2023年10月29日(日)東京・後楽園ホール『RISE 172』の前日計量&記者会見が、28日(土)都内にて14:00より行われた。
セミファイナル(第11試合)の第2代RISEフライ級(-51.5kg)王座決定戦3分5R無制限延長Rで対戦する、同級1位・数島大陸(及川道場)は51.35kg、同級2位・松本天志(HAWK GYM)は51.45kgで計量をパス。
続いての会見で伊藤隆RISE代表は冒頭で「今回は立ち見が出るくらいでほぼ満員。勝つことが目的で上がるのはもちろん、何を見せられるかがプロフェッショナル。この試合はネオ神童世代というテーマで、次世代の象徴となる戦いになると思います、私の独断でメインとセミを入れ替えましたが、順番は関係なくいい試合をした方がメインだと思っています」と挨拶。
松本は「必ずベルトは獲ります。注目しておいてください」、数島は「僕は1年前に田丸選手と王座決定戦をやらせてもらって負けているので、今年は必ずベルトを獲ることだけを考えています。ネオ神童世代の一人目としてRISEを引っ張っていく存在になるので期待してください」と、それぞれタイトル獲得を誓う
数島は喋りたいことが先走ったせいか噛み噛みとなってしまったが「試合はバシッと決めます」と照れ笑い。
どんな試合を見せたいかとの質問に、松本は「僕のデビュー戦のメインが数島選手でそれから2年経って、2年あれば追いつけるんだぞって。上の人に勝っていく生き様を見てもらいたいですね」と言えば、数島は「試合に勝つことは大前提。いかに試合前に見たいカードにするか、発言ひとつひとつにしても今までの戦い方も見てもらって『おっ、この試合楽しみだ』と思わせることも出来るので、楽しみにしてもらいたい」と試合までのプロセスも含めて楽しませたいと話した。
当初はメインイベントとして発表されていたこの試合だが、セミファイナルに変更となった。そのことについて聞かれると、松本は「僕は何とも思っていなくて、プロとしていい試合を見せるだけなので。伊藤さんの言う通りいい試合を見せた方がメインだと思うのでメインになりたい」とメインよりもいい試合を見せるとし、数島も「僕は元々試合順が発表される前に門口選手が王者なのでセミやろなと思っていて。メインで発表されて変わったけれど、いい試合をした方がメインだと思うので気にしないです」と言葉を揃えた。
そして、軽量級は面白くないという偏見がまだある中でどうそのイメージを覆すかと聞かれると、松本は「僕は軽量級の中では倒せる方だと思うし、数島選手もめちゃめちゃ倒せる選手なので、軽量級離れした戦いが見せられると思うので楽しみにしてもらいたい」、数島は「2人とも倒し合いが出来ると思うので、それにプラスしてスピードがめちゃ速いと思うので、どっちが倒れるかってところを見といて欲しいですね」と、両者とも面白くなかったとは言わせない試合をすると宣言した。