渡邉奎介が「想定通りの下がりながらの左」で39秒、KO勝ち
▼第11試合 メインイベント NEXUS KICK 3分3R スーパーフェザー級 60.0kg契約
〇渡邉奎介(HIDE'S KICK)
[1R 0分39秒 KO]
×魅乃麒(拳心會)
渡邉は、NEXUSのアマチュア育成大会「Nexus SPROUT」で経験を積み、2023年5月大会で元K-1の小久保裕気を1R TKO。続く8月大会では、新日本キックで日本フェザー級タイトルマッチ経験者の瀬川琉(稲城キックボクシング道場)とプロ2戦目で対戦。左ローを効かされるも、サウスポーから左ストレートで2度のダウンを奪う判定勝ち。NEXUS Strike upのエース的存在となるか。
対するオーソドックス構えの魅乃麒は、2023年6月のシュートボクシング後楽園大会のオープニングファイトにROAD GYM TEAM CRAZY DOG's所属で出場。57kg契約で石井拓也と対戦し、先にダウンを奪われながらも3R、逆転TKO勝ちを収めている。
1R、サウスポー構えの渡邉。先に右ローを蹴ると、魅乃麒は右ハイ。ブロックする渡邉は、ワンツーで前に出ると互いに前蹴り。
左インローを当てる渡邉は、魅乃麒の左ローをチェックし、魅乃麒の右前蹴りをかわして、左ハイでブロックする魅乃麒のバランスを崩す。
左前蹴りで前に出る渡邉に、魅乃麒は右から左を突いて圧力をかけるが、そこに下がりながら左ストレートを当てる渡邉! 左ミドルで押し戻すと、右フック、左ストレートでダウン奪取。
そのままコーナーで魅乃麒は立てず。渡邉の39秒 KO勝ちとなった。渡邉は、試合後のマイクで山田峻平代表に同級のベルト創設を直訴。
山田代表は、2024年度に「NEXUS KICK初代スーパーフェザー級王者決定トーナメント」の開催を約束した。
HIDE'S KICKのヒデ三好代表が「練習していた通りの動き。相手のインローをカットしてミドルを当てて、相手が出てきたことろに下がりながら左ストレートを狙う。当てたら詰めて右フック、左ストレートでフィニッシュ」という想定通りの動きを本番でも決めた渡邉は、スーパーフェザー級(60.0kg)のベルトを巻くことができるか。