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【Krush】王者・稲垣柊「見ているところの違いを見せる」、挑戦者・小嶋瑠久「残酷にぶっ飛ばす」=スーパー・ライト級タイトルマッチ

2023/11/24 22:11
【Krush】王者・稲垣柊「見ているところの違いを見せる」、挑戦者・小嶋瑠久「残酷にぶっ飛ばす」=スーパー・ライト級タイトルマッチ

計量をパスし、無事明日のタイトルマッチへコマを進めた王者・稲垣(左)と挑戦者・小嶋(C)K-1

 2023年11月25日(土)東京・後楽園ホール『Krush.155』の前日計量&記者会見が、24日(金)都内にて13:00より行われた。


 ダブルメインイベント第2試合(第9試合)Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者・稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン)は64.95kg、挑戦者・小嶋瑠久(ARROWS GYM)は65.0kgでそれぞれ計量をパス。

 会見で小嶋は「特に言うことはないので試合をやるだけなので残酷にぶっ飛ばします」と威勢のいいコメント、稲垣は「明日は消滅した決勝戦ではなく僕の12戦目で、僕が目指している場所の違いを、皆さんとは目指しているところが違うというところを必ずリング上で表現します」と言い放つ。


 その言葉に対して小嶋は「俺はこの試合っていうのはトーナメントから始まったと思っているので、俺の中ではトーナメントは終わってない。俺と試合してないのに、俺が試合に出られなかった結果ですけれど、俺を倒して王者になれって思う。王者は絶対に獲らせないので、本当の最終決着、あのトーナメントの一番強いヤツが決まる試合だと思っているので。とにかくこの勝負は絶対に負けたくないというか。関係ないと言っているけれど俺は終わってないので、負けてないので、しっかりこの試合でぶっ倒して俺がスーパーライト級の王者になると思っています」と返答した。

 2023年1月・4月の「第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント」で、小嶋は決勝進出を果たすもドクターストップで決勝には出られず、小嶋に敗れた塚本拓真が敗者復活で決勝に上がり稲垣が勝って王者になったという経緯がある。

 稲垣は「準決勝で勝ったけれど決勝に出られなかったってずっと言っているんですけれど、僕はあの準決勝であの形の勝ち方しか出来なかったってことで、あの日は僕の日でしたし、小島選手の日ではなかったと思っている。勝ったとは言っていますがダメージを負って勝ったので僕の日だったと思います。だからそこは区切って今回は僕の防衛戦として必ず勝ち切ります」と、トーナメントの続きでも何でもないと主張。

 小嶋は「全部で圧倒するつもり。僕が勝つので」、稲垣は「見ているところの違いを見せます」と、互いに譲らぬ強気な発言。

 今大会は前売りでソールドアウトとなり、超満員の中で行われる。そのことについて小嶋は「満員と聞いて凄い嬉しいですね。自分がデビューしてコロナになる前までは満員の中で盛り上がっていたKrushに出ていたので、あの頃のKrushが帰って来るんだなっていうか。凄い楽しみですね。盛り上がれば盛り上がるほど俺の実力も乗っかって来るし、バイブスの部分でめちゃめちゃ強いと思います」とする。

 それに対して稲垣は「僕もそれは同じ意見で満員の会場で出来るのは嬉しいです。だからと言ってやることは変わらないし、相手が強くなるわけではないので、それ関係なく僕の実力をしっかり証明します」と、リング上でのことは変わらないとした。

 ベルトへの想いを聞かれた小嶋は「弟が亡くなって…こういうことを何回も言いたくないというか聞き飽きたと思うんですけれど、弟が持ってきたチャンスというか弟が持ってきた勝負だと思っているので、それを前回自分は試合をやり切れなかったという悔しさもあるし、ずっとこの戦いへの想い、ずっと諦めていなかったので。俺はそこの差が出ると思いますよ。相手は先を見ているかもしれないけれど、俺は目の前のこの勝負に絶対に負けたくないので、絶対に何としても勝ちます」との想いを口にする。

 ベルトは獲るよりも守る方が難しいと言われていることに、初防衛戦の稲垣は「僕の予想では明日はアウェイな試合になると思います。ストーリー的にも小島選手の方を応援している方も多いと思いますし、それも含めて全部予想して、相手の攻撃が当たって僕が効いてなくても会場が沸くと思いますし、それも含めて全部楽しんでしっかり勝ちます」と、不利な状況になっても勝つとした。

 稲垣の言う目指す場所の違いとは何か。最後にそのことを聞かれた稲垣は「目指しているところは世界最強。実力的にもそこにはなれていないと思うので、Krushの王者にはなれましたけれど、自分の目標である世界最強を目指してやっているので、それが他の選手との違いかなと思います」と答えた。

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