NEW WARRIORSトーナメントを制し、勢いに乗る松本(C)RISE
2023年10月29日(日)東京・後楽園ホールにて、第2代RISEフライ級王座決定戦3分3R無制限延長Rを同級1位・数島大陸(及川道場)と争う同級2位・松本天志(HAWK GYM)のインタビューが主催者を通じて届いた。
松本はJAPAN CUP2021 -55kg準優勝で、2021年8月にRISEでプロデビュー。3戦目で初黒星を喫するが、2023年2月に行われた「RISE NEW WARRIORS フライ級(-51.5kg)トーナメント」で大方の予想を覆し、空龍と塚本望夢の優勝候補2人を下し下剋上を果たして優勝。7月には弾丸風太も初回KOに沈め、6連勝で今ノリにのっている19歳のホープ。8勝(4KO)1敗の戦績を持つ。
絶対一番練習してるっていう自信はある
――数島選手とのタイトルマッチが決定しましたが今の心境を教えてください。
「今の心境は楽しみなのと怖さとたくさんの感情が入り混じって早く終わりたい気持ちです」
――怖さっていうのは具体的にどういったところが怖い?
「負けた時の自分を想像しちゃって怖いです。負けないですけど」
――それはニューウォーリアーズのトーナメントやデビュー戦でも同じなんですか?
「そうですね、怖いと思うのは試合前まででリングに上がるときには怖さはそんなにないです。絶対自分の方が強いっていう自信があるので」
――数島選手に対してはどういう印象を持っていますか?
「数島選手はフライ級を作ってくれた人のトップだと思っているのでリスペクトしています。フライ級を盛り上げてくれてありがとうございますという気持ちです」
――数島選手の実力的なものはいかがでしょう?
「本当に色んな選手とやってるので、階級の上の選手ともやってますしムエタイの世界チャンピオンとかもやってますし、ダウンとかも取ってしっかり勝ってきてるのでめちゃくちゃすごいなと思ってます」
――その相手にご自身が現状で「食ってやる」って気持ちでやってると思いますが、どういった面で現状数島選手を上回っているって考えてますか?
「僕はスピードとキレではこの階級だと一番だと思っているのでそこをもっと磨いて、試合までしっかり仕上げていきます」
――ご自身のファイトスタイルと数島選手のファイトスタイルで試合は噛み合うと思いますか?
「僕も倒せる方だと思いますし、数島選手は本当に倒せる選手なので、どっちかが絶対倒れるんじゃないかな」
――同じサウスポー同士、数島選手は「神の左」を持ってますが松本選手は何で対抗しますか?
「僕は『天使の左』でやっちゃいます。
――SNSを見てたら東京、大阪と色々なところに出稽古に行かれていたようですが、理由とかきっかけってありますか?
「いや、特にないです。本当に行ってみたいなってことで行きました」
――行く場所は自分で決めて直接連絡してって感じなんですか?
「東京では奥平将太くんに頼んで、1週間たくさんいろんなところに行って練習させていただいて、大阪では自分で連絡して行きました」
――原口健飛選手のパーソナルも受けてましたがどんなことを教えて貰いましたか?
「今の自分の弱点とか、新しい技とかを教えてもらいました」
――かなりためになるパーソナルになりましたか?
「はい。自分では見つからない自分の弱点とかが見つかったので、そこを修正していきたいです」
――今回の東京と大阪、本当にいろんな所に行かれたと思いますが、誰か刺激を受けた選手とかっていましたか?
「近い階級の人と練習できたので、そこで本当にトップクラスの凄さをめちゃくちゃ感じました。やっぱり自分はまだまだだなって再認識しました」
――チャンピオンクラスの選手たちとスパーしたり練習をしてその人たちの感覚を肌で感じたと思いますけど、次の試合に活かせそうですか?
「はい、活かせると思います。本当にいろんな人の意見を聞いたりして、いろんな目線から見えたことがたくさんあったので、本当にためになりました」
――練習を今されている中で意識して取り組んでいることとか注力していることってありますか?
「誰よりも練習をするっていうのは本当に意識しています。絶対一番練習してるっていう自信はあるので、数島選手ももちろんめちゃくちゃしてると思うんですけどそれよりも絶対にしようという意識でやってます」
「今は朝ランニングとか少し筋トレだったりしてからバイトに行って、午後からはボクシング行って、夜キックボクシング行くみたいな感じです」
――それって休みなく毎日やってるんですか?
「はい。でも疲労が溜まりすぎていたら1部練にしたりとかはします」
――今回タイトルマッチになので5ラウンド制になりますけど、スタミナの部分とかそういった部分で不安はありますか?
「全くないですね」
――試合の計画としては何ラウンドでフィニッシュするイメージですか?
「それは僕のスイッチの入り次第かな」
「感覚です。いける! と思った時に入るので、そこでもう倒したいと思います」
――2月のトーナメントや直近の弾丸選手との試合もそのスイッチは入ってましたか?
「そうですね、特にトーナメントの時は入りました」
――チャンピオンになったらどんなチャンピオンになりたいとか、どういう風にこの階級を盛り上げていきたいってありますか?
「初代チャンピオンの田丸選手が本当に価値をめちゃくちゃ上げたレジェンドなので、その価値を下げるわけにはいかないので、これからも僕が上げ続けて、いつか田丸選手とやりたいと思います」
――最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
「いつも応援ありがとうございます。次戦の王座決定戦では一つの形としてファンの皆様、応援してくれる皆様に恩返しできると思っているので、必ずベルトを獲るので応援よろしくお願いします」