4年前の第12回大会で準優勝だったイエロメンコ(右)が全日本王者・西村を破って初優勝 撮影/鈴木雄一郎
極真会館「第13回オープントーナメント全世界空手道選手権大会」
2023年11月19日(日)東京体育館
2023年11月17日(金)~19日(日)の3日間にわたって東京体育館にて国際空手道連盟 極真会館主催『第13回オープントーナメント全世界空手道選手権大会』が開催された。
【写真】男子決勝はイエロメンコ(左)vs.西村の組み合わせとなり、イエロメンコが延長戦で勝利
4年に一度の全世界選手権。今回は男子166名、女子50名が3日間にわたるトーナメントを行い、世界王座を争った。2日目(2回戦と3回戦)が終わった時点で、日本代表は男子が10名(ベスト32)、女子はわずか2名(ベスト8)が最終日へ。
男子は日本のツートップと目されていた2011年第10回世界大会ベスト16、2015年第11回世界大会8位、2019年第12回世界大会8位の荒田昇毅が準々決勝で敗れ、ベスト4はもう一人のトップである2022年第53回全日本大会&第54回全日本大会優勝の西村界人、ルジン・アンドレイ(I.K.O.RUSSIA)、トゥセウ・アントニオ(I.K.O.FRANCE)、イエロメンコ・アレクサンダー (I.K.O.RUSSIA)。
【写真】女子決勝は日本人対決となり、4年前の第12回大会で準優勝だった佐藤(左)が悲願の初優勝
まず西村がルジンを破り、イエロメンコがトゥセウに勝ってそれぞれが決勝へ進出。前回準優勝のイエロメンコを相手に奮闘した西村だったが、延長戦の末に判定3-0でイエロメンコが初優勝。2011年の第10回全世界選手権で優勝したタリエル・ニコラシビリ以来となるロシアに世界王座をもたらした。
女子は、最終日に残った2022年全日本王者・鵜澤菜南、2020・2021年全日本王者・佐藤七海が体格で優る海外選手たちを次々と撃破し、決勝は日本人対決に。悲願の世界王座獲得に燃える佐藤が、再延長戦の末に判定3-2の僅差で初優勝。156cm、54kgの小柄な身体で無差別級の全世界選手権を制する快挙を達成した。
■男子
優勝 イエロメンコ・アレクサンダー(I.K.O.RUSSIA)
準優勝 西村界人(I.K.O.JAPAN)
3位 ルジン・アンドレイ(I.K.O.RUSSIA)
4位 トゥセウ・アントニオ(I.K.O.FRANCE)
5位 ザガイノフ・イゴール(I.K.O.RUSSIA)
6位 コバレンコ・コンスタンティン(I.K.O.RUSSIA)
7位 エキモフ・マキシム(I.K.O.RUSSIA)
8位 フェドシーブ・アレクセイ(I.K.O.RUSSIA)
敢闘賞 岡部慎太郎(I.K.O.JAPAN)
技能賞/佐藤拓海 SATO TAKUMI(I.K.O.JAPAN)
山上大輝(I.K.O.JAPAN)
試割賞/ゴリウシキン・ダニル(I.K.O.RUSSIA=28枚)
若獅子賞/コストフ・ボゴミル KOSTOV BOGOMIL(I.K.O.BULGARIA)
■女子
優勝 佐藤七海(I.K.O.JAPAN)
準優勝 鵜沢菜南(I.K.O.JAPAN)
3位 ザベリナ・エリザベータ(I.K.O.RUSSIA)
4位 コズロワ・エカテリーナ(I.K.O.RUSSIA)
敢闘賞/カザリアン・アレクサンドラ(I.K.O.RUSSIA)
技能賞/佐藤七海(I.K.O.JAPAN)
若獅子賞/スベトロワ・エカテリーナ(I.K.O.RUSSIA)
イッサ・マリナ(I.K.O.BRAZIL)
森岡優海(I.K.O.JAPAN)
小木戸琉奈(I.K.O.JAPAN)
所 羽奈(I.K.O.JAPAN)