風間俊臣「中邑選手と組んでみて、身体の使い方が柔らかくて」
またジョシュ・バーネットの教え子でもあるシェイナも「格闘技の練習をしていて一番楽しいことは格闘技が世界共通の言語、ユニバーサル・ランゲ―ジであること。言語の壁があっても格闘技を通してコミュニケーションできることが楽しい」とコメント。
柔術やグラップリングのスキルを通して「WWEに入団して格闘技のスタイルをどうやってWWEのスタイルにはめこむかが課題だったのですが、今は自分のスタイルを見せられるよういになった。アメリカはプロレスと格闘技は別と考えるがファンが多いので、WWEのリング上で私がちゃんとした格闘技の技を見せることで、格闘技のファンをWWEの方にも誘導させたいと思います」と話した。
また囲み取材では風間が中邑に「今日中邑選手と組んでみて、身体の使い方が柔らかくて、すごいと思いました。なぜそうなったのですか?」と質問し、中邑は「ヘビー級で戦う中で力で勝負すると不利だと感じることが多々あって、テコだったり、スピードだったり、テクニックで相手をコントロールしたいと思っています」と回答する。
石黒もシェイナに「(シェイナは)体幹に強さがあってぶれない。体格が違うんですけど、それだけじゃなくてポイントポイントを掴んで動けなくすることを感じました。どうやって体格の違う相手に技術を変えているのですか?」と質問し、シェイナが「格闘技を始めた頃に男性が多くて、力ではなく技術で対応しようと思って技術を磨いたのよ」と答える場面も。
中邑は26歳でUFC参戦中の風間を「僕はアメリカに住んで8年目になるんですけど、本腰入れてWWEに挑戦したのは36歳。海外に行くことの壁を高く感じていました。でもMMAでも海外で戦う選手、海外を拠点にする選手が増えてきて、そういう人がいることで自分も出来るんだという気持ちの部分での障壁が下がってきていると思う。グイグイいってほしい」と激励。
石黒には「柔術人口は世界的に増えていますし、オーランドはブラジルが近くて、どれだけあるんだよってくらい柔術道場がある。日本も柔術人口が増えてきて。こういうかわいい女性がチャンピオンになるのは周りにいい影響があると思う。小さい子供に『かっこいい女性になりたい』と思われたり“見られる”ことも多いと思うので、そこも意識して頑張っていただけると競技の底上げになると思います」とメッセージを送った。