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【RISE】今年もGLORYとの6vs.6対抗戦が決定=中村寛、南原健太、聖愛が迎え撃つ「完膚なきまでボッコボコにして会場を沸かせる」(中村)

2023/10/25 16:10
【RISE】今年もGLORYとの6vs.6対抗戦が決定=中村寛、南原健太、聖愛が迎え撃つ「完膚なきまでボッコボコにして会場を沸かせる」(中村)

RISEvs.GLORYのメンバーに選ばれた(左から)聖愛、中村、南原

 2023年12月16日(土)東京・両国国技館『RUF presents RISE WORLD SERIES 2023 Final Round』の記者会見が10月25日(水)都内にて行われた。

 昨年12月の両国大会でも行われたGLORYとの対抗戦「RIVALS RISE×GLORY」が、今大会でも6vs.6で行われることが決定。3カードが発表された。


 ライト級3分3R延長1Rで、RISEライト級王者・中村寛(BK GYM)がアフマド・アコーダッド(モロッコ/Brutal GYM)と対戦。


 中村は野性味あふれるファイトスタイルから、“人獣”とも評される。日本拳法仕込みのサウスポーから放たれる破壊力抜群のパンチを武器に、2021年7月には大雅からダウンを奪って判定勝ち。11月にはYA-MANに判定負けを喫したが、大激闘を演じて強烈なインパクトを残す。2022年6月の『THE MATCH 2022』ではレオナ・ペタスから番狂わせの勝利を収めた。10月のチャンヒョン・リー戦では2RにTKO負けするも、12月の再起戦で伊藤澄哉を2RでKOすると、2023年4月に直樹を判定2-0で破りRISEライト級王座を奪取した。8月はアクシデントによる肩の脱臼でアリシェル・カルメノフと無効試合になっている。戦績は14勝(11KO)5敗1無効試合。

 アコーダッドは身長184㎝(中村は164㎝)の22歳で戦績は13勝(7KO)2敗。伊藤隆RISE代表によれば「パワーのあるストレートとヒザが驚異的」だという。


 中村は「前回は不本意な形でのノーコンテストという形だったので、僕自身もファンもフラストレーションが溜まっているなと思っていて、今年中にしっかり撤回して勝ちで終わろうと僕の中で思っている。その中で文句ない相手じゃないですかね。でっかくて戦績見ても強いと言われている選手を完膚なきまでボッコボコにして会場を沸かせるので楽しみにしてください」と意気込み。


 ライトヘビー級3分3R延長1Rでは、RISEライトヘビー級王者・南原健太(極真会館)がビクター・デ・コニング(オランダ/Kickboxing fearless)と対戦。


 南原は幼少時代から極真空手を学び、小学生の時はあの那須川天心とライバル関係にあった。2022年オープントーナメント全日本体重別空手道選手権大会軽重量級優勝などの実績を持つ。2021年7月にRISEでプロデビューし、3試合連続KO勝ちを収めたが、2022年4月にカルリ・ギブレインにKO負け。その後、坂本優起にKO勝ちして再起を果たすと、今年3月にはK-1との対抗戦で愛鷹亮を1Rでマットに沈めた。「第2代RISEライトヘビー級(?90kg)王座決定トーナメント」で優勝し、8月に第2代ライトヘビー級王者に。戦績は8勝(8KO)1敗。

 コニングは身長195㎝(南原は186㎝)の20歳で戦績は7勝2敗1分。若手で急成長を遂げている選手だという。


 南原は「対抗戦に選んでいただいて関係者の皆さんありがとうございます。今までの対抗戦、僕、K-1対抗戦とSB対抗戦に選んでいただいているんですが全部KO勝ちしています。舞台が大きくなっての対抗戦になりますが、必ずやる時はやる男の南原が魅せます」と、GLORYとの対抗戦にも自信のコメント。


 -54kg契約3分3R延長1Rでは、RISE QUEENバンタム級王者・聖愛(魁塾)とRISE QUEENフライ級王者テッサ・デ・コム(オランダ/Fightteam Vlaardingen)のRISE女子王者対決が実現。


 聖愛は関西の名門・魁塾所属の女子大生ファイター。2020年2月にNJKFミネルヴァ・スーパーフライ級タイトルマッチに勝利して高校生の内にチャンピオンになるという目標を達成した。2021年2月の『ミネルヴァ』では初防衛に成功。2022年3月にはムエタイルールに挑みRINAに判定勝ちして初代WMC女子日本スーパーフライ級王者となった。2023年は「RISE QUEENバンタム級王座決定トーナメント」で神谷優良、決勝では村上悠佳にリベンジを果たして優勝し、王座に就いた。戦績は12勝(2KO)5敗2分。

 コムは身長163㎝(聖愛は164㎝)の22歳で戦績は17勝2敗1分。2022年9月にEnfusionストロー級(-52kg)王座に就き、12月に初来日して小林愛三から右フックでダウンを奪って判定勝ち。2023年1月のGLORYメキシコ大会ではジュリアナ・コスナルド(アルゼンチン)に判定で敗れたが、5月の再来日では小林との再戦で返り討ちにし、RISE王座に就いた。9月にはドイツの試合で判定勝ちしている。戦績は17勝2敗1分。


 聖愛は「凄く大きな舞台で戦えるのを楽しみにしています。RISE代表として選んでいただいたことは光栄だし、面白い試合をしたいと思います」と王者対決に意欲を燃やした。

 また、出場予定選手としてISKA世界ライトウェルター級王者・原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)、白鳥大珠(TEAM TEPPEN)、RISEウェルター級王者・中野椋太(誠至会)が発表された。階級的にこの3人が残る対抗戦3カードに出場することが有力視される。

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