8月13日(火)東京・豊洲PITで「ZST.66」「SWAT!170」が開催された。
【ZST.66】
▼第8試合 メインイベント 第3代バンタム級王者決定トーナメント決勝戦 ZSTタイトルマッチルール バンタム級 5分3R○ジェイク・ムラタ(パラエストラTB/ Fighting Nexus)[判定3-0]※29-28×3×滝田J太郎(和術慧舟會/KINGCRAFT)
「ZST.66」のメインは、5月大会から始まった第3代ZSTバンタム級王者決定トーナメントの決勝戦で、ジェイク・ムラタ(パラエストラTB)と滝田J太郎(和術慧舟會/KINGCRAFT)が激突。
ともに組み技を武器とする両者。滝田はDemolition、修斗、PANCRASEなどで戦い、40戦以上のキャリアを誇る46歳のベテラン。悲願の初戴冠を狙う。対する27歳・新鋭のムラタは2018年12月の「Fighting NEXUS」初代バンタム級王者決定トーナメント準優勝。2019年5月の「ZST 65」では金井塚信之に判定勝利し、その勢いのままメインで伝統のベルトを腰に巻くか。
1R、先にダブルレッグに入るのはJ太郎。差し上げるジェイクは離れて右を振りボディロックからサバ折気味に持ち上げテイクダウン! コーナー背に立つJ太郎もダブルレッグを尻下でクラッチし、テイクダウン。亀から立つジェイクをJ太郎は得意の腹固めバックチョークを狙うが、警戒しているジェイクは足を組ませず、正対し上に。コーナーでパウンドもJ太郎もデフェンス。
2R、先にシングルレッグはJ太郎。切るムラタはダブルレッグも立つJ太郎がダブルレッグから腹固めチョーク狙いから細かいパウンドで取り返す。3Rも先にシングルレッグはJ太郎だが回したジェイク。互いに激しいバックの取り合い・防ぎ合いからジェイクが首相撲ヒザ。J太郎もアッパーを返すが首相撲を外せない。試合は判定となり29-28×3の3-0でジェイクが新王者となった。
リング上でジェイクは「17歳でパラエストラで格闘技を初めていろんな人に迷惑かけて、またパラエストラに戻って……カッコ悪い試合しかできませんがこれが自分です。チャンピオンとして格闘技を頑張ります」と涙ながらに語った。(※全試合詳報は後ほどアップ)
▼第7試合 ZSTルール フェザー級 5分2R○関 鉄矢(SONIC SQUAD/第4代ZSTフェザー級王者)[判定3-0]×浜松ヤマト(T.GRIP.TOKYO)
セミでは、フェザー級王者としての存在感を増している関鉄矢(SONIC SQUAD)が参戦し、2連勝中の浜松ヤマト(T.GRIP.TOKYO)と激突する。
前戦1月大会でPANCRASE、DEEPで活躍する鈴木琢仁を3R TKOに下した関は、2018年8月に豪州RIZE元王者カラム・ルイスにドロー判定以外は2016年11月から7勝1分と負け無し。SONIC SQUADで水垣偉弥らと練習を積み、175cmの長身を活かした打撃で鈴木戦に続く連勝なるか。
対する浜松は大塚隆史の秘蔵っ子。大塚ゆずりのギロチンチョークをここ2試合ともに極めて一本勝ちしている。ノンタイトル戦ながら、浜松が一気に王者の首を獲るか。
1R、早々にボディロックから関をテイクダウンし、マットに手を着かせ、その立ち際にギロチンチョークに入る浜松! 首を抜いた関はバック奪うとパウンド、ゴング間近には腕十字も狙う。2Rも打撃で攻勢の関がラッシュ。浜松は下がりながらの組み付きは切れら、最後は亀の状態でパウンドを受け、ゴングにセコンドの大塚に抱きかかえられるようにコーナーに。判定は3-0で関が勝利。
難敵を下した関は試合後、「試合数減ったんでバチッと決めたかったけど、浜松さんが打たれ強すぎて……。正直、ZSTのフェザー級に敵はいないと思ってるんで、こんな試合ですが、強いヤツを呼んできてもらえればもっと強くなります」と他団体の強豪との対戦を希望した。
▼第6試合 ZSTルール ライト級 5分2R○小金 翔(第3代ZSTライト級王者)[1R 2分58秒 TKO]×ヤン・ギョンミン(韓国)ロッキー・ベランケル・マナアイ・ジュニオール(Catalan Fighting System/フィリピン)
※当初、小金と対戦予定だったロッキー・ベランケル・マナアイ・ジュニオールはビザの問題で欠場。ギョンミンを右フックでコーナーに詰めた小金は右で差して払い腰狙いから小外刈に変化し、テイクダウン、バックマウントからのパウンドで仕留めた。
▼第5試合 ZSTルール フライ級 5分2R○高橋拓也(ストライプル取手)[不戦勝]×二之宮徳昭(クロスワンジム湘南)※二之宮徳昭が減量中の脱水症状により病院に搬送。対戦相手の高橋拓也は規定の契約体重をクリアしていたため、高橋拓也の「不戦勝」に。
▼第4試合 ZSTルール バンタム級 5分2R○清水俊裕(総合格闘技宇留野道場)[判定2-1]×諏訪部哲平(和術慧舟會駿河道場)※投げからバック回る諏訪部を前に落とす清水がバック奪う。スプリット判定で清水がスクランブル戦を制した。
▼第3試合 ZSTルール フェザー級 5分2R×木下尚祐(和術慧舟會GODS)[1R 0分20秒 TKO]○高須将大(ストライプル茨城)※木下の右ローに高須が右フックでダウン奪いパウンド【高須・試合後インタビュー】
▼第2試合 ZSTルール フライ級 5分2R×野沢零羽(和神会)[判定0-3]○勅使河原稜太(AACCスパイダー)※引き込みからコムロック、マルセロチン狙う野沢に勅使河原がパウンド
▼第1試合 ZSTルール ストロー級 5分2R○北野一声(SONIC SQUAD)[1R 2分34秒 TKO]×彦坂勇介(禅道会 豊橋支部)※サウスポーから左ストレート
▼ZSTルール フライ級 5分2R竿本樹生(BRAVE GYM/第4代ZSTフライ級王者)ロウェル・ソルネト・カタラン(Catalan Fighting System/フィリピン)※カタランはビザの問題で欠場。竿本の相手の調整がつかず試合中止に
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【SWAT!170】対戦カード
▼第7試合 ZSTルール バンタム級 5分2R○上田直毅(パラエストラ東京)[1R 1分54秒 チョーク]×アゴデマン(総合格闘技宇留野道場)
▼第6試合 ZSTルール フェザー級 5分2R×萩原一貴(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)[判定0-3]○原口 央(BRAVE GYM)
▼第5試合 ZSTルール 75kg以下契約 5分2R○石浦良平(リバーサルジム横浜グランドスラム)[判定3-0]×モリシマン(STYLE PLUS GYM)
▼第4試合 ZSTルール ライト級 5分2R○西尾真輔(総合格闘技宇留野道場)[1R 1分08秒 TKO]×岸野紘樹(トイカツ道場)
▼第3試合 ZSTルール バンタム級 5分2R×久保慎太郎(グラアカMMA)[1R 1分16秒 三角絞め]○金澤臣人(リバーサルジム横浜グランドスラム)
▼第2試合 SWAT!ルール バンタム級 5分2R○平田真徳(ALLIANCE)[2R 1分12秒 TKO]×西浦泰誠(パラエストラTB)
▼第1試合 GTルール 無差別級 7分1R×篠宮敏久(綱島柔術)[1R 5分20秒 ヒザ固め]○岡田剛史(TKエスペランサ)