2023年10月21日(土)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.154』の一夜明け会見が、22日(日)都内にて行われた。
第8試合のKrushフェザー級3分3R延長1Rで、第5代Krushフェザー級王者・新美貴士(名古屋JKファクトリー)を大会ベストバウト級の激闘で判定3-0に破った稲垣澪(K-1ジム大宮チームレオン)が出席。前夜の試合を振り返った。
「打たれ強い新美選手に打ち勝てたのは自信がついたし、やってよかった点でした。新美選手は最初の30秒が凄いのは想定していました。そこで最初から真っ向勝負しようと思っていました」と、新美が強い時間であえて勝負しようと決めていたという。
「新美選手はもちろん打たれ強いし、パンチも強かったですし、想像を上回るパンチ力、ラッシュ力で最初倒されてしまったところがあります」と、新美は想像以上だったとする。
それでも勝てた要因は「追い込み期間を含めて前回の試合からやってきたことの自信、これだけやってきた、絶対に勝てると思ってやってきたので、最初から新美選手のペースで打ち合っても自分が勝てると思っていました。そこですね」と、前回の試合が終わってから取り組んできた練習の成果だとした。
ダウンの奪い合いに関しては「1Rを取ったのは分かっていたので、2Rは取られて、3Rはこのタイミングなら絶対に当たると思ってフックを打ちました。最後に当たるってのが分かった瞬間だったので当てられてよかったなと思います」と、必ず当たると思って打った左フックでダウンを奪えたと振り返る。
元王者に勝てたのは「凄く自信につながりました。タフな新美選手に打ち勝てたのは自信になっています」と自分が大きく成長できたという。
次に関しては「篠塚選手がいい試合をしていたので、K-1に出ている選手たちとやっていきたいと思っているので強い選手とやっていきたいです」とK-1に出ている選手と戦いたいと希望。
その篠塚の試合を見た感想は「ジャブがめちゃくちゃ上手かったのが凄いと思いました。ただ、やるからには倒すのでそこの取り組みだったりは、篠塚選手と出来るかは分からないけれど模索しながら倒すための練習を努力・準備は怠らずしていきたい」と、いつでも新王者となった篠塚と戦えるように備えたいとする。
「タイプが真逆だと思うので、また一からしっかり考えて、最高のシミュレーションをして勝ちにつなげる準備をしていきたいと思います」
そして「あんなアツい試合は久しぶりに見たと言っていただける試合が出来たことを嬉しく思います。新美選手に打ち勝てた自信を持って、進化した姿を見せられるように頑張ります」と意気込んだ。