝ちたいと思います。日本大会は3回目なので毎回呼んでいただいて、プラス武尊選手もいるので、すごい盛り上がる試合ができたらと思っています。しっかり“自分がいるんだぞ”というのを見せていきたい。毎回、負けられないので、今回もしっかり勝負して挑んでいきたいと思います」と意気込み。
キンガッドの印象を「世界のフライ級でトップに入る選手なので、すごく尊敬しています」と、敬意を示した。
リモートで会見に参加したキンガッドは、「日本の東京で戦えることが嬉しい。東京はデメトリアス・ジョンソン（DJ）と対戦した思い出深い場所。対戦相手のホームということで難しい試合になると思いますが、盛り上げられるように頑張ります」とコメント。
約5年4カ月ぶりの再戦に「若松選手との再戦で自分は恵まれているなと思いました。自分自身も負けないという思いで、全力で再び黒星を若松選手に付ける気持ちで行きます。いまこの試合に向けてしっかりトレーニングを積んでいます。若松選手はしっかり勝ちに来たいでしょうけど、もう一勝挙げたいと思います」と、返り討ちするとした。
若松は、ONEデビュー戦の苦い敗北を、「その時は実力がキンガッド選手が上だったと認めます。でもまだ自分は強くなっているので、ぜひそこを楽しみにしていただけたらと思います」と振り返る。
キンガッドは若松との初戦、和田竜光、仙三にも勝利している日本人キラーでもあるが、ウェルラウンダーであるがゆえに、テイクダウン＆グラップラーには苦戦を強いられることもある。しかし、その3敗は、アドリアーノ・モラエスとDJとカイラット・アクメトフという王者クラスのみ。
若松は初戦との違いを、「彼は当時から完成された（打撃も組みも）どっちも出来るファイターだったけど、あのときの自分はまだ寝技もまったく出来ないような未完成ファイターだった。いまはもう“一周”しちゃって全てこなして、プラス自分の得意だったところを出せるんで、前回みたいには寝かされないとは思います。ほんとうにMMAの中でしっかりとしたストライキングを見せられると思います」と、グラップリングで引けを取らず、MMAとしての打撃でも勝負できると、進化を語った。
日本では、同時期に大晦日のフライ級王座戦で、堀口恭司vs.神龍誠、扇久保博正vs.ジョン・ドッドソン、新井丈vs.ヒロヤ、そして練習で肌を合わせた朝倉海とフアン・アーチュレッタのバンタム級王座戦などが組まれている。
大晦日のビックマッチを意識するかと問われた若松は、「まったく無いですね」と即答。「Bellatorですか？ RIZINのフライ級として楽しんで、僕はONEで。別に対抗意識というか、自分に集中しています。見てもらえれば分かるので、自分の殺傷能力は自信を持って一番だと思っているので、比べていない。見てもらえれば分かります」と、自信をのぞかせた。
再び王座に挑むために、若松は日本で“絶対に負けられない”リベンジマッチに挑む。
